■はじめに
梅雨が明けはじめる7月から8月に入ると、いよいよ夏休みを意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、地域での行事やイベントの準備を始めているところも多いですよね。
そんな7月の下旬には商いの街として知られる、なにわの日があります。
目 次
なにわの日とは
なにわの日は毎年7月28日にあります。
なにわの日が制定されたのは、2007年(平成19年)のこと。
2005年(平成17年)1月に浪速区が発足した“未来わがまち会議”において、「浪速区未来わがまちビジョン」がとりまとめられたことで制定に至りました。
■意味
なにわの日は、浪速区がもつ多彩な魅力を再発見したい、認知度を高めたいという意味合いがあります。
そして、浪速区民と企業やNPOなどが、なにわの日を通じて協力、連携することで新たな交流が生まれ、区の内外に魅力を発信していき浪速区が住みよい明るい街になるきっかけの日にしたいという思いがあります。
なにわの日を中心とした、毎年7月~9月までの期間には、浪速区内で様々なイベントが開催されています。
■由来
7月28日は、「な(7)に(2)わ(8)」と読むことができます。
この語呂合わせから、なにわの日は7月28日に制定されました。
■イベント
新世界地域活動協議会が主催の【新世界サマーフェスティバル】が、なにわの日に合わせて毎年開催されています。
これは、新世界周辺の会場でだんじり巡業などが行われるというもの。
まちびらき106周年を迎えた2018年も7月23日に行われ、地元子ども達のだんじり太鼓演奏や樽みこしの練り歩きが行われ、地元だけでなくお隣の日本橋からの参加や観光客などを交えて盛り上がりました。
他にも、7月28日を中心に浪速のあちこちで街を盛り上げるイベントが開かれています。
神社仏閣でのお祭りや花火大会、親子で参加できる子ども向け体験イベントなど。
天王寺動物園でも動物も喜ぶイベントが企画されていたり、ちょうど夏休みということもあって、観光でも家族でも楽しめる内容になっています。
この時期、お越しの際はパンフレットなどでぜひ情報をチェックしてみてくださいね。
なにわの雑学
なにわの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□浪速区の紹介
浪速区は、1925年(大正14年)に現在の中央区南部からの分区によって誕生し、1943年(昭和18年)に南区、西区、天王寺区、西成区との間で境界を調整し現在の区域になりました。
面積は4.39平方キロメートルで日本一面積が小さい行政区ですが、大阪の中心地として繁華街や交通の面でも栄えている街です。
通天閣やジャンジャン横丁のある新世界、歴史のある大阪木津卸売市場やでんでんタウンなどの商業地域も有名です。
他にも、2012年(平成24年)にはZeppOsakaが開業するなど、新しく様々な商業施設を取り入れていて、歴史も新しさも兼ね揃えた街と言えます。
□なにわの語源とは!?
なにわの語源は、波が速いという意味の「なみはや」、魚(ナ)が捕れる庭(ニワ)など諸説あります。
漢字表記にも浪速の他に“難波”、“浪花”、“浪華”があり、万葉仮名では“奈尓波”、“奈仁波”があります。
なにわという名がついた最初の都市は、7世紀に朝廷が置いた「難波宮(なにわのみや)」にまで遡り、その後は8世紀にも同じ場所に難波宮が置かれました。
浪速区がある場所は、当時はほとんどが海で海岸線は上町台地の近くまで入り込んでいたのだそうです。
そして、16世紀になってから上町台地の北部に豊臣秀吉が大坂城を建て、街が賑わうようになってから町民の間で「なにわ」が、また使われるようになります。
その範囲は徐々に拡大していき、現在も様々な形で使われています。
■まとめ
なにわの日についてご紹介させて頂きました。
昔から人々に親しみのあるなにわが、今も活気のある街として発展し、なにわの日の制定に至ったのだと筆者は感じました。
毎年7月28日なにわの日には、なにわのイベントをチェックしたり、思いきって街に繰り出してみるのも良いかもしれませんね。」
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