初めての方必見!伊勢神宮のおすすめ参拝方法!
伊勢神宮といえばご存知の方も多いと思いますが、日本を代表する格式ある神宮で、最近では聖地巡礼やパワースポット巡りが流行っているため伊勢神宮に訪れる人が多いです。
伊勢神宮は天照大御神が祀られているともあり、大変ご利益がある神社とされていますが、伊勢神宮には外宮と内宮があり、参拝方法などが他の神社とは少し異なる所があります。
そこで、まだ伊勢神宮に参拝したことがない方に、ぜひ訪れたときに参考にしていただきたい参拝方法についてご紹介したいと思います。
目 次
伊勢神宮とは?
まず一番最初に、伊勢神宮についてご紹介したいと思います。
伊勢神宮は多くの方が知っていると思いますが、三重県伊勢市にある神宮で、大変人気の神社となっています。
最初に少しご紹介しましたが、伊勢神宮は内宮(ないぐう)と外宮(げくう)に分かれ、外宮では天照大御神の食事を司っていたとされる神様「豊受大御神」が祀られ、内宮では有名な「天照大御神」が祀られているとされています。
この内宮と外宮に分かれる伊勢神宮ですが、祀られている神様が違うので、もちろんご利益も内宮と外宮によって違うとされています。
外宮は豊受大御神であることから産業をはじめとした衣食住に関するご利益があるとされ、内宮の天照大御神は太陽神、日本の最高神ともされているため、開運や勝運、安泰といったご利益があります。
そのため、伊勢神宮の外宮と内宮を回る際にはそれぞれ違ったご祈願をするようにしましょう。
伊勢神宮の参拝の仕方
伊勢神宮は外宮と内宮があるとご紹介しましたが、伊勢神宮の参拝には「参拝の仕方」があります。
というのも、伊勢神宮の外宮や内宮を回ることを「お伊勢詣り」とも言われるのですが、外宮や内宮には各時に「正宮」や「別宮」があります。
この正宮と別宮ですが、正宮から回るのが正しいとされ、まずは外宮や内宮に訪れた際に一番最初に正宮まで言ってお詣り、参拝されるのが良いとされています。
ただし注意していただきたいのが、伊勢神宮には外宮と内宮がありますが、片方だけの参拝、お詣りは避けるようにしましょう。
このような外宮だけ、内宮だけといった片方だけの参拝は「片詣り」と言われ、あまり縁起が良いものではないとされています。
せっかくご利益、縁起担ぎに訪れたのに、縁起が悪いことをしてしまったら元も子もありません。
どうしても、片方しか回れなかった場合には後日もう片方もしっかり参拝するようにしましょう。
伊勢神宮の参拝の順序やルート
次は伊勢神宮の参拝の順序やルートについてご紹介したと思います。
伊勢神宮は外宮と内宮があるとご紹介しましたが、昔からある風習として外宮から回るのが良いとされています。
そのため、外宮に行って外宮の正宮に参拝した後、別宮に参拝、その後内宮に行って内宮の正宮、別宮に参拝するといった流れになると思います。
この順序は実は伊勢神宮でのお祭りや行事でも同様で、格式ある行事の際にもこのような順序で回りますので、皆さんもそれと同様に参拝するようにしていただけたらと思います。
伊勢神宮の参拝時間の目安は?
伊勢神宮は外宮と内宮があるように、参拝するには時間がかかってしまうことが多いですが、参拝時間の目安は1時間半から2時間と見積もるといいでしょう。
ただし、伊勢神宮は大変人気で混雑している可能性があります。
GWや年末年始など日本人が特に動く時期などはこれ以上の3時間や4時間などかかったりしますので、ピーク時に行く場合には十分に時間があるときに参拝することをお勧めします。
伊勢神宮の参拝時間:外宮
伊勢神宮は外宮と内宮がありますが、実際に外宮と内宮の参拝時間についてご紹介したいと思います。
外宮でかかる参拝時間はおよそ40分から1時間程度とされています。
ただし、こちらは別宮に訪れて、正宮、別宮までしっかりお参りした場合の時間で、正宮だけの参拝であった場合は20分から30分程度で済みます。
伊勢神宮の参拝時間:内宮
次は内宮の参拝時間ですが、内宮は外宮とかなり広いため、其れなりに時間が必要となります。
ゆっくり回る場合には内宮は1時間から1時間半ほどかかるとされ、内宮だけ参拝するだけでも40分から1時間はかかるとされています。
それほど時間がかかる内宮ですが、それほど時間をかけるほど価値があり、参拝に訪れて歩いているほど、厳格、威厳ある雰囲気はまさに洗練された雰囲気です。
歩いて正宮、別宮に向かうだけで心が洗われる様な落ち着いた雰囲気ですので、ぜひ時間がある方はゆっくり参拝してみて頂けたらと思います。
伊勢神宮の参拝方法。外宮や内宮では?
伊勢神宮での参拝方法、礼儀作法ですが、こちらは他の神社と変わりなく、外宮や内宮でも一緒です。
少しご紹介すると、参拝に訪れた際は、中央を通らないようにしましょう。中央は神様が通る場所とされていますので、中央を歩くことは罰当たりと言われています。
さらに鳥居をくぐる際も一礼をしてから入り、出る際も一礼をするようにしましょう。
これは一例を行うことによって「これから参拝させていただきます。」や「参拝させていただきありがとうございました。」というような、気持ちを表す行為となります。
手水舎でも礼儀作法がありますので、そちらもしっかりマナーのある手順を踏むようにしましょう。
手水舎での作法
- 手水舎に軽く一礼
- 柄杓で水をすくい左手を洗う
- 柄杓を左手に持ち替え右手を洗う
- また、右手に持ち替え左手に水を溜めて口をすすぐ
- 左手で隠して水を出す
- 再度、左手を洗う
- 柄杓を立て柄の部分に水を伝わせて柄を洗う
- 手水舎に軽く一礼
※これらを柄杓の一杯分の水で行います(量の調節がかなり難しいです!)。
礼や拍手など
伊勢神宮での参拝方法で、礼や拍手について迷われる方がいるかと思いますが、伊勢神宮は他の神社と同様に「2礼2拍手1礼」で大丈夫です。
「2礼2拍手1礼」を行う際にはしっかり姿勢を正して落ち着いてから行うようにしましょう。
伊勢神宮の参拝の服装は
次は伊勢神宮に参拝する方に参考にしていただきたい参拝時の服装についてご紹介していきたいと思います。
あくまでも一例ですので、ご自身の体調面などに合わせた服装をすることをお勧めします。
春の服装
伊勢神宮の参拝時に春の場合には、まだまだ肌寒い季節となっていますので、少し厚着した服装で訪れることをお勧めします。
夏に近ければ薄着にしても大丈夫ですが、そうでなければ厚着に越したことがありません。
特に厳かな雰囲気が漂っていますので、空気が澄んでおり、冷え込みやすいのでご注意ください。
夏の服装
夏に参拝する場合には薄着の軽装で大丈夫です。
しかし、薄着の軽装といってもやはり厳格ある神宮で参拝という事なので、身なりは崩した格好にならないようにご注意ください。
常識の範囲内の服装で参拝することを心がけて頂けたら大丈夫かと思います。
秋の服装
秋に参拝する場合にはやはりすこし厚着した服装で訪れることをお勧めします。
夏に近ければ薄着でも大丈夫かとは思いますが、暑くて途中で抜いても、ゆったり歩いていると時間もかかるので、次第に冷え込みます。
そのため、薄着だけで行くよりかは厚着の服装を用意しておくのがいいでしょう。
冬の服装
冬に参拝する場合にはしっかりとした厚着をしましょう。
冬は大変冷え込みますので、体調管理をしっかりできる服装が好ましいです。
伊勢神宮の参拝きっぷと手数料
伊勢神宮をたっぷり時間をかけて参拝される方におすすめなのが「参拝きっぷ」です。
この参拝きっぷとは伊勢エリアのバスをはじめとした、近鉄電車などが乗り放題になるというもので、車でお越しでない場合には非常に便利なものとなっています。
参拝きっぷ自体は近畿日本ツーリストなどといった、旅行代理店でも購入可能です。
手数料などは代理店によって勝手に上乗せされていますが、近畿日本ツーリストでは手数料がないと言う情報も。
JTBの場合では一人650円ほどの手数料が取られるらしいので、一概にどちらがいいとは断言できませんが、少しでも安くしたい方は近畿日本ツーリストをお勧めします。
伊勢神宮の参拝時間や駐車場
気になる伊勢神宮の参拝時間ですが、伊勢神宮は5時から18時まで解放されています。
年末年始などは初詣の関係もありますので、これより長く開いていますが、逆に行事やイベントがある場合にはこれより早く閉まる場合があります。
気になる方は事前に訪れる前に確認することをお勧めします。
駐車場については内宮、外宮共に複数駐車場が用意されています。
しかし、やはり年末年始、GWなどピーク時には駐車場に止めれなかったという人も多いため、車で訪れる際には他にも第2、第3候補の駐車場を探しておくと無駄な時間を過ごすことなくスムーズに参拝することができます。
伊勢神宮参拝の際には、おかげ横丁も
伊勢神宮を参拝した後に訪れる人が多い、三重県のグルメを堪能できる「おかげ横丁」ですが、営業時間は主に9時30分から17時30分とされています。
おかげ横丁の赤福餅などは大変有名ですがそれ以外も非常においしいものとなっていますので、ぜひグルメに興味がある方は訪れて観て頂けたらと思います。
ただし注意点として、やはり年末年始や行事イベントがある際にはおかげ横丁も時間が変更がある場合があります。
どうしても行きたい場合にはやはり確認してから訪れるようにしましょう。
こちらの動画は、伊勢神宮参拝とおかげ横丁を回るので、様子がわかりやすいです。
まとめ:伊勢神宮では礼儀正しい参拝を
伊勢神宮の参拝時間や方法についてご紹介しましたが皆さんの参考になりましたでしょうか?
伊勢神宮は大変威厳ある、包まれる様な雰囲気漂う神宮です。
ご利益もあるとされていますので、時間がある方はぜひ訪れて観て頂けたらと思います。
伊勢神宮に関しての記事はこちらにも
出雲大社や伊勢神宮の御朱印帳。種類やオリジナル限定品の購入場所は