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日本の世界遺産2023年の登録一覧。登録理由や写真付きで紹介

更新日:

世界遺産に選ばれると、その地域が沸き観光客もたくさん増えますが、そもそも世界遺産ってなんなのでしょう?

日本の現在登録されている世界遺産を写真付きで紹介します。

また、世界遺産について後述で詳しく説明します。

 

日本の世界遺産

現在20件の文化遺産5件の自然遺産があります。

自然遺産 屋久島(鹿児島県) 1993年度登録
白神山地(青森県.秋田県) 1993年度登録
知床(北海道) 2005年度登録
小笠原諸島(東京都) 2011年度登録
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島 2021年度登録
文化遺産 法隆寺地域の仏教建造物 1993年度登録
姫路城 1993年度登録
古都京都の文化財(京都市,宇治市,大津市) 1994年度登録
白川郷・五箇山の合掌造り集落 1995年度登録
原爆ドーム 1996年度登録
厳島神社 1996年度登録
古都奈良の文化財 1998年度登録
日光の社寺 1999年度登録
琉球王国のグスク及び関連資産群 2000年度登録
紀伊山地の霊場と参詣道 2004年度登録
石見銀山とその文化的景観 2007年度登録
平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群― 2011年度登録
富士山―信仰の対象と芸術の源泉 2013年度登録
富岡製糸場と絹産業遺産群 2014年度登録
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業 2015年度登録
ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献‐ 2016年度登録
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 2017年度登録
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 2018年度登録
百舌鳥・古市古墳群(仁徳天皇陵古墳含む) 2019年度登録
北海道・北東北の縄文遺跡群 2021年度登録

自然遺産

屋久島 (鹿児島)

屋久島(鹿児島県)が選ばれた理由は?

屋久島といえば、屋久島神社などが特に有名ですが、この鹿児島県の屋久島も世界文化遺産に認定されています。

特に屋久島の場合は自然世界文化遺産と言えば、イメージができやすいのですが、屋久島が世界文化遺産に選ばれたのはまさに歴史を感じる大自然にあります。

というのも、屋久島では縄文時代の頃から人が住んでいたとされているのですが、その自然美は今もなお失われていません。

さらに、動物の進化過程、工程などを伺えるような生物も存在するため、貴重な自然美を保有する場所として世界文化遺産に選ばれました。

特に屋久島の屋久杉などが有名です。

 

白神山地  (青森、秋田)

白神山地(青森県.秋田県)が選ばれた理由とは?

白神山地も世界文化遺産の中ではまさに大自然を理由に選ばれています。

というのも、白神山地でも生態系が特に優れていると注目され、動物での生態系、植物での生態系が今もなお昔の歴史を感じることができやすいと言われています。

白神山地では植物のブナの原生林が存在するとともに、原生林とともに暮らす天然記念物にも指定されている「クマゲラ」が生息しているほどです。

このような原生・歴史を感じるものが残っているために白神山地は世界文化遺産に選ばれました。

 

知床 (北海道)

知床(北海道)が選ばれた理由とは?

知床も美しい景色が見ることができることが人気ですが、北海道の知床が世界文化遺産に選ばれたのは「海洋生態系」が中心に選ばれています。

というのも、知床半島の海洋生態系は流氷を起点にして成長していることから世界文化遺産に選ばれました。

流氷と言えば多くの方がイメージしやすいと思いますが、流氷の中に閉じ込められた植物性のプランクトンが知床に流れ着き、そのプランクトンを目指して動物性プランクトン、これを目的として魚、いか、クジラなどが訪れることから海洋生態系が優れているとされています。

このような生態系が流氷を起点としているところが理由として選ばれました。

 

小笠原諸島 (東京)

小笠原諸島(東京都)が選ばれた理由とは?

小笠原諸島が世界文化遺産に選ばれているのも動植物の固有種の保存です。

小笠原諸島は陸続きになったことがないことでも有名ですが、この陸続きになったことがないという点がポイントです。

本来は陸続きになり、捕食者が現れるのですが、小笠原諸島ではこのようなことがありません。

そのため、小笠原諸島に昔からいた動植物の生態系は昔から引き継がれ、現在も色濃く残っています。

そのため、原生・固有種を多く発見でき、進化の過程なども見ることができることから世界文化遺産に選ばれました。

 

群奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島

オキナワウラジロガシ(徳之島)

西表島

奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が選ばれた理由とは?

奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島の4地域で構成された、世界の生物多様性ホットスポットの一つです。

日本の中でも生物多様性が高くて絶滅危惧種や固有種が多く、独特の生物相となりました。

多くの固有種や絶滅危惧種を含む独特な陸域生物の生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息・生育地域です。

 

文化遺産

法隆寺地域の仏教建造物 (奈良)

法隆寺地域の仏教建造物が選ばれた理由とは?

法隆寺地域の仏教建造物も世界文化遺産の一つに選ばれています。

法隆寺地域の仏教建造物が世界文化遺産で選ばれている理由が今もなおお手本として残っているためです。

これはどういうことかというと、法隆寺を始めとした仏教建築物は造形美はもちろんのことすべてを計算して作られています。

その美しさもすごいことで注目されているのですが、この法隆寺地域の仏教建造物が作られたのは7世紀頃とされています。

隋からこの建築技術が伝わっているのですが、今も仏教建築物のお手本として残っていることが伺えることから世界文化遺産に選ばれました。

 

姫路城 (兵庫)

姫路城が選ばれた理由とは?

姫路城も世界文化遺産に選ばれています。

姫路城が世界文化遺産に選ばれたのはやはりその美しさと歴史を感じることができる作り・造形美が大きく関係しています。

明治以前の封建制度を伺うことができるだけでなく、木造建築物にしてもかなりの規模の広さで今もなお美しさを失っていないことでも注目されています。

国宝級のお城として他に選ばれているものは復元や模擬天守が多いのですが、この姫路城はそのまま残っていることで世界文化遺産に選ばれたと言えます。

 

古都京都の文化財 (京都)

古都京都の文化財(京都市,宇治市,大津市)が選ばれた理由とは?

古都京都の文化財も世界文化遺産に選ばれています。

古都京都の文化財が世界文化遺産に選ばれている理由は庭園の美しさや、建物がしっかりとして今もなおお手本として代表していることからも選ばれました。

各時代の歴史を感じる事ができる、建物や庭園ばかりで、その素晴らしさを讃えて世界文化遺産に選ばれたとされています。

 

白川郷・五箇山の合掌造り集落 (岐阜、富山)

白川郷・五箇山の合掌造り集落が選ばれた理由とは?

白川郷・五箇山の合掌造り集落が選ばれた理由は木造建築物などの保護性が注目されているためです。

合掌造りの建築物などは急勾配な屋根などが特徴的で、この集落に住んでいた人たちの歴史を感じさせてくれます。

このような歴史が重要とされ、世界文化遺産に選ばれました。

 

原爆ドーム (広島)

原爆ドームが選ばれた理由とは?

広島にある原爆ドームは世界文化遺産に選ばれているのですが、その中でも負の世界文化遺産として選ばれています。

これはどういうことかと言うと、原爆ドームは核が落とされたことでも有名ですよね。

この核問題は日本はもちろんですが、世界でも有名で注目されています。

このような過ちを二度と侵さないためにもその光景、被害などを時代を語るとして負の世界文化遺産として選ばれました。

 

厳島神社(宮島) (広島)

厳島神社が選ばれた理由とは?

厳島神社も世界文化遺産の一つです。

厳島神社は日本の絶景としても知られていますが、海に浮かぶ構造や社殿の原型としても注目され、この美しさや歴史を物語る作りが注目され、世界文化遺産に選ばれました。

このような歴史を感じる造形構造や造形美は世界文化遺産の中でも素晴らしいと注目されています。

 

古都奈良の文化財 (奈良)

古都奈良の文化財が選ばれた理由とは?

古都奈良の文化財が選ばれたのはやはり時代の形が伺えるためです。

というのも、奈良時代の歴史を感じることができると注目され現在でも美しいと感じる方が多いです。

特にこの時代では中国や朝鮮半島と深いつながりがあり、仏教や神道という、宗教が伝わっています。

このような宗教的雰囲気も今もなお残っていて伺えることから世界文化遺産の一つとして選ばれました。

 

日光の社寺  (栃木)

日光の社寺が選ばれた理由とは?

日光の社寺が世界文化遺産に選ばれたのは大きく分けて2つの理由からとされています。

その一つが日光の建物は芸術的な美しさを伺えることや、その傑作が今もなおお手本として見られることが多いというためです。

もう一つが日光では宗教的空間・神道の思想の考えが自然と一体化した空間になっていることでも選ばれました。

 

琉球王国のグスク及び関連遺産群 (沖縄)

琉球王国のグスク及び関連資産群が選ばれた理由とは?

琉球王国の歴史は中々まだ明かされていないとされているのですが、その中でも当時アジアや中国・朝鮮半島と交流があったことがわかるため文化の発展がわかる様子として琉球王国のグスク及び関連資産群が世界文化遺産に選ばれました。

さらに、グスク跡は今もなお先祖の崇拝・祈願をする方々も多く、その時代の歴史も伺えることから選ばれています。

 

紀伊山地の霊場と参詣道(通称:熊野古道) (和歌山、奈良、三重)

紀伊山地の霊場と参詣道が選ばれた理由とは?

紀伊山地の霊場と参詣道が世界文化遺産として選ばれているのは宗教文化が今もなお感じることができるためとされています。

アジアや中国から渡来した神道・宗教などが自然と一体化し、その美しさを作っていることから選ばれました。

建造物や宗教儀礼が文化財が特に注目されています

 

石見銀山遺跡とその文化的景観 (島根)

石見銀山とその文化的景観が選ばれた理由とは?

石見銀山とその文化的景観が世界文化遺産として選ばれたのはやはり石見銀山で取れる銀が大きな理由として注目されています。

というのも、この石見銀山で取れる銀はアジアやヨーロッパと交流する際に多く使われ、経済的、交流的にも重要だったとされています。

さらに、その銀を取るため、自然と一体化して共生していた様子が今もなお残っていて素晴らしいという理由で世界文化遺産に選ばれました。

 

平泉-仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群  (岩手)

平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―が選ばれた理由とは?

平泉の浄土庭園が特に世界文化遺産に選ばれた理由として挙げられます。

平泉の浄土庭園はその庭園の造形美ももちろんですが、アジア交流の様子が今もなお伺えることでも注目されています。

仏教と共に伝来した伽藍建築もやはり世界文化遺産に選ばれた理由の一つです。

このような浄土・仏教宗教は今も宗教儀式や民族芸能として受け継がれているために世界文化遺産として選ばれました。

 

富士山-信仰の対象と芸術の源泉 (静岡、山梨)

富士山―信仰の対象と芸術の源泉が選ばれた理由とは?

富士山が世界文化遺産に選ばれたのはやはり富士山信仰が大きく関係しています。

富士山の山岳の姿はまさに美しいのですが、昔では噴火も多かったとされ、その周辺に住む人達にとっては畏敬も示されています。

さらに、富士山の姿が美しいことから芸術性のインスピレーションを受けることができるということから芸術の源泉として注目され、世界文化遺産に選ばれました。

→ 富士山はなぜ自然遺産ではなく世界文化遺産なのか?

 

富岡製糸場と絹産業遺産群(登録見込)  (群馬)

富岡製糸場と絹産業遺産群が選ばれた理由とは?

富岡製糸場と絹産業遺産群が世界文化遺産として選ばれたのはやはり生糸技術です。

フランス技術などの生糸をしっかりと取り込み、最高級品質の絹を作っていたことから世界中でも注目されていました。

この絹が世界・日本の産業経済を促した・発展させたということで注目されました。

さらに、日本特有の産業建築様式が伺えることも含め、世界文化遺産に選ばれたとされています。

 

明治日本の産業革命遺産 – (山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、岩手、静岡)

三池炭鉱

軍艦島

明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業が選ばれた理由とは?

明治日本の産業革命遺産が世界文化遺産として選ばれたのは他の国との交流がしっかりとその時の様子が伺えるためとされています。

鎖国状態にあったのですが、その鎖国状態から様々な技術・文化を伝えられ、しっかりとその技術・文化を反映させようとしたことが伺えるために選ばれています。

そのため、九州や山口などは短期間での急速的な成長が伺えるので世界文化遺産の一つとさ荒れています。

 

東京・上野にある国立西洋美術館

ル・コルビュジエの建築作品‐近代建築運動への顕著な貢献‐が選ばれた理由とは?

ル・コルビュジエと言えば、近代建築三大巨匠の一人「ル・コルビュジエ」です。

このル・コルビュジエは建築作品はもちろん傑作ばかりと言われているのですが、中々世界文化遺産として選ばれませんでした。

しかし、最近になって選ばれ近代建築のインスピレーションを促す、近代建築の発展の段階を促すということから近代建築運動に対する貢献という観点で世界文化遺産に選ばれました。

 

宗像・沖ノ島と関連遺産群

宗像大社沖津宮遙拝所

宗像大社辺津宮神門

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が選ばれた理由とは?

「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界文化遺産として選ばれたのはやはり信仰性です。

沖ノ島などは古事記や日本書紀などにも登場し、古代祭祀の場の一つとして記されています。

このような神聖な歴史ある宗教信仰の場が昔の歴史を主語るとして世界文化遺産の一つとして選ばれました。

特に沖津宮は三女神信仰が特に強いところで、信仰の発展の様子もわかることから世界でも注目されています。

 

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

大浦天主堂

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が選ばれた理由とは?

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は2018年に世界文化遺産の一つとして選ばれた、極めて最近登録された世界文化遺産です。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は名前からもニュアンスが分かると思いますが、長崎とキリシタンが大きく関係しています。

17世紀以降からキリスト教禁教が出されていたのですが、その中でも潜伏していたキリシタンたちが長い間密かに過ごしていた様子が伺えることからその時の様子が宗教的伝統として認められ、世界文化遺産の一つに加わりました。

 

百舌鳥・古市古墳群

堺市・藤井寺市・羽曳野市にまたがっている古墳群の「百舌鳥・古市古墳群」(もず・ふるいちこふんぐん)

仁徳天皇陵古墳は堺市堺区にある木々と水に囲まれた前方後円墳で、鍵穴のようなデザインが特徴的です。

この仁徳天皇陵古墳は面積が世界最大級の墳墓とされています。

また仁徳天皇陵古墳以外にも、この地で無数の古墳・墳墓が存在していました。

以前は100基を超える古墳が存在していたのですが、現在は色々な都市的発展・進展によって44基ほどとなっています。

この巨大な古墳もある様子は古墳を作ることが最盛期であったことが伺えます。

歴史などでも習ったと思いますが、この古墳の大きさなどはその埋葬された人の偉大さ、権力などを示しているとも考えられています。

 

さらに、百舌鳥古市古墳群の特徴として挙げられるのが、古墳の大きさや形だけでなく、副葬品が取り上げられる事が多いです。

副葬品は言葉からもわかるように、埋葬される人と一緒に埋葬させる品物のことを指します。

この副葬品の数や質によってもその当時の人物の偉大さなどを表しているのですが、百舌鳥古市古墳群では刀剣や甲冑などが数多く埋葬されていました。

現在もこの副葬品はまだまだ登場してくることが考えられ、考古学者たちの心をくすぐる場所ともなっています。

副葬品を形や作りなどを調べることによって古墳を作っていた当時の文化なども把握することができやすいということから、多くの方に注目されている場所でもあります。

 

北海道・北東北の縄文遺跡群

北海道・北東北の縄文遺跡群が選ばれた理由とは?

「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、北海道・岩手県・青森県・秋田県にある17の遺跡で構成された、採集・漁労・狩猟により定住した人々の生活を伝える文化遺産です。

人々が集落を形成し発展させたその変遷過程を説明することができるので、農耕以前の人類の生活と精神文化を示す物証としての普遍的価値を持っています。

 

世界遺産とは

ユネスコが1972年に採択した

「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」

に基づき、世界遺産リストに登録された遺跡、景観、自然などの物件をいいます。

人類が共有すべき「顕著な付箋的価値」を持つ、移動が不可能な不動産やそれに準ずるもの、とされています。

 

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)って?

教育、科学、文化の発展と推進を目的として設立された国際連合の専門機関で、設立は1946年11月4日。

日本は米国に次いで第二位の分担金搬出国です。

 

2022年世界遺産データ解説

2022年で、世界遺産は1154件登録されています。

その内訳は、

文化遺産(遺跡や建造物など)897件

(アンコール遺跡群/カンボジア等)

自然遺産(地形や生物多様性、景観美など)218件

(知床/日本等)

複合遺産(文化と自然の両方を兼ねる)39件

(ピレネー山脈/スペイン・フランス等)

となっています。

 

圧倒的に文化遺産の数が多く、地域的にはヨーロッパの物件に偏っているという事実があります。

世界遺産が一番多い国はイタリアで(58件)、次いで中華人民共和国(56件)、ドイツ(51件)と続きます。

日本は25件、全体の11位となっています。

 

このように多くの物件が登録されている国がある一方、

世界遺産条約締結194カ国の中の、1件の登録がない国が27カ国もあります。

 

これは、世界遺産リストの上位登録国が委員国に選出される傾向がある為で、

自国の物件に有利な審議ができるという制度的な矛盾も指摘されています。

 

世界遺産の選び方

世界遺産は世界遺産条約を締約した国が推薦した物件を専門機関が現地調査をして評価します。

そして毎年1回開かれる世界遺産委員会で世界遺産に登録するかどうかの審査をし、

合格すると世界遺産リストに登録されます。

 

◎ 「顕著な普遍的価値」

世界遺産として認められるのは「顕著な普遍的価値」がなければいけません。

その評価基準は10項目からなる世界遺産登録基準です。

登録物件は基準の1つ以上を満たすことが求められます。

 

◎ 世界遺産に登録されても・・

無事登録が決定しても、安心できません。

世界遺産はその状況を保全する義務があり、

保全状況を6年ごとに世界遺産委員会に報告し、再審査を受ける必要があります。

また、「顕著な普遍的価値」が失われたと判断されると抹消される場合もあります。

 

◎ 負の世界遺産  

原爆ドーム(日本)、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所などの

いわゆる「負の遺産」も世界遺産に登録されています。

これは、平和の希求や人種差別の撤廃などを訴えることを目的としています。

 

日本の世界遺産観光客数ベスト3

日本の世界遺産観光客数ベスト3をご紹介しましょう。

 

1位 古都京都の文化財

 

さすがの京都、貫禄の一位です。

 

2位 古都奈良の文化財

やはり日本は古都が人気があるようです。

 

3位 日光の社寺

意外な気もしますが、関東近郊ということで、訪れるかたが多いようです。

 

日本の暫定一覧表記載遺産(世界遺産登録候補)

日本の世界遺産暫定リストには以下のような物件が登録されています。

1 古都鎌倉の寺院・寺社ほか
2 彦根城
3 飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群
4 金を中心とする佐渡鉱山の遺産群
5 平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-(拡張)

日本の暫定一覧表記載遺産‐文化庁‐

 

 いずれも日本らしい、個性的な遺産ばかりですね。

世界遺産に登録されるのを楽しみに待ちましょう。

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