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麵の日とはいつ?意味や由来、イベントに「全国年明けうどん大会」

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▪はじめに

日本では、うどんやそばなどの日本特有のものから、ラーメンやパスタなど世界中の麺が日常的に食べられています。

なかには、お米やパンよりも多く食べているという人もいるのではないでしょうか。

そんな、日本人に愛されている麺に関する記念日は、食欲の秋真っ只中の11月にあります。

 

麵の日とは

麵の日は、毎年11月11日にあります。

この記念日は、生めんの類の製造業者団体である全国製麺協同組合連合(全麺連)によって1999年(平成11年)に制定されたものです。

 

▪意味

麺の日には、一年を通じて麺類への関心を持ってもらおうという目的があります。

 

▪由来

麺の日が11月11日なのは、細く長い麺のイメージと、「11」を「いい」と読む語呂合わせが由来となっています。

また、麺の「1」を繋ぐことで「細く・長く・末永く・長寿」の意味も込められており、麺を食べる様子が「つるつる(鶴鶴)噛め噛め(亀亀)」となることから、麺の日は縁起が良いともされています。

 

▪イベント

 うどん県として有名な香川県では、毎年12月に「全国年明けうどん大会」を開催しています。

このイベントでは、全国各地の出展者のご当地うどんや年明けうどんの提供・販売をはじめ、その他の県産品の販売や出展者のご当地うどんのパネル紹介、会場内スタンプラリー、讃岐うどん作り〇×クイズ、年明けうどんの歌ライブ、うどんワークショップなどが行われます。

 

過去には、北海道の純雪うどん・秋田県の稲庭うどん・茨城県の塩ホルモンうどん・埼玉県の埼玉名物肉汁うどん・愛知県のきしめん・三重県の伊勢うどん・大阪府のかすうどん・島根県の出雲うどん・岡山県の津山ホルモンうどん・愛媛県の新浜肉焼うどん・高知県の四万十ツガニうどん・福岡県のごぼ天うどんなどが出店しました。

麺好きの方はぜひ足を運んで全国各地のうどんを味わってみてください。

全国年明けうどん大会  https://www.toshiakeudon.com/

 

麺の雑学

<日本の麺はもともとお菓子だった?>

麺類は太古の昔から食べられており、その発祥は中国だとされています。

中国では、粟などの穀類を使って麺を作ったのが始まりとされており、その後ヨーロッパの国々との交易によって地中海地域原産の小麦が伝わり、うどんのような小麦を使った麺が誕生したといわれています。

 

その小麦を使った麺の元となる食べ物が日本に伝わったのは、奈良時代だとされています。

遣唐使によって唐から持ち帰られたのは、「餛飩(こんとん)」や「索餅(さくへい)」と呼ばれるものでした。

「餛飩(こんとん)」とは、小麦粉をこねて団子の形のしたものの中に餡を入れて煮たり蒸したりした饅頭のようなお菓子で、「索餅(さくへい)」とは、小麦粉と米粉を練り合わせ縄状に伸ばしたものをねじって油で揚げたお菓子です。

「索餅(さくへい)」は、現在では長崎の郷土菓子として「麻花兒(マファール)」や「よりより」と呼ばれています。

 

唐から伝わったこれらのお菓子は、平安時代から鎌倉時代にかけて「饂飩(うどん)」や「素麺(そうめん)」へと変わっていきました。

 

うどんが特産品の香川県では、遣唐使として唐に行った空海が「餛飩(こんとん)」を持ち帰り、小麦粉をこねたものを茹でて食べるという食文化を伝えたといわれています。

そして「餛飩(こんとん)」が「検飩(けんとん)」と呼ばれるようになり、温めて食べることから「温飩(おんとん)」と呼ばれるようになるなどいくつか名前が変わり、最終的に「饂飩(うどん)」と呼ばれるようになったとされています。

 

また、鎌倉時代に書かれた文献の中に「索麺(さくめん)」という言葉が出てきます。

「索麺(さくめん)」とは「太い縄状の麺」という意味があるとされ、「索餅(さくへい)」が元になった食べ物だと考えられています。

この「索麺(さくめん)」が徐々に形を変えて「素麺」になったのではないかといわれています。

 

<たぬきうどんの名前の由来とは?>

うどんには、のせる具材によって色々な呼び方があります。

甘辛く煮た油揚げをのせたうどんを「きつねうどん」と呼ぶのは、稲荷神社に祀られている神様のお使いとされる狐の好物が油揚げだと昔から言われていることに由来しているからです。

また、かけうどんに生卵をのせたものを「月見うどん」と呼ぶのは、卵の黄身を満月に、白身を月にかかる雲に見立てていることが由来となっています。

 

では、天かす(揚げ玉)をのせたうどんを「たぬきうどん」と呼ぶのはどうしてなのでしょうか?

 

たぬきうどんの名前の由来については、いくつかの説があります。

 

・「たねぬき」が「たぬき」に変わったという説

たぬきうどんは、江戸時代の終わりごろに関東で誕生したといわれており、天ぷらうどんの天ぷらの「たね(具材)」を抜いた天ぷらの衣だけをのせたうどんを「たねぬきうどん」と呼んでいました。

この「たねぬき」がその後「たぬきうどん」と略されて呼ばれるようになり、これが定着したとされています。

 

・天かすの色がたぬきの毛色に似ていたからという説

天ぷらはごま油で揚げることが多いので天かすは黒っぽい茶色になります。

この色がたぬきの毛色に似ていることが由来となって天かすだけをのせたうどんを「たぬきうどん」と呼ぶようになったといわれています。

 

・「きつね」に対抗して名付けられたという説

油揚げがのったうどんを「きつねうどん」と呼ぶのに対抗して新たに作った天かすをのせたうどんを「たぬきうどん」と名付けたとされています。

しかし、じつはたぬきうどんの方がきつねうどんよりも歴史が古いという考えもあり、この説の信憑性は低いといわれています。

 

このように、名前の由来については諸説ありますが、「たねぬきうどん」の説が最も有力とされています。

しかし、天かすがのったうどんを「たぬきうどん」と呼ぶのは関東の方だけで、関西では「天かすうどん」、中四国や九州北部では「ハイカラうどん」などと呼びます。

 

また、関東では油揚げがのったそばをうどんと同じく「きつねそば」と呼びますが、関西では油揚げをのせたそばを「たぬきそば」と呼び、さらに京都では刻んだ油揚げに葛餡をかけたものを「たぬきそば」と呼びます。

 

このように、地域によってうどんやそばの呼び方が違っているので、旅行などで訪れた際には間違えないように気を付けてくださいね。

 

▪まとめ

麺は、中国から日本に伝わり独自の進化を遂げ、多くの人に食べられ続けてきた食べ物です。

現在ではうどんやそうめん、そばなどの日本独自の麺だけではなく、世界中の様々な麵料理が食べられるようになりました。

みなさんも、それぞれに好きな麺料理があるのではないでしょうか?

麺は具材をのせることで、1品でバランスよく色々な栄養素を摂取できる料理でもあります。

麺の日にはぜひ、お好きな麺料理を堪能してみてください。

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