■はじめに
5月といえば大型連休があり、旅行などに行きたいシーズンですね。
遠出する時には天気や気温も重要ですよね。
そんな5月には「温度計の日」という記念日があります。
目 次
温度計の日とは
温度計の日は毎年5月14日にあります。
いつ頃、どの団体が制定したのかということはわかりませんでした。
今回紹介するのは「温度計の日」ということですが、日本に温度計が来たのはいつ頃のことなのでしょうか?
これには様々な説があるようです。
1850年代ぐらいに「蚕当計」という、蚕を飼うときの温度管理をするために温度計を使用していたという説もあれば、平賀源内が「寒暖計」という名称の温度計を作ったとされていたりして、まだまだ未知な部分が多いそうです。
■意味や由来
なぜ5月14日が温度計の日となったのかというと、水銀温度計を発明したドイツの物理学者であるファーレンハイトが生誕したのが1686年5月14日であることが由来となっていますが、本来は5月24日が生誕の日ではないかという見方もあるそうです。
ユリウス暦とグレゴリオ暦という暦の関係で、ファーレンハイトの生誕地ではグレゴリオ暦に改暦されていたとのことで、グレゴリオ暦を優先すると5月24日になるそうです。
ファーレンハイトは水銀温度計を発明しただけでなく、華氏温度目盛り(°F)を定めたという功績もあります。
華氏温度というものに聞き覚えがあまりない人が多いかもしれません。
華氏温度は主にアメリカ、イギリスなどで使用されています。
日本を含む多くの国で現在使われているのは摂氏温度(℃)です。
華氏温度では水が沸騰するのは212度、水が凍るのは32度であり、摂氏温度では水が沸騰するのが100度、水が凍るのが0度となります。
「摂氏温度=5(華氏温度-320)÷9」という公式で摂氏温度と華氏温度の換算が出来るそうです。
■イベント
現在、日本では温度計の日にまつわる定期的なイベントは行われていない様です。
日本にあまりなじみのない、華氏温度の温度計に関する記念日であるため、そこまで浸透していないため、イベントが行われていないのかもしれません。
温度計の雑学
日本で温度が定められたのは割と最近のこと?!
日本において摂氏温度(℃)が使われるようになったのは1919年(大正8年)に法律で温度に関しての規定がなされたことがきっかけとして使用されることになったそうです。
今や天気予報などで毎日目にする摂氏温度ですが、日本で使われている歴史は意外と浅いということがわかりました。
温度計の起源とは?
世界で最初の温度計とされるのは1603年に有名な物理学者である「ガリレオ・ガリレイ」が発明したといわれる、「ガリレオの空気温度計」です。
フラスコに、ガラス管を通したゴム栓を付けてそれをさかさまにして、ビーカーに入れた水の中にガラス管を入れるという装置だったそうです。
気温が上がると、ガラス管の中の水柱が上にのぼることでその高さを見ることで温度の変化を感知することが出来たそうです。
しかし、この温度計は気圧の変化の影響を受けてしまうものだったため、正確性はあまりなかったようです。
現代では、「ガリレオ温度計」として、原理はそのままにおしゃれな見た目の温度計がたくさん売られています。
温度によってきれいな色の液体が入ったガラスが上下するものなので、そこまで興味がない人でも心躍るようなギフトの1つとなっています。
日本では多彩すぎる温度計の呼び方があった?!
日本で温度計という呼び方が定着するまで、様々な呼び方があったそうです。
一部を紹介すると、「検温管」「検温器」「検温子」「寒暑針」「寒暑表」「寒暖計」などなどという呼び方があったようです。
温度計が定着したのは、第二次世界大戦中に訳されたことがきっかけだったそうです。
■まとめ
今回は温度計の日について紹介させていただきました。
ほとんどの方が初めて聞くような記念日だったと思います。
この日を機に温度計をインテリアとしてお部屋に置いてみてはいかがでしょうか?
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