天赦日（てんしゃにち、てんし＋び）といえば、聞いたことがある方も多いと思いますが、一粒万倍日や寅の日、大安のように吉日を指す日の一つであり、各々の吉日でも具体的な内容、意味合いはもちろん異なります。
そのような吉日の一つでもある「天赦日」は、知っている人がまだまだ少なく、縁起が良い日でもあるので、ぜひ皆様にも参考にしていただけるよう「天赦日」についてご紹介したいと思います。
目 次
2023年の天赦日カレンダー
2023年1月6日（金）天赦日＋一粒万倍日
2023年3月21日（火・祝）天赦日＋一粒万倍日＋寅の日（最高！）
2023年6月5日（月）天赦日
2023年8月4日（金）天赦日＋一粒万倍日＋大安
2023年8月18日（金）天赦日
2023年10月17日（火）天赦日＋大安
2024年天赦日
2024年1月1日（月・祝）天赦日＋一粒万倍日（good！）
2024年3月15日（金）天赦日＋一粒万倍日＋寅の日（最高！）
2024年5月30日（木）天赦日
2024年7月29日（月）天赦日＋一粒万倍日（good！）
2024年8月12日（月・祝）天赦日
2024年10月11日（金）天赦日＋大安
2024年12月26日（木）天赦日＋一粒万倍日（good！）
天赦日を知っている人は何をするにも大吉日としっているため、結婚や入籍、お店の開業をする人が多いのでぜひ参考にしていただけたらと思います。
最高の吉日とされるのが一粒万倍日や天赦日と寅の日が重なる場合ですが、なかなかこの吉日三種類がそろうことはほとんどないです。
しかし、天赦日と一粒万倍日が重なる日は極稀にありますので、一粒万倍日、天赦日、寅の日が重ならない場合にも、どれかが重なっていればとても良い日とされているので物事を始める日としてはかなりお勧めです。
天赦日とは？どんな意味がある
天赦日とは先ほどもご紹介したように「てんしゃび」、「てんしゃにち」と読みます。
どちらかというと、「てんしゃにち」と読まれることが多いです。
そのような天赦日ですが、皆さんがご存知の6曜の一つ、「大安」と同じような吉日で、実は天赦日は大安よりもさらに吉日の日とされています。
そんな天赦日ですが、「天赦日」とは「百神もが天に昇り、天が万物の罪をもゆるす日」とされています。
さらに万物の罪を赦されるため、「暦上でも最も大吉日」とされており、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦（ゆる）す日とされ、6曜の大安や吉日の一つとされる、一粒万倍日よりも吉日とされています。
この天赦日は年に5回から6回ほどあるとされていますが、立春から立夏までといった季節と戊寅の日や甲子の日のような日の干支によって決まります。
天赦日が決まる季節と日の干支は次のようになっています。
立春から立夏までの間が「戊寅の日」
立夏から立秋までの間が「甲午の日」
立秋から立冬までの間が「戊申の日」
立冬から立春までの間が「甲子の日」
天赦日にするのがいいことは
次に天赦日にぜひして頂きたい、したらいいことについてご紹介していきたいと思います。
引っ越し
まずご紹介するのは引っ越しです。
引っ越しは天赦日にするのはお勧めとされています。
最初にもご紹介したように、天赦日を知っている人が中々いないため大安のように激戦することはあまり少ないので特にお勧めです。
大安だと縁起を担ぎたい人が多いため、引っ越し業者はスケジュールが埋まっていることが多いですが、天赦日だと空いていることがあります。
そのため引っ越しのする日付を決める際にはぜひお勧めです。
財布を買う
天赦日に財布を買うのもお勧めです。
縁起を担ぎたい人には天赦日に財布を買うのは特にお勧めで、何をしても吉日の日とされている分縁起を担ぐにはもってこいの日でもあります。
さらに、財布を買うのもお勧めなのですが、財布を使い始める日としてもおすすめなので、お気に入りの財布を購入していて、天赦日の日から使い始めるといったことも良いとされています。
どんな色の財布がいい
財布の色でお勧めの色は、主に「黄色」や「黒色」といった金運を連想させるような色がお勧めとされています。
一方、あまりお勧めではない色は赤字を思わせるようなマイナスイメージがついている「赤色」で、金運の低下にもつながるとされています。
しかし、これはあくまでも縁起を担ぎたい人の目安で、特に気にしないという方は、自分の好きな色の財布を買うのがお勧めです。
財布は基本的には1年周期で買い替える方がいいとされていますので、買い替える際には天赦日も気にしていただけたらと思います。
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入籍
天赦日に入籍をするのはとても良いとされています。
天赦日は先ほどもご紹介したように、何をするにも大吉日とされていますので、入籍や結婚する日にはかなり良いとされ、天赦日を知っている人は多くの人が天赦日に入籍や結婚式を挙げる人が多いです。
何か特別な日がない場合には入籍や結婚式を挙げる日付の参考にしていただけたらと思います。
宝くじ
宝くじを天赦日に買うのもお勧めです。
天赦日に宝くじを買うと必ず当たるといったことはありませんが、ゲンを担ぎたい人にはお勧めの日であり、天赦日だけでなく一粒万倍日や他の大安日のように、一緒に重なる日には特に縁起が担げるかと思います。
しかし、やはりあくまでも縁起やゲン担ぎですので、天赦日に購入しても当たらない場合はご了承ください。
開業
天赦日に開業することもかなりお勧めです。
開業する人は、これからの運営の無事を祈りたい人も多いので、商売繁盛の神社に行ってこれからの運営について祈願をする人も多いと思います。
そのような縁起を担ぎたい人には特にお勧めで、開業の日に天赦日だけでなく、一粒万倍日や大安が重なると尚の事縁起、ゲン担ぎとしては良いと思われます。
天赦日と仏滅が重なった日は
次に縁起を担ぎたい人が、天赦日を参考に日付をしようとしたもののその日が仏滅と重なっていた場合にどのような日になるのかご紹介したいと思います。
引っ越し
引っ越しする日に天赦日と仏滅が重なった場合には引っ越しをするのはお勧めです。
というのも、仏滅は現在では「仏滅」と書かれるようになっていますが、昔では仏滅は「物滅」とかかれていました。
この物滅は、「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」といった意味とされ、その意味合いと共に何をしても許されるとされる天赦日では引っ越しには特にお勧めとされています。
最近では大安はもちろん引っ越しに向いているのですが、仏滅は引っ越しに向いていることを知っている人が少ないので、引っ越し業者のスケジュールを確保しやすいです。
そのため、引っ越しをする日に天赦日と仏滅が重なっている場合には安心して、引っ越しをしてください。
結婚
結婚をする場合に、天赦日と仏滅が重なっている場合には少し天赦日の縁起が減るかもしれませんが、結婚しても大丈夫とされています。
縁起を担ぎたい人も多いと思いますが、天赦日を気にして結婚式を挙げたい場合でも、天赦日が年に6回ほどしかないため次の天赦日までに待つのは大変だと思います。
そのため、天赦日と仏滅が重なって気になってしまう方も多いと思いますが、もし結婚する日に天赦日と仏滅が重なっている場合には、入籍する日を天赦日と仏滅が重ならない日にすることをお勧めします。
入籍
入籍は先ほどもご紹介したように結婚と同様です。
結婚の時とは反対に、入籍の際に天赦日と仏滅が重なっている場合には、結婚式を挙げる日に天赦日と仏滅が重なっていない日を設定することがお勧めです。
財布の購入
財布の購入は天赦日と仏滅が重なっている場合でも大丈夫です。
購入する日に天赦日と仏滅が重なっている場合には、使う日を違う日にするようにしましょう。
あまり気にしなくても大丈夫ですが、どうしても気になる方には購入する日と使い始める日を分けるのをお勧めします。
→財布を買うのに良い日はいつ？新調するなら3つの吉日をチェック
天赦日と不成就日が重なったら
天赦日と不成就日が重なる日はどうしても存在します。
不成就日は何事も成就しない日とされていますが、天赦日は反対に何事も赦される日とされています。
この二つが重なる場合でもあまり気にしなくて大丈夫とされています。
日本では大安のような吉日は気にする人が多いですが、不成就日や仏滅といった日はあまり気にしない人も多いです。
あくまでも、あまりいい日とされていないだけなので、どうしても気になる場合には避けるようにするくらいで大丈夫です。
天赦日と一粒万倍日はどっちがいい
天赦日と一粒万倍日のどちらがいいのか気になる人も多いと思いますが、具体的にいうと、どちらもあまり変わりません。
というのも、両方とも意味合いが違って、天赦日はご紹介したように、何事も赦される日で、一粒万倍日は文字を見てもわかるように一粒が万倍にも膨れ上がる様を表しています。
そのため、どちらも優れているといったことではなく、その意味合いに沿って物事を始めるのがお勧めであるため、一粒万倍日には財布を使い始めるや、購入するのがお勧めで、天赦日が入籍や結婚する日としてはお勧めといったようになります。
このことからもわかるように、縁起を担ぎたい場合にはその縁起、ゲン担ぎにあった日を選ぶことをお勧めします。
縁起を担ぎたい場合にはおすすめな天赦日
天赦日についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか？
大安などはカレンダーに記載されていることが多いので知っている人が多いですが、天赦日を知っている人はまだまだ少ないです。
そのため、縁起を担ごうとして、天赦日を選択する人がまだ少ない状態ですので、物事を始める際には、天赦日にしてみるといった日付の参考にしていただけたらと思います。