三名園というと、最初に思いつくのは石川県の兼六園という人も多いかもしれません。
今回は三名園を紹介していきます。
目 次
日本三名園とは
後楽園(岡山県)
今から役300年前に、岡山藩2代目藩主池田綱政が藩主の安らぎの場所として作られた庭園です。
広い芝を採用し、春先の桜もとても綺麗です。
因みに種類はソメイヨシノ、ヤエベニシダレを見る事ができ、桜の本数は約280本を数え見頃は4月上旬です。
桜前線は南から北へと上がっていくので、大体この時期になると言われています。
夜景もお薦めするポイントで、10月上旬にライトアップされ夜間も見る事が出来ます。
入場料も400円、岡山県立博物館と両方を鑑賞したい場合は520円となっています。
また、毎月のようにイベントが企画されています。
例えば、旬彩市場と呼ばれる特設市場がオープンされ、一日様々な飲食を楽しむことが出来ます。
紙芝居や十二単の着付け体験などが行われており、観光客も地元の人間も楽しむことが出来ますので、観光で訪れた際はイベントに参加してみては如何でしょうか!
兼六園(石川県)
江戸時代に造られた大名庭園として有名で、加賀藩歴代藩主が作り続けてきた庭園で現在でもその美しさをキープしています。
現在は石川県と金沢市が共同で世界遺産に登録されるべくアピールを続けており、登録されると20件目となる節目の登録となる可能性があります。
しかし、世界遺産登録待ちしているところが10件以上あり、いつ兼六園が世界遺産になるかは今のところはっきりしていません。
一年を通じて見所がたくさんあり、特に春の桜はソメイヨシノ、ヒガンザクラ、サトザクラ等があり、4月上旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
また、紅葉の時期も見逃すことは出来ない美しさです!
紅葉や楓など見所もあり、外国人観光客もたくさん訪れていますので、今や世界的に有名な観光地の一つと考えられています。
また、北陸新幹線開業に伴い東京からもたくさんの観光客が押し寄せており、宿泊施設が足りないという状況にも陥っています。
入場料は300円、6歳から18歳は100円、5歳以下と65歳以下は無料、ガイド料は1500円です。
偕楽園(茨城県)
偕楽園は徳川水戸藩の第9代藩主徳川斉昭が自分で庭園構想を建てて作られました。
世界遺産登録はされていませんが、2015年日本遺産に登録されました。
季節毎にお祭りが行われており、2月下旬から3月末まで水戸の梅まつり、4月上旬から中旬まで水戸桜まつり、4月下旬から5月中旬に水戸のつつじまつり、8月に水戸黄門まつり、9月に水戸の萩まつりと一年を通じて催し物が開催されています。
この他、様々なイベントの開催が予定されていますので、公式サイトを参照の上来場して
自然が作り出す美しさを愛でるのも、たまには必要なことかもしれませんね。
偕楽園への入場料は無料ですが、好文亭は大人190円、子ども100円の入場料が掛かります。
まとめ
三大名園は、永い期間を掛けて美しい庭園をキープしてきております。
日本にしか作る事が出来ない景色なので、三大名園は早く世界遺産に登録してほしいものだと思います。
また、歴史の長さを感じざるを得ない荘厳さがどの庭園にもあり、時間の許す限り眺めてみたいそんな思いが胸に去来しました。
何かアトラクションがないと人が集まらないのではないか?
と考えていたのですが、これは間違いで、特に大きなイベントなどを用意しなくても景色見たさに人は三名園に訪れて感動を覚え、またその次の年も訪れる事があるのだと感じました。
兎角集客や売上げと言った数字的なところに目を囚われがちですが、三大名園を観ているとそうでなくとも充分に人を呼ぶことが出来る事を証明してくれているそんな事を考えてしまいました。