▪はじめに
寒い季節になると、手の乾燥が気になってきますよね。
特に、水仕事やアルコール消毒を使う機会が多い人は手が乾燥しやすく、ひび割れなどのひどい手荒れにまでなってしまうことも少なくありません。
そんな手の乾燥を予防するために効果的なのがハンドクリームです。
そこで今回は、ハンドクリームに関する記念日やハンドクリームの効果的な塗り方などについて紹介していきましょう。
目 次
ハンドクリームの日とは
ハンドクリームの日は、毎年11月10日にあります。
この記念日は、いつも頑張っている自分の手に感謝する日をと、ハンドクリームメーカーのユースキン株式会社によって2000年(平成12年)に制定されたものです。
▪意味
ハンドクリームの日には、ハンドクリームを塗ってすべすべした「いい手」になってもらおうとハンドクリームをPRするという目的があります。
▪由来
ハンドクリームの日が11月10日なのは、「いい(11)手(10=ten)」という語呂合わせと、都心の最低気温が10度を割る境目の日が11月10日で、ちょうどその頃からドラッグストアでハンドクリームが売れ始める頃でもあることが由来となっています。
▪イベント
ハンドクリームの日を制定したユースキン株式会社は、毎年ハンドクリームの日に合わせて11月10日前後に、本社のある神奈川県川崎市と製造拠点である富山県富山市内で「ハンドエキスポ」というイベントを開催しています。
過去には、11月6日に「ハンドエキスポ」が開催され、効果的なハンドケアが学べるセルフハンドマッサージツアーや、手肌の水分量をチェック、オリジナルポンプづくりなどの体験型イベントや、ユースキン株式会社の製品展示・販売コーナー、ユースキンのキャラクターを作る折り紙コーナー、フォトスポットなどのブースも設けられました。
毎年多くの人が訪れているので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
ユースキン株式会社HP https://www.yuskin.co.jp
ハンドクリームの雑学
<ハンドクリームの効果的な塗り方とは>
ハンドクリームには、手の乾燥の予防や保湿の効果が期待されます。
手は、体の他の部分に比べて、日常的な手洗いや家事などで水や石鹸、アルコール消毒などに触れる機会が多く、乾燥や刺激によるダメージを受けやすくなっています。
特に、空気が乾燥する秋から冬にかけては肌も乾燥しやすく、手洗いやアルコール消毒によるダメージを受けやすく、皮膚の防御機能が低下しやすい季節です。
皮膚の防御機能が低下すると、手の乾燥はさらに進み、あかぎれやひび割れなどの皮膚トラブルが起きることもあります。
このような皮膚トラブルを予防するためには、ハンドクリームを使った日常的なケアが効果的とされています。
ハンドクリームを効果的に使うには、適切な塗り方をすることが重要です。
ハンドクリームの基本的な塗り方は次のような方法です。
- ハンドクリームを塗る前に手を洗って清潔な状態にする
- 手の甲に適切な量(1回量の目安は人差し指の第2関節くらいまでの量)のハンドクリームを出す
- 両手の甲を重ね合わせるようにしてハンドクリームを広げる
- 手のひらを使って親指側から小指側に向かってすり込むようになじませる
- 乾燥しやすい爪に周りや指の股を意識して、指1本ずつ丁寧に塗り伸ばす
ハンドクリームは、余計な油分があると皮膚の角質層に浸透しにくくなるので、必ず手を洗って清潔にした状態で塗るようにしましょう。
とくに爪の周りは乾燥しやすく、さかむけ(ささくれ)が起きやすいのでしっかり塗り込んで保湿することをおすすめします。
また、ハンドクリームの効果を最大限に引き出すためには次のような点に注意するとよいでしょう。
・丁寧にマッサージをする
手にしっかりとなじませるために、マッサージをするように塗るとよいでしょう。
ただし、力を入れてゴシゴシと擦ってしまうと肌への刺激となり手荒れが悪化する原因となってしまうので、やさしく丁寧に肌になじませていくことがポイントです。
・塗るタイミングや頻度に気を付ける
ハンドクリームを塗るときに重要なのはタイミングです。
乾燥を感じたときや手洗いの後、お風呂上り、寝る前など意識してこまめに塗ることをおすすめします。
とくに手を洗った後は手のうるおい成分も石鹸などで洗い落とされてしまっているので、手の水分を拭き取ったらすぐにハンドクリームで保湿しましょう。
また、お風呂上りも同様です。
お風呂上りは手も温まっているのでハンドクリームが浸透しやすく、より効果を得やすいのでおすすめです。
ハンドクリームを塗る回数に制限はありませんので、1日に何回でも塗ってケアしてください。
<ハンドクリームの選び方>
ハンドクリームをより効果的に使うには、自分にあったものを選ぶことも重要です。
ハンドクリームには、大きく分けて次の3種類のものがあります。
・保湿系ハンドクリーム
保湿系とは、ヘパリン類似物質やヒアルロン酸、ワセリン、グリセリン、セラミド、コラーゲン、シアバター、ホホバオイルなどの保湿成分が主な成分となっているタイプのものです。
最も一般的なタイプのもで、市販されているものの約8割が保湿系とされています。
手の皮膚がカサカサに乾燥している人におすすめです。
・ビタミン系ハンドクリーム
ビタミン系とは、主な成分に「ビタミンB2」や「ビタミンE」「ビタミンC」などが配合されたタイプのものです。
これらのビタミン類には、血行を良くしたり皮膚の細胞の再生力を高めたりする働きがあります。
そのため、ひび割れやあかぎれなど手の皮膚に亀裂が入った状態になっている人には、傷の回復を助ける働きがあるのでおすすめです。
また、アルコール消毒などで手の角質層が極端にあ薄くなってしまう場合があるので、アルコール消毒をよく使い指先の皮膚が薄くなってツルツルしている人にもビタミン系をおすすめします。
・尿素系ハンドクリーム
尿素系とは、硬くなった角質を柔らかくする働きがある「尿素」が配合されたタイプのものです。
指の皮膚がゴワゴワに硬くなっている人におすすめです。
しかし、敏感肌の人やひび割れ、あかぎれなどがある人には尿素は刺激になるので、避けるようにしてください。
ちなみに、ビタミン系や尿素系にも保湿成分は入っているので、手荒れを回復しながら保湿による予防もできます。
▪まとめ
ハンドクリームは、手肌の保湿に欠かせないアイテムの1つです。
とくに近年は、手洗いやアルコール消毒を行う場面が増えて、手荒れに悩んでいる方も増えてきているのではないでしょうか。
我が家でも、私はもともと手荒れをしやすい方だったのですが、子供たちも冬になると痛々しいほど手が荒れてしまうようになり、親子でハンドクリームを使う機会が増えました。
皆さんも、今回紹介したハンドクリームの塗り方や選び方を参考にして、手の乾燥を予防してみてください。
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