最近気になる話題や、おすすめの情報が満載。

気になる話題・おすすめ情報館

11月の話題・行事・イベント 今日は何の日・記念日

侍の日とはいつ?意味や由来、イベントや男性着物の種類と格とは

投稿日:

▪はじめに

着物は日本の伝統的な衣服です。

明治時代以降、洋服が徐々に一般的となっていきましたが、近年、着物の良さが見直されてきていて、若い世代の人たちを中心に、着物をおしゃれに取り入れたり普段着として着たりする人が増えてきました。

そのような中で、男性に着物の良さを再認識してもらい、もっと沢山の男性にも着物を着て欲しいという思いから制定されたのが「侍の日」という記念日です。

 

 

侍の日とは

侍の日は、毎年11月11日にあります。

この記念日は、着物の着付け教室の運営や和服の販売仲介など和装関連事業を行う日本和装ホールディングスによって制定されたものです。

 

▪意味

侍の日には、日頃きものを着る機会の減った日本男子にきものの格好良さを再認識してもらい、日本の誇るきもの文化の継承と普及を促進するという目的があります。

 

▪由来

侍の日が11月11日なのは、日本和装ホールディングスのグループが運営する男きもの専門店が「SAMURAI(サムライ)」であり、「11」は漢数字で「十」と「一」を組み合わせると「士(サムライ)」となることに由来しています。

 

▪イベント

侍の日を制定した日本和装ホールディングス運営の男きもの専門店銀座SAMURAIでは、男性のみを対象とした着付け教室を随時開催しています。

きもの初心者でも着付けができるようになる教室で、きものを自分で着てたたむまでをマスターできるものです。

この教室では、「きものを着る」カリキュラムと「袴を付ける」カリキュラムがあります。

教室は水曜日以外で11:00~18:00の間の好きな時間を選べるので、自分の都合で通うことができます。

基本コースは毎週1回1時間程度を全3回で、受講料は1回1,000円です。

 

気軽に着付けを習うことができるので、きものを着てみたい男性の方はお店のホームページをチェックしてみてください。

 

男きもの専門店銀座SAMURAI HP  https://kimonoman.jp/

 

男性着物の雑学

<男性着物の種類と格>

近年、ファッションの多様化が進み、若い人たちを中心に着物を普段着として着る人が男女ともに増えてきました。

しかし、着物には「格」と呼ばれる場面に適した分類があり、その場に相応しい着物を選ぶ必要があります。

ここでは、男性の着物の格と種類を格の高いものから順に紹介します。

 

・第一礼装(礼装)

第一礼装(礼装)とは、冠婚葬祭や式典などのフォーマルな場で着る着物のことです。

男性の場合の第一礼装は、年齢にかかわりなく「黒羽二重五つ紋付(略して「黒紋付」)」と呼ばれる紋付羽織・袴が基本となります。

素材は「羽二重(はぶたえ)という柔らかく光沢のある正絹を使用し、黒無地の着物と黒地に背中・両袖の後ろ・両胸元の五か所に白く染め抜いた家紋が付いた羽織に「仙台平」という縞柄の袴を着けます。

慶事の場合は羽織紐と雪駄の鼻緒を白とし、弔事の場合は羽織紐と雪駄の鼻緒は黒が望ましいです。

 

結婚式の新郎や仲人、新郎新婦の地と親や親族の男性、成人式、親族の葬式などに着用します。

 

・準礼装(略礼装)

準礼装とは、冠婚葬祭や式典などで着る着物ですが、第一礼装よりは格の低い着物です。

「色紋付」と呼ばれる黒以外の紋付着物と羽織・袴を着るのが一般的です。

紋の数は、一つ紋、三つ紋、五つ紋とあり、紋の数が多いほど格が高くなります。

素材は羽二重や紋綸子(もんりんず)という光沢のある絹織物、縮緬(ちりめん)という表面に凹凸のある絹織物などを使用し、黒以外の無地の着物と同じ生地に白い家紋が付いた羽織に仙台平や紋袴・無地袴などを着けます。

また、「お召」と呼ばれる高級な縮緬(ちりめん)の着物に縫い紋を一つ付けるか、羽織のみに紋を付けて袴を着ると、準礼装として着用することができます。

 

結婚式に招待されたときや成人式、茶席、パーティーなどで着用します。

 

・外出着、おしゃれ着

外出着やおしゃれ着として着る着物は、紋を付けず、袴を着ないスタイルのものです。

「紬」という蚕の繭を潰して綿状にしたものから紡ぎだした糸を使った丈夫な生地やお召などの素材を使用し、「着物+羽織」が基本の形となります。

 

気軽なパーティーや忘年会、新年会、特別な外出などに着用します。

 

・普段着

普段着として着られる着物は、羽織も袴も着けない「着物+帯」のみの「着流し」と呼ばれるスタイルです。

木綿やウール素材、絣(かすり)、麻生地など様々な素材を使用した着物で、冬は暖かいウール、夏はサラッとした肌触りで汗を吸収しやすい麻など、季節によって生地を変えます。

 

普段の生活や散歩などに着用します。

 

<七五三で着る男の子の羽織のモチーフに込められた意味とは?>

日本では、子供が3歳・5歳・7歳になったときに「七五三」のお祝いをします。

これは、現在の様に医療が整っておらず、病気などで7歳まで生きられることが難しかったといわれる時代に、子供が無事成長したことに対するお祝いとこれからの成長を願って行われるようになった日本の伝統行事です。

男の子は3歳と5歳(または5歳のみ)にお祝いをしますが、この時に着物を着て神社にお参りに行ったり記念写真を撮ったりする家庭が多く、11月には着物を着たお子さんをよく見かけますよね。

 

男の子の七五三では、成人男性が着るような「袴」を着るのが一般的ですが、これは平安時代から皇室や公家で行われていた「袴着の儀(ちゃっこのぎ)」という数えの5歳になったときに初めて袴を着ける儀式に由来したものとされています。

また、七五三では袴に羽織を合わせますが、これは江戸時代に武士が礼装として羽織袴を着ていたことが由来となっています。

 

七五三で男の子が着る羽織は、豪華なデザインがされていてどれも格好いいのですが、じつは羽織にデザインされているモチーフには縁起が良く色々な意味が込められているものがあるので紹介していきましょう。

 

・鷹

鋭い爪で獲物を素早くがっちりと掴まえ鋭い目で遠く先のことまで見通せる鷹には、一度つかんだ夢や幸運は決して離さないという意味があります。

また、昔の位の高い人が鷹狩りを嗜みとしていたことから、「立身出世」を願う意味もあります。

 

・龍

龍はかつての中国において「皇帝」を意味するもので、気高さや威厳、栄光などを意味するものでした。

また、龍は雨を降らせるために天に昇っていくといわれる伝説の生き物で、天に昇る姿が度々描かれてきました。

この龍が天に昇る姿には、出世や飛躍の意味もあり、大願成就の願いが込められています。

 

・兜

兜は、戦国時代に武将たちが頭を守るために被っていたことから、昔から邪気や災いから身を守り健やかな成長を願うという意味があるとされています。

また、豪華な装飾のある兜は位の高い武将が被っていたことから、立身出世や大成を願う意味も込められています。

 

・軍配

軍配とは正式には「軍配団扇」といい、戦場で武将が兵を指揮するために使っていた道具で、現在では相撲の行司が勝ち負けを決定する道具として使っているのを見ます。

軍配には、戦国武将のような知力や決断力、行動力のある人になって欲しいという意味があります。

また、人生の節目でより良い道を間違えることなく選んで進んで欲しいという願いも込められています。

 

・鯉

鯉は、中国の「黄河(中国にある大きな川)の上流にある「龍門」と呼ばれる滝(急流)を登りきった鯉は龍になることができた」という言い伝えから、立身出世や大願成就の意味があります。

また、龍門を登り切った鯉のように、滝登りのような困難を乗り越えて成功を勝ち取って欲しいという願いも込められています。

 

 

・打ち出の小槌

「打ち出の小槌」とは、「一寸法師」という昔話の中で一寸法師の体を大きくしたり宝物やお金を出してくれたりとなんでも願いを叶えてくれる宝物として登場します。

このお話から、打ち出の小槌にはお金や生活に困らない、どんな願いも叶うという意味があります。

 

このように、いずれのモチーフも子供の将来が良いものとなるようにという願いが込められているので、お子さんの羽織を選ぶ際には参考にしてみてください。

 

▪まとめ

着物は、結婚式やお正月、七五三、成人式、夏祭りなど、おめでたい節目などだけに着るものという認識がありました。

しかし、最近は着物を着た若い人を街なかでチラホラと目にするようになり、素敵だなとつい目で追ってしまいうことも。

着物は着付けや管理、値段的な面などで少しハードルが高いかなと思ってしましますが、気軽に通える着付け教室や低コストで管理しやすい着物も販売されているので、今後もっと着物を着る人が増えていったらいいなと思います。

11月11日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は

 

他にもおもしろい記念日がたくさんあります!

今日は何の日?毎日が記念日カレンダー

★あなたにおすすめ記事はこちら★

-11月の話題・行事・イベント, 今日は何の日・記念日

Copyright© 気になる話題・おすすめ情報館 , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.