■はじめに
まだ寒さの余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
動植物たちが活発に活動し始める時期でもありますよね。
そんな4月の中旬は、私達を楽しませてくれる動物園や水族館にとって欠かせない飼育の日です。
目 次
飼育の日とは
飼育の日は毎年4月19日にあります。
飼育の日が制定されたのは、2009年(平成21年)のこと。
日本動物園水族館協会によって制定されました。
国内の動物園、水族館合わせて148施設の正会員と維持会員76団体で構成されています。
動物を守る活動や動物園、水族館で楽しんでもらえるよう提供したり、生き物の調査や研究などを行っています。
■意味
飼育の日は、動物園、水族館の役割を理解してもらいたいという意味合いがあります。
そして、飼育している側が裏方である仕事の内容を紹介する日でもあるんですね。
例えば実際に飼育の仕事を見てもらったり体験してもらったり、講演会なども行われています。
■由来
4月19日は、「4(し)、1(い)、9(く)」と読むことができます。
このことから、飼育の日は4月19日に制定されました。
■イベント
2011年から、鹿児島市・平川動物公園にて【飼育の日】にちなんだイベントが行われています。
これは、飼育員が行っている仕事を紹介するというもの。
9回目となる2019年もヤクシマザルのトレーニングガイドやゾウのターゲットトレーニングなどが行われました。
どなたでも参加出来るとのことです。
また、サケのふるさと千歳水族館でも毎年、【大水槽エサやり体験】が飼育の日に開催されています。
参加料は無料で、参加対象は20名とのこと。
他にも、4月19日を中心にあちこちで飼育をテーマとしたイベントが開かれています。
動物や飼育に関するトークイベントやパネル展、体験イベントなど。
お近くの動物園、水族館の情報をぜひチェックしてみてください。
飼育の雑学
飼育の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□飼育員になるためには!?
飼育員として仕事をするために特別必要な資格はありません。
アルバイトのスタッフなどとして補助的な業務を行いながら、経験を積み就業先を探すことも可能です。
近年では、動物関連の専門学校や大学で学び、知識や技術を身につけてから就職するという人も多いようです。
前述した通り、特定の資格がないと飼育員になれないということはありませんが、様々な資格が応募要件に指定されていることも多いです。
獣医師免許は非常に有利になると考えられますが、仕事をする上で獣医師としてなのか、飼育員として携わりたいのかによって必要性も変わってくるでしょう。
また、公立の施設では、公務員試験の合格が必要ですし、動物園や水族館は“博物館”に属するため、学芸員の資格が必要となる場合もあります。
他にも、水族館では潜水士の資格が必要になる場合もありますし、えさなどの運搬や施設内の移動のために、車や重機の運転が必須となることも多いです。
応募時に必要な免許を取得しているか、採用後に取得を求められる場合もあります。
■まとめ
飼育の日についてご紹介させて頂きました。
動物園や水族館によく足を運ぶという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
最近では、いろいろな角度から動物を見られるように工夫されているところもあって、ますます人気を集めていますよね。
そんな、動物園や水族館に欠かせない役割となっている飼育のお仕事。
毎年4月19日飼育の日には、関連イベントをチェックして動物園や水族館にお出掛けしてみてはいかがでしょうか。
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