五月病と言えば耳にすることも多いと思いますが、実はどのような病気・症状なのかご存知のかたも少ないです。
この五月病は最近若い人が特になりやすいと言われており、社会人の方はもちろん高校生や小学生などの子供でもなる危険性があると言われています。
しかし、先ほども挙げたように五月病について詳しく知っている人はまだまだ少なく、対策などもあまり知られていないので、五月病のチェック方法・原因や直し方を合わせてご紹介していきたいと思います。
目 次
五月病の症状
五月病の症状は主に「無気力」「疲れがたまりやすい」などが挙げられますが、この他にもまだまだたくさん存在します。
それぞれの年齢で見られやすい症状をご紹介していきたいと思います。
五月病の症状チェック方法
まず最初は五月病の症状をチェック方式でご紹介します。
次に該当すればするほど五月病の可能性が高いので、自分に該当しないかぜひご確認いただけたらと思います。
◇やる気が起きない
◇睡眠不足
◇頭痛
◇食欲不振
◇めまい
◇風邪を引くことが多い
◇会社に行きたくない
◇ストレスがたまりやすい
◇焦りや不安を感じやすい
上記のような症状が重なるほど五月病と考えられやすいです。
このような症状が出てからではすでに五月病になっている状態でもあるので、先に対策を行い、五月病にならないようにする事が必要です。
五月病の症状 子供がなりやすいのは?
先程五月病の症状についてご紹介しましたが、小さい子供が特になりやすい症状がストレスがたまりやすい状況です。
特に子供は気分が変わりやすいのですが、ちょっとしたことでも実は子供でもストレスをためていることが多いです。
そのため、反抗期と思われるようなイヤイヤ期になることが多く、ちょっとしたことでもすぐに不満が爆発してしまう子供も多いです。
親からすればしっかり見ていないと分かりづらく、なぜ急に機嫌が悪くなったのかわからずに親までいらいらしてしまうことがたくさんあります。
子供の気分は変わりやすいものですが、このような五月病が原因でいらいらしやすい子供も多いと言えます。
五月病の症状 小学生で見られやすい症状は?
次は小学生での五月病の症状です。
小学生になって出やすい症状は「風邪を引きやすい」「不安を感じやすい」というのがさらに追加されます。
これは小学生に上がることによって、知らない人と長い時間過ごさないといけないのでかなりの精神的な負荷がかかります。
特に小学生に上がった頃になりやすいのですが、仲が良いグループが作れた子はそこまで五月病になりにくいのですが、集団の輪に入れなかった子供はこの五月病になりやすいです。
もちろん小学生に上がりたての頃もそうですが、学年が上がってクラス替えにより、仲が良かった友達と離れてしまっても五月病はなりやすいので、小学生でも五月病い十分なる危険性があると言えます。
五月病の症状 中学生・高校生で見られやすい症状は?
次は高校生での五月病の症状についてです。
高校生になると出やすい症状では「睡眠不足」「食欲不振」がさらに追加されます。
中学生も同様なのですが、高校生では大きく環境が変わりやすく、思春期でもあるので心の揺れも大きいと思います。
このようなタイミングで環境の大きな変化などが起こると五月病になってしまうことが多いです。
五月病の症状 大学生で見られやすい症状は?
次にご紹介するのは大学生での症状についてです。
大学生では小学生や高校生・社会人という中でもあまりなりにくいのですが、やはり五月病になる方も存在します。
大学生は特に大学に進むために遠方に出た人がなりやすく、一人暮らしを初めて慣れない環境で過ごしてから五月病になる人が多いです。
そのため、大学生では不安からくる五月病が比較的多く、「講義を受けたくない」「誰とも会いたくない」といった症状が出るようです。
五月病の症状 社会人で見られやすい症状は?
次にご紹介するのは社会人になってから見られやすい症状です。
子供の頃にも五月病はなりやすいのですが、社会人になっても五月病になることは多いです。
社会人でも特に社会人になりたての頃に起きやすく、就職して間もない時期や転職し間もない頃に五月病になることがほとんどです。
もちろん転勤や部署換えなどでも起きやすいのですが、慣れない環境に移ってしまうとどうしても五月病になってしまう人が多いと言えます。
1か月の慣れない仕事に追われ、ゴールデンウィークのような連休があると、「もう仕事に行きたくない」という症状が出てくる場合が多いです。
五月病の原因
五月病で見られる症状についてご紹介しましたが、五月病の原因はやはり「環境が変わる」という点が大きな原因になります。
もちろん人間関係などもあるのですが、環境が変わることによってほとんどの方は不安に感じやすく、不安からストレスがたまりやすい精神状態である場合や肉体的にも疲労が溜まりやすい状況になります。
このような状態で慣れない物事に取り組むとより負荷がかかるので、4月頑張った分がGWという休暇を挟むことによって緊張の糸が切れてしまい、五月病になってしまうという症状になります。
五月病の治し方
五月病の治し方は人によってもちろん変わるのですが、楽しみを見つけるのが治しやすい方法と言えます。
仕事や学校などでも自分にとって楽しいことを見つける事ができると「行きたい」と思いますよね。
さらに、責任感が強い人や几帳面の方がなりやすいのですが、あまり考えすぎず、コツコツ時間をかけて進んで行くことを心がけていくだけで症状は出にくいです。
また、他の人とおしゃべりをするのも良いでしょう。
自分だけでなく、他の人も同じような気持ちになっていることが多く、共有することで「自分がだけじゃないんだ」という安心感が出てきます。
五月病の対策
最後は五月病の対策についてご紹介したいと思います。
事前に原因や症状を知り、対策を行うことによって五月病は防ぐことができやすいです。
そのため、五月病にならないためにも色々な対策方法を知っておくようにしましょう。
五月病の対策 「子供編」
まず最初は子供ができる五月病の対策です。
こちらは多くの友達を作るのが一番早いのですが、子供の頃におすすめの対策は無理をしないということです。
GW明けは楽しい時間が終わったあとなので、ダラダラしてしまいがちなのですが、ここでしっかりするように叱ってしまう、怒られてしまうと余計精神的に負荷になり、五月病になりやすい状況になります。
そのため、大体の子供は五月病になっても1週間から2週間で治ると言われているので、この期間だけは大目に見て様子を見るというのが好ましいです。
使命感や責任感が強すぎるほど五月病はかかりやすいので、注意しましょう。
五月病の対策 「大学生編」
次にご紹介するのは大学生での対策です。
大学生では一人暮らしなどを始める方が多いですが、このような場合はできれば趣味を見つけるのが好ましいです。
もちろん学校生活で充実できるようなことを見るけることができれば1番なのですが、帰ってからの楽しみを見つけても活力になります。
そのため、大学生では趣味を見つけてストレス発散する方法を行うのがおすすめです。
五月病の対策 「社会人編」
次にご紹介するのは社会人での対策です。
社会人での対策は考えすぎないという点です。
もちろん早く仕事を覚えられたら苦労はしないのですが、ほとんどの方は最初は初心者なので、苦戦します。
もちろん先輩や上司からも指摘・指導が入る方も多いのですが、この指摘指導が入る間は見込みがあるがゆえの行動・言動でもあります。
見込みが完全になければ放置されることが多いです。
仕事は真面目にやっていれば技術はついてくるので、まずは環境になれるためにも仕事に慣れるより周りの環境をしっかり気づいていくのがおすすめです。
五月病の対策 「ストレッチ編」
次にご紹介するのはストレッチ編です。
毎日のストレッチでも疲労は取れやすいです。
特におすすめなのがフィットネス系ヨガなどですが、すこしずつストレッチで体をほぐして上げることによって精神もほぐすことができます。
ストレッチの時間を取ってあげるという点にも意味があり、自分と向き合う時間を設けることができるので、自分の症状に早く気づくことができやすいです。
五月病の対策 「ゴールデンウィーク」
次にご紹介するのはGWです。
GWは楽しく過ごしたいと思いますが、もちろん楽しく過ごしていただいて大丈夫です。
楽しい思い出が作れるほど反動は確かにあるのですが、GWに入る前にできればGW明けにやりたいこと、目標などを設定しているとGWも頑張ろうという気持ちになります。
さらに、GWを楽しく過ごすことによって来年もこのようなGWを過ごせるように頑張ろうと考えれば1年頑張り目的ができるので、社会人の方は特におすすめです。
五月病の対策 「ツボ」
次はツボでできる対策です。
実は五月病にいいと言われるツボが存在し、名前が「気海」と言います。
この名前からもわかるように、気が海よりも広く深い場所にあるとされているのですが、気海のツボは丹田の部分にあります。
おへそより少し下のあたりなのですが、人差し指を重ねゆっくり奥へと押して上げることによってツボを刺激することができます。
五月病の対策 「食べ物」
次は五月病対策にもなる食べ物についてです。
実は食べ物でも五月病対策はできます。
特に精神を安定させることができやすい成分は「セロトニン」と言われています。
この成分セロトニンを作るためにはトリプトファンやビタミンB6などが必要なのですが、おすすめの食べ物は青魚や大豆、牛乳・鶏肉などが挙げられます。
さらに、炭水化物もしっかりと取って上げることによって全体にバランスよく栄養を循環させることができるので、よりセロトニンが作りやすい状況になるのでおすすめです。
五月病の対策 「本」
次は五月病にいいと言われる本についてです。
最近ではストレス発散方法を紹介している本なども多く登場していますが、五月を楽しむ本というものも登場しています。
本を読むことによって自分と向き合う時間ができ、さらに、その知識が今後の糧になる可能性があるので、本もかなりおすすめです。
五月病の対策 「運動」
最後にご紹介するのは運動です。
五月病対策として新しく運動を初めて見るのもおすすめです。
もちろん運動が苦手な方は軽くウォーキングやジョギングをして見るだけでもいいのですが、スポーツもおすすめと言えます。。
体を動かすことによって気分転換もできやすいので、GWに運動をはじめて継続してみるのもいいでしょう。
「まとめ」五月病を知って対策を!
今回は五月病についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
五月病は誰でもなる可能性がある病気とも言えます。
精神的な部分が大きいのですが、環境の変化によってなりやすいので、精神的な負荷がかかりすぎないようにリラックスできる趣味などをみつけましょう。