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端午節とは2023年はいつ?由来や風習、過ごし方、食べ物はちまき

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日本とは意味が違う!?中華圏の端午節とは!

端午節といえば、言葉でわかるように、日本でよく知られる端午の節句を思い出すと思いますが、日本とは違って中華圏では違った由来、風習があるとされています。

 

日本では端午の節句といえば男の子の成長を祝う日とされていますが、実は中国では違ったりします。

 

そこで、ぜひ皆様にも中華圏の祝日をさらに知っていただけるように、日本でもよく知られる端午の日と、中華圏の端午節の違いや風習についてご紹介したいと思います。

 

最近では中国や韓国、朝鮮といった海外に行きやすくなっていますので、興味がある方はぜひ端午節に訪れて、端午節の風習を楽しんでいただけたらと思います。

 

端午節2023年はいつ

端午節は先ほども少しご紹介したように、日本の端午の日とは少し違います。

日本で端午の日といえば、ご存知のように5月5日ですが、中華圏ではこの端午節では旧暦の5月5日とされています。

 

日本では現在採用されているグレゴリオ暦にて祝日が決められているのですが、中国や朝鮮、韓国などの中華圏では日本とは違って旧暦の太陰太陽暦で祝日が行われます。

そのため、中華圏では旧暦の5月5日にこの端午節が行われ、中華圏での2023年の端午節の日は6月22日で、6/22~6/25が休日となっています。

 

端午節とは?中国・台湾・香港など

日本では五節句の一つとして有名な端午の節句ですが、実は中国や台湾、香港などといった中華圏では日本の子どもの日と違うということはご存知ですか?

 

日本では端午の節句といえばご存知のように5月5日ですが、実は中華圏では5月5日は普通の日とされ、別に子どもの日として6月1日になっているとされています。

 

そのため、中華圏では旧暦5月5日に端午節が存在するのですが、子どもの日は別にあります。

そのため、端午節は子どもの日とは違った意味があるとされ、日本とは違うものとされています。

 

では、次に中華圏にとっての端午節と由来や風習について交えながら詳しくご紹介したいと思います。

 

端午節の由来

端午節は先ほどもご紹介したように旧暦の5月5日に行うのですが、この5月は中華圏では十二支の中でも「午」の月とされています。

さらに端午とありますが、「端」は「始まり」というような意味を持ち合わせ、月が始まって一番最初の「午の日」という意味が「端午」にはあります。

このことから、5月の午の日が端午節となったのですが、後に午が数字の「5」と関りが深いことから、旧暦の5月5日が端午の節句、端午節となったとされています。

 

さらに、日本では端午の節句では「子どもの日」、「男の子の成長を祝う日」として有名ですが、中華圏では実は端午節は旧暦でも「男の子の成長を祝う日」ではなく「女性の節句」なのです。

このことを知ると驚く人も多いと思いますが、これは端午節、端午の節句が「菖蒲の節句」とも言われることに関係しています。

中華圏では5月である午の月はあまり良い日ではない「悪い日」とされ、この悪いことを避けれるように菖蒲や葵といった魔除け効果があるとされる草や花を飾ったとされています。

 

さらに、この5月の時期は農家にとっては田植えの時期にあたり、田植えの仕事は今では想像つきにくいですが、女性の仕事となっていました。

この女性が田植え仕事をして、大変なことを労うために菖蒲がある小屋で過ごすようにしたことが「端午の節句」が「菖蒲の節句」とも言われるようになった由来とされています。

これが後に日本に伝わったのですが、菖蒲の葉っぱが剣の形をしていることや、菖蒲を武を重んじる「尚武」として捉えたことから、日本では剣や鎧を装備する「男の節句」と変わったとされています。

 

このことからもわかるように、日本では本来中国にある意味とは少し違った形で変化する文化もありますが、端午の節句はその一つとも言えます。

 

端午節の風習

中華圏の端午節では地域によって様々な風習があります。

特に有名なのが「ちまき」を食べる風習なのですが、こちらは後ほどご紹介します。

 

他にも、中華圏では先ほどもご紹介したように田植え、種まきの時期でもありますので、朝鮮ではこの端午節に五穀豊穣のご祈願をするところもあります。

 

さらには、菖蒲の煮汁で洗髪をしたり、菖蒲での簪を身につけたり、男性では腰飾りとして身につけ、魔除けを行うところもあります。

 

韓国では、女性が端午節にブランコに乗る風習もあったりし、こちらも魔除けの意味合いとされています。

一方、中国では同じように魔除けとして、戸口に魔除け効果のある菖蒲をはじめとした、蓬などを飾る風習は今もなお残っています。

 

ちなみに、後にご紹介する「屈原の物語」もあって、5月には屈原を助けるといったことを表す船、ドラゴンボート競技を行われます。

こちらも興味がある方はぜひ端午節を参考に中国に訪れて頂けたらと思います。

 

端午節の過ごし方

端午節での過ごし方は、やはり中華圏では「女性の節句」ということから、女性を労う日となっています。

 

さらには端午節はちまきを食べる風習もあり、菖蒲などの魔除けを飾る人もいます。

 

しかし、最近ではこのような風習をする人がやや少なくなって薄れてきてはいるのですが、最初にご紹介したように、端午節は連休になることが多いので、端午節に旅行に出かける人も最近では多い過ごし方となっています。

 

端午節の食べ物

端午節の食べ物といえば、日本でも有名な「ちまき」を食べる風習です。

ちなみに、日本では柏餅を食べる風習もありますが、これは中華圏にはなく、日本独自の文化となっています。

 

なぜ、この中華圏では端午節で「ちまき」を食べる風習があるのかというと、途中でも少しご紹介したように「屈原の物語」が関係しているとされています。

 

屈原とは人物名で、中国の戦国時代で活躍した、政治家兼詩人でした。

この屈原は楚の国王の側近でもあったのですが、経済状態や治安によってこのままでは国が危ないことになると思い、正義感が強い屈原は国王に対して、そのことを指摘しました。

 

しかし、国王はこの言葉を反逆の言葉や愚弄する言葉と捉え、政治家でも屈原を失脚させたのです。

失脚させられた屈原は絶望し、今も中国にある汨羅江に身を投げて自殺しました。

 

このことを知った楚の国民はひどく悲しみ、屈原の遺体が魚たちに食べられるのを防ぐために、汨羅江にちまきを投げ入れたとされたのがちまきが関わる始まりとされています。

 

この屈原が汨羅江に身を投げたのが端午節である「5月5日」だったことから端午節にはちまきを食べる文化、風習が根付きました。

 

さらにこの屈原の遺体を探そうと手漕船を使って汨羅江内を探した事が現在行われているドラゴンボートレースの由来とされ、ドラゴンボートの先端には魔除けの草や華を飾る所もあります。

 

しかし、最近見つかった中国の文献ではこのようなことを詳しく書いていることがなく、本当は関係ないのではないかといった説も出てきていますが、今もなお色濃くこの文化が根付いていますので、ぜひ皆様も端午節では「ちまき」を食べて昔の文化を楽しんでいただけたらと思います。

ちまきの作り方とは

 

まとめ:端午節は日本とは意味合いが違う!

端午節についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

日本とは端午といっても男の子ではなく女性を労うような意味合いの日で、ちまきも昔の人を鎮めるといった意味で食べられます。

ぜひ皆様も、端午節のときに中華圏に行くようなことがあれば、現地でちまきを堪能してドラゴンボートレースを楽しんでいただけたらと思います。

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