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女性大臣の日とはいつ?意味や由来。日本初の女性大臣が

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「7月19日  女性大臣の日」

■はじめに

新内閣発足の際、首相官邸の2階と3階をつなぐ階段で、閣僚が一堂に会する記念写真の撮影が恒例となっています。

つい、ドレスや和服姿の女性をその中に探してしまいますが、数えるまでもない少人数が常ですね。

内閣の記念写真が華やかである必要はありませんが、女性の政界進出がまだまだ名ばかりだという証左でもある、そう感じてしまいます。

 

■女性大臣の日とは

1960(昭和35)年7月19日、第1次池田隼人内閣が発足、中山マサ(1891~1976)が厚生大臣として入閣し、日本初の女性大臣となりました。

女性大臣の日とはこれを記念したものです。

 

■女性大臣の日の意味と由来

初代女性大臣誕生から、2018年の片山さつき地方創生担当大臣まで、40人の女性が大臣の座に就いています(うち6人は民間人)。

また、土井たか子衆院議長、扇千景参院議長、山東昭子参院副議長の3人が国会の重職に就いており、太田房江大阪府知事が女性初の知事で、小池百合子東京都知事が7人目の知事就任となります。

 

■女性大臣の日のイベント

イベントはありませんし、今後もないのでないでしょうか。

ここから先は筆者の邪推です。

本来、喜ばしい記念日ですが、これを記念する盛大なイベントには、代表者やら発起人やらの「顔」が必要で、面倒な実務は秘書がやらされるにしても、華やかなスポットライトをだれが浴びるのかで大揉めします。

そもそも、ただでさえポストの少ない女性議員同士、仲がいいはずもなく、一歩も二歩も譲るような性格では国会議員になんかなれません。

仲裁役に担ぎ出される派閥の長にしても迷惑な話で、そんなイベントに協力する議員はいません。

というふうに考える次第です。

 

■女性大臣の日の雑学

▽候補者男女均等法

女性大臣が少ないのは、女性議員が少ないことが、当然ながら第一の原因です。

2018年、国会議員や地方議員選挙で、男女の候補者数をできる限り均等にするよう努力することを、政党、政治団体に促す目的で「政治分野における男女共同参画推進法」(通称・候補者男女均等法)が制定されました。

しかし、罰則規定はないのが現状ですから、そんな法律で女性議員が目に見えて増えるとは思えません。

女性国会議員は直近の改選時、衆院で47人(定数の10.1%)、参院は50人(同20.7%)で、参院は初めて定数の20%超えとなりましたが、それでも5人に1人しかいません。

さらに2017年末の総務省のデータでは、全国に1788ある地方議会のうち、約2割の349の市町村議会には女性議員が1人もいません。

候補者男女均等法によって、今後この数字がどう変わっていくのか注目しましょう。

 

▽スペイン新内閣の閣僚は、女性11人、男性6人

2018年に発足したスペインの労働党内閣は、17人の閣僚中11人が女性で、欧州最多の女性閣僚の割合となっており、しかも、国防相、経済相、財務相といった重要ポストに起用されていて、「フェミスト内閣」と呼ばれているそうです。

これは3月8日の国際女性デーに、スペイン全土で500万人とも言われる女性たちが、賃金格差などに抗議したストライキを反映したものだと、サンチェス首相は明言しています。

 

▽日本の女性議員割合は世界140位

日本の国会議員の女性割合は13.7%で、2018年の国際統計でこの数字は191か国・地域中140位という低水準に位置しています。

全世界平均は23.4%で、1位のルワンダ55.7%、2位がボリビア51.8%、3位キューバ48.9%、以下ニカラグア、スウェーデン、フィンランド、セネガルとランクされていて、他国をちょっと見直しました。

 

■まとめ

日本は「政治後進国」とも揶揄されます。

たしかに、地縁、血縁が重視され、「女が口を出すな」といった風土も淘汰されたとは言えず、女性議員が少なく、大臣も少ないのがまだまだ現状です。

それを解決するために制定され、男女平等を推進するかのような候補者男女均等法ですが、根本原因から視点がズレているように思えます。

そもそも議員としての資質が重視されるべきであって、性別で数をそろえる発想はスジが違います。

女性の議員増を目指すのであれば、労働や家事、育児といった女性の生活環境、男性の家族としての役割、社会全体の在り方などから見直すべきではないでしょうか。

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