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生命保険の日とはいつ?意味や由来は。始まりは「ギルド」だった?

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▪はじめに

現在の日本では、自分が病気になった時や何かあった時に家族のための備えとして多くの人が生命保険に加入しています。

今ではテレビのCMなどで日本では生命保険のことを知らない人はいないといってもいいくらい一般的になった生命保険ですが、明治時代のある出来事をきっかけに日本に広まっていったのです。

 

生命保険の日とは

生命保険の日は、毎年1月31日にあります。

生命保険の日は、1882年(明治15年)1月31日に日本で初めて生命保険加入者の遺族に保険金が支払われたことを新聞で報じられたことに因んで、MDRT日本会が制定した記念日です。

MDRT日本会とは、日本の各生命保険会社のセールスマンの中でも厳しい入会基準を満たしたトップセールスマンだけが会員になれる組織です。

 

▪意味

生命保険の日には、生命保険に携わる人たちがお客様のために初心を忘れないようにするという意味が込められています。

 

▪由来

生命保険の日は、1882年(明治15年)1月31日に新聞で生命保険加入者の遺族に保険金が支払われたという記事が掲載されたことに由来しています。

ちなみに、この時支払われた保険金額は当時の金額で1000円(現在で380万円ほど)となっていました。

当時このことが報じられたことで生命保険が多くの人に知ってもらうきっかけとなり、加入する人が増えたそうです。

 

▪イベント

生命保険の日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

生命保険の雑学

<生命保険のはじまりは中世ヨーロッパのギルドだった?>

現在、世界中にある生命保険ですが、はじまりは中世ヨーロッパの各都市にあった「ギルド」と呼ばれる商人や手工業者などの職業別組合だったといわれています。

ギルドでは、組合員同士で病気やケガで働けなくなった時や無くなってしまった時に遺族に対して生活資金を援助するというシステムがありました。

まさに現在の生命保険と同じようなシステムですね!

 

このシステムはその後も色々な国で行われましたが、イギリスのセントポール寺院で毎月一定額の積み立てをしていたところ、この積立金を払えなくて組合員が減ったり、積立金が不足して約束していた金額が遺族に支払われなかったりして潰れてしまったということもありました。

このように、とても不安定だった生命保険のシステムですが、18世紀に天文学者のエドモンド・ハレー(ハレー彗星の発見者)が実際の死亡率に基づいて作った「生命表」というものを元に、死亡率に合わせた保険料を計算した「生命保険」が誕生しました。

このことにより組合員も無理なく保険料支払いができるようになり、亡くなった時にはスムーズに保険金を渡せるようになったのです。

 

「生命保険」のシステムは1762年にイギリスの数学者ジェームズ・ドドソンにより公平な保険料分担の方法が発見され、この方法を基盤とした世界初の生命保険会社が設立されました。

そしてこの新しいシステムの生命保険は世界中に広まっていったというわけなのです。

 

<日本初の生命保険とは?>

ヨーロッパから始まった生命保険ですが、日本に伝わったのは1867年(慶応3年)に福沢諭吉が出版した「西洋旅案内」という本の中で西洋の生命保険について紹介したことがきっかけでした。

開国後、日本に西洋の文化が次々に入ってくる中、西洋の生命保険制度も本格的に導入されました。

そして1880年(明治13年)に日本初の生命保険会社である日東保生会社が若山儀一によって設立されましたが保険制度と必要性を正しく理解してくれる人が少なく更には「人の死まで金儲けに利用するのか」と受け入れてもらえず、わずか9か月で倒産してしまいます。

 

しかしその後1881年(明治14年)に福沢諭吉の門下生である阿部泰蔵らにより有限明治生命保険会社(現在の明治安田生命保険相互会社)が設立されました。

設立当初はやはり正しく理解して貰えず3人しか加入者がいませんでしたが、新聞に保険金が支払われたという記事が掲載されたことで少しずつ加入者が増えていき、1888年(明治21年)には帝国生命(現在の朝日生命)、1889年(明治22年)には日本生命が設立され、1892年(明治25年)頃には日本各地に生命保険会社が設立されていきました。

とはいえ、この頃はまだ誤解されている部分も多くなかなか普及しませんでしたが、日露戦争やスペイン風邪の流行、関東大震災などで保険金がきちんと支払われたことにより生命保険は一般の人たちにも理解され徐々に広まっていったのです。

 

▪まとめ

生命保険は、自分の家族だけでなく仲間の家族のこともお互い助け合おうということから始まったのですね。

現在の日本では約8割の人が生命保険に加入しています。

それはやはり、昔のヨーロッパから受け継がれてきた家族のためには必要な備えとしての思いやりが広まったおかげなのではないでしょうか?

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