秋も深まってまいりました。
そろそろ年末の気配も感じる今日この頃です。
年末というと華やかな行事もたくさんあり、楽しみですね。
そして年末とセットで楽しみなのがお正月です。
お正月の風物詩というと、門松・しめ縄・鏡餅などのお正月飾りですが、あなたのお宅では飾られていますか?
昨今では年々、お正月飾りを飾らないというお家が増え、ひいてはその家庭の子供たちはお正月飾りの事を知らないため、お嫁に行ってもお正月の飾りを飾ることがない・・なんていうデータもあります。
お正月の飾りは、日本のお正月を盛り上げる大切なルールです。
なくしたくないものです。
今回はお正月飾りの基本ルールをご紹介いたします。
目 次
お正月飾りの種類について
お正月飾りと呼ばれるものは「門松」「しめ縄」「鏡餅」の3点です。
門松
「門松」はお店や会社の玄関先、各家庭の玄関先に飾られるもので、歳神様が各家(会社・お店)に来てくださるための目印として飾ります。
門松(楽天)
しめ縄
「しめ縄(しめ飾り)」はここは神聖な場所ですよ、ということをあらわす為に飾るものです。
歳神様がいらしてくださるわけですから、失礼の無いように、環境を整えております、という合図です。
鏡餅
「鏡餅」は歳神様へのお供え物としての意味合いと、縁起物としての側面があります。
鏡餅には良縁が込められていると言われており、子孫繁栄や長寿・健康、家族が仲良くすごせるといった縁起ものでもあります。
鏡餅(楽天)
鏡餅の上にはみかんがのせられていますが、このみかんも別名「橙」(だいだい)といい、このだいだいが「代々」という意味となり、子孫繁栄をあらわすものとして縁起が良いことから、鏡餅の上にかざられることになったということです。
鏡餅と門松の飾り方
お正月飾りはいつまで飾るのでしょうか?
お正月飾りを飾る期間については、厳密にはその地域ごとの風習やしきたりによって違ってきますが、一般的には元旦(1月1日)から松の内(1月7日)まで飾ると言うのが基本です。
しかし鏡餅は1月11日まで飾り、そのあと縁起を頂くために、この鏡餅を開いてお団子やお雑煮にして食べます。
これを「鏡開き」と言うのです。
お正月飾りの処分方法
せっかく飾ったお正月飾りですが、期間が終わったあとはどうすればいいのでしょうか?
「門松」「しめ縄」の一番よい処分の方法は、小正月と言われる1月15日に神社などで行われる火祭り行事「どんと焼き」でお焚き上げをして頂くことです。
しかし、どんと焼きに行けない場合は、塩やお酒で清め、感謝の気持ちを持ちながら、通常のごみとはわけて丁寧にまとめ、一般のごみとして出しても構いません。
鏡餅は開いて、家族みんなで召し上がってください。
今年はお正月飾りの意味を知って、厳かな気持ちで新年を迎えるためにも、お正月飾りをしてみませんか?
お正月飾りは家族の幸せや健康を祈るものです。
そうすれば気持ちよく、新年を迎えることができますね。
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