「2月1日 ガーナチョコレートの日」
■はじめに
現在、日本では44社前後がチョコレートやチョコレート菓子を生産していますが、委託生産の企業も多いので、みなさんがよく見かけるメーカーは12社程度だろうと思います。
その中でも大手と言われるのがロッテ、明治、グリコ、森永で、この4社合計で99%のシェアを占めています。
目 次
ガーナチョコレートの日とは
「ガーナミルクチョコレート」が発売されたのは、1964(昭和39)年2月1日で、ロッテはこれを記念して同日を「ガーナチョコレートの日」に制定しました。
ロッテはミルクチョコレート発祥の地スイスから技師を呼び寄せ、「日本人の味覚に合う」ことを念頭に研究開発を続けました。
そのために従来なかった味わいのチョコが誕生し、これが日本人の味覚に受け入れられたことで、ロッテのチョコレートは快進撃を続けて、いまでは明治と僅差でシェアトップを争うまでになりました。
■ガーナチョコレートの日の意味と由来
子どものころ、筆者が買ってもらったチョコレートは明治か森永の板チョコで、大きさは今の半分くらい、たしか20円だったと記憶しています。
そんな中、チューインガムで知られたロッテが初めて発売したチョコレートの味は、今までとはまったく違うまろやかさで、そのおいしさに感激したことを鮮明に覚えています。
また、いわゆるチョコレート色だったパッケージの色が真っ赤だったことも印象的でした。
以来、ガーナミルクチョコのパッケージは、何回かデザインの変更はあったものの「赤」で一貫しています。
今ではガーナチョコもミルク以外に小粒フルーツを入れた製品や生チョコ、ビターやストロベリー、ホワイトチョコもラインナップされ、また高価格帯やチョコの形状の変化など、製品の種類は多岐にわたっています。
ちなみに筆者は食感が独特なガーナ「リップル」が大好きですね。
■ガーナチョコレートの日のイベント
ロッテは2月1日の記念日より、シンボルカラーの「赤」に強いこだわりがあるようで、毎年、母の日に向けて様々なキャンペーンを実施しています。
「ガーナミルクチョコ→赤→カーネーション→母の日」
といったつながりですね。
過去には「母の日はママといっしょに」を合言葉に、スヌーピー(PEANUTS)とコラボし、TwitterのフォローやツイートでPEANUTSオリジナルケース入りのガーナチョコが当たるキャンペーンを実施しました。
ガーナチョコレートの日の雑学
▽チョコレートの製造過程
生産国で発酵、乾燥、袋詰めされ、船で輸入されたカカオ豆は、工場でまず質の悪い豆や小石などの異物を取り除く選別機械にかけられ、次に合格した豆をロースターにかけて焙炒(炒る)することで、加熱された豆からは独特の香りと風味が生まれます。
その後、豆を砕いて皮を取り除いてできたカカオ・ニブ(ココアバターと呼ぶ脂肪分55%を含む)を、今度はすりつぶしペースト状のカカオマスにし、砂糖やミルクを加えてミキサーでよく混ぜ込みます。
それを機械で舌の先でもざらつきを感じないほどなめらかにした後、時間をかけて練り上げることで原料が均一化し、チョコ独特の香りが誕生することになります。
次が最も難しいと言われる工程で、ココアバターが安定した結晶になるようチョコの温度調整に移ります。
この工程でなめらかなツヤのあるチョコができたので、型に流し込み、型を揺らしてチョコの中の気泡を除去して、型ごと冷却コンベアに乗せて冷やします。
チョコが固まったら機械で型をたたいてチョコをはがし、異物混入や色ツヤ、欠けたりしていないかなどの検査を経てから、やっと包装までたどり着きます。
しかし、これで出荷ではなく、品質安定のために温度、湿度が調整された倉庫で一定期間熟成させた後、ようやく立派なチョコレートの誕生です。
■最後に
筆者もわが家のおばあさんもチョコが大好物なので、少なくとも週に2つは購入しています。
だいたいロッテが8、明治が2の割合ですが、たま~に森永も。
寒い季節になるとガッキーのCMに誘惑されてメルティーキッスについつい手が伸びてしまいますが、ロッテも負けじとバッカス、ラムレーズンの季節商品を投入するので、冬はこの攻防戦が毎年繰り返されています。
しかし、このせめぎ合いをよそに、冷蔵庫の中にはガーナミルクチョコが必ず常備されています(食感がいいので冬でも冷やしています)。
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