ボールペンを使っていて、インクがまだあるのに急に書けなくなったことはありませんか。
きれいに使い切りたい、代わりのものが無く今すぐ必要という場合もあるかと思います。
そんな時に役立つ、ボールペンを復活させる方法がありますので、いくつか紹介します。
目 次
ボールペンのインクが出ない時の復活裏ワザなど
ボールペンを使い切る為に、インクが出なくなったときの復活裏ワザを、原因などと併せて紹介します。
[遠心力を使う]
インクの中に空気が入り込み、ペン先にインクがいかず書けなくなってしまうことがあります。
インクには流動性がありますので、遠心力を使って空気を抜きペン先にインクを送り出しましょう。
・ペン先を下にして振る
・ビニール袋にボールペンを入れてクルクルと振り回す
・輪ゴムで回転させる
ボールペンの中心に輪ゴムをテープで貼付けて、左右に出ている輪ゴムそれぞれに指をかけ、キツく締め付けられるまで回転させたら逆回転させるように外側に引っ張る。
空気が入ってしまう原因の一つとして挙げられるのは「上向き筆記」です。
上向きと言っても、ペン先が水平の状態よりも少しでも上になっていれば上向き筆記に入ります。
壁で何か書き物をしたり、鞄の中で揺れてペン先が物に触れるなど、意外と無意識に行っているかもしれませんので注意してみてください。
他にも、ペン立てで保管する際にペンが上向きになっている場合もインクの芯に空気が入りやすい原因になります。
私もインクが漏れたり、汚れてしまうのを防ぐ為に上向きで保管していましたが、重力によって逆流し空気が入ってしまうのだとか。
ペン先は下向きでの保管を心掛けましょう。
[ペン先を温める]
固まったインクがペン先で詰まってしまった場合、温めることでほぐれて書けるようになることがあります。
・手で握ったり、指でつまむ
・ドライヤーを使って温める
その際には、熱くなり過ぎて変形してしまったり、破損してしまう可能性が高いため十分注意し離して行うようにしてください。
インク自体が硬くなってしまうのは、保管状況が影響していたり劣化が原因かもしれません。
筆記可能とされている温度は、マイナス10℃~プラス60℃程度の温度環境下とされているそうです。(ゼブラHPより)
自動車の中に保管する場合などでは高温になりやすく、インクの芯の内部で空気が膨張し押し出されてしまうことがあります。
逆に低温の場所ではインクの粘りが強くなってしまいますので、温度変化が大きい場所での保管には注意が必要です。
また、未使用でもインクは経年劣化していきますし、製造後約3年間が快適に書くことが出来る目安とされています。
製造年月がインクの芯本体に刻印されているものもありますので、チェックしてみてください。
[ペン先を掃除する]
インクが固まっていたり、細かいゴミでペン先にフタをした状態になっている場合、掃除をすることで書けるようになります。
・ティッシュなどで汚れをよく拭き取る
・タバコのフィルターにペン先を差し込んでクルクル回す
タバコのフィルター部分はとても細かい繊維で出来ていて、ペン先のすき間の拭き取りづらい汚れも掃除できます。
ボールペンにはキャップ付きとノック式のものがあります。
それぞれに合ったデザインが施されていますので、乾いたり汚れが付かないようにペン先のしまい忘れには気を付けましょう。
[摩擦力を使う]
ペン先のボールが滑りすぎて回転しないことがあります。
この場合、摩擦力を利用すれば回転を促すことが出来ます。
・ティッシュペーパーを広げて、力を入れず破らないように線や丸を何度か書く
ティッシュペーパーの表面はとても細かく、たくさんのでこぼこで出来ていることから摩擦が生じボールを回転させることが出来ます。
ボールが滑りすぎるのは、ボールペンと紙との相性であったり、つまりが原因として考えられます。
特にファックスやプリンターで使われる感熱紙などの加工が施されている紙を使った場合、コーティング剤を巻き込んでしまい、回転が悪くなったり詰まってしまうことがあります。
インクの押し出しとボールの回転をクリアすれば復活しますし手軽に試せますので、是非行ってみてください。
普段、何気なく使っているボールペンですが、実は精密な作りになっていてペン先のボールは限りなく真円に近い形状なのだそうです。
落下によって付いた傷でも書けなくなることがありますので、扱いには十分注意して大切に使い切りましょう。