本日は「映画の日」についてご紹介いたします。
現在は、邦画・洋画・またCGアニメーション等様々なジャンルの映画が作成され、映画館・TVで放映されることで多くの人々を楽しませています。
今でこそ大衆娯楽化した映画ですが、どういった過程・経緯で「映画の日」は制定されたのでしょうか?
歴史が古いイメージがある分非常に興味深いですね。
目 次
映画の日とはいつ?意味や由来は?
「映画の日」は毎年12月1日の記念日です。
「映画の日」は、1896年に神戸市において日本で初めて映画というものが一般公開されたのを記念して、1956年に日本映画連合会(現:日本映画製作者連盟)が制定した記念日です。
実際に映画が公開された日は、神戸の神戸倶楽部で1896年(明治29年)11月25日から29日の間になりますが、11月25日は月の途中で中途半端だからという理由で12月1日を記念日としたそうです。
なお、この神戸倶楽部で公開されたのは、今日のスクリーンに映写されるタイプではなく、一人ずつ覗き込んで観るタイプの「キネトスコープ」と呼ばれるもので、かの発明家エジソンが開発したものでした。
1956年12月1日に開催された「映画の日」第一回大会は、両国国際スタジアムで開催され、来賓には映画界のみならず、鳩山一郎総理大臣やNHK会長など各界の著名人が参加して盛大に行われました。
セレモニーの後にはスタジアムで各種演芸が披露され、その後都心をパレードしたそうです。
また、地方でもこの日にパレードやポスター展・映画館の入場料割引などが行われ、ある種国を挙げての一大イベントとなりました。
終戦後、国の復興を表しているかのような力強さを感じますね。
映画の日のイベント
前段でご紹介したように、「映画の日」には日本映画界の各団体が、多年にわたり日本映画に貢献してきた人々へ感謝の意を込めた記念式典や各映画の上映会・トークショー等が盛大に開催され、また入場料の割引も実施されています。
入場料の割引について、古くは各地方で入場料の半額割引を行っていた経緯があり、以後東京23区等各地で入場料の半額割引を実施することが定着していきました。
最終的には全国で割引制度が導入され、ご存じの方もいるかもしれませんが、今では12月1日以外の各月1日を「映画サービスデー」として入場料の割引が行われています。
12月1日は覚えておきやすい日付なので、皆さんも今年は「映画の日」に映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
映画興行収入について
映画を観る側にとって興行収入は人気度の表れであり、映画観覧を希望する一つの物差しとなります。以下ランキングは何か腑に落ちない気もしますが(笑)、興味深いところがありましたのでご紹介しておきます。
世界歴代興行収入ランキング (2022年までの映画)
1位 アバター 【公開年:2009年 興行収入約29.229億ドル】
2位 アベンジャーズ/エンドゲーム(Avengers: Endgame) 【公開年:2019年 興行収入約27.975億ドル】
3位 タイタニック(Titanic) 【公開年:1997年 興行収入約22.016億ドル】
4位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒【公開年:2015年 興行収入約20.695億ドル】
5位 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
(Avengers: Infinity War) 【公開年:2018年 興行収入約20.484億ドル】
いかがでしたでしょうか?
映画の歴史は思ったより古く、発明家エジソンの時代まで遡ります。
無音・白黒映画を経て現代の上記映画へ変遷していったことを考えると技術の進化に驚かされます。
映画の内容はもちろん重要ですが、歴史を踏まえて観覧するともしかしたら新たな視点から映画を観ることができるかもしれませんね。
以上、「映画の日」についてでした。
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