■はじめに
まだ寒さの厳しい時期から抜けきれない2月上旬から半ばに入ると、いよいよ春の訪れを意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、春のお出掛けを計画し始めているところも多いですよね。
そんな2月の後半は、私達が安全に生活するために欠かせない交通事故死ゼロを目指す日があります。
目 次
交通事故死ゼロを目指す日とは
交通事故死ゼロを目指す日は毎年2月20日にあります。
交通事故死ゼロを目指す日が制定されたのは、2008年(平成20年)1月のこと。
日本政府(内閣府)によって制定され「生活安心プロジェクト」の一環として実施されることになりました。
■意味
交通事故死ゼロを目指す日は、国民に対して交通安全の意識を高めてもらうという意味合いがあります。
そして、減少傾向にあるものの交通事故は毎日起きているという現実を知り、認識してもらう日でもあるんですね。
例えば、小学校での交通安全教育の実施や、啓発キャンペーンなどが行われています。
■由来
2月20日は、末尾がゼロになっています。
なぜ2月20日とされたのかについての情報は得られませんでしたが、他にも4月10日と9月30日を交通事故死ゼロを目指す日とされていることから、一年間通してのバランスと末尾がゼロであることからこの日に制定されたと考えられます。
■イベント
交通事故死ゼロを目指す日を中心に、小学校での交通安全教育の実施や、街頭にてパンフレットや啓発品の配布といった、啓発キャンペーンが行われます。
カー用品店などでも交通事故死ゼロを目指す日の呼び掛けを行っている様子が、SNSなどで見受けられました。
都道府県によっては電工掲示板で啓発活動を行っているところもあるようです。
通学、通勤の際など今一度、交通安全の見直しをしてみてくださいね。
交通事故の雑学
交通事故死ゼロを目指す日にちなんだ雑学をご紹介します。
□交通事故死ゼロを目指す日が制定された背景
交通事故死ゼロを目指す日が制定された背景には、日本政府が掲げる「生活安心プロジェクト」がありました。
交通事故死ゼロを目指す日は生活安心プロジェクトの一環として制定された記念日です。
2007年(平成19年)末に、生活安心プロジェクトに関する関係閣僚会合において、取りまとめられた「生活安心プロジェクト・緊急に講ずる具体的な施策」において、交通安全に対する国民の意識を高めるための新たな国民運動として、交通事故死ゼロを目指す日が設けられました。
生活安心プロジェクトは、生産第一の視点から作られてきた政府の仕事のやり方を改善し、国民生活の安全・安心の確保という視点を政策立案の中心に置くというもの。
日々、国民が安心して暮らしていけるように安全・安心を第一に、消費者や生活者の視点に立った行政へと発想を大きくシフトすべき時代になってきてます。
各府省庁等で取り組んでいる政策として、法律・制度・事業等を消費者・生活者の目線に立って総点検しているとのことで、被害者を防止し国民に安全・安心をもたらすことができるよう、根本から見直したり充実強化していくことが必要とされています。
□年に3回ある交通事故死ゼロを目指す日
交通事故死ゼロを目指す日は、2月20日以外にも4月10日と9月30日があり、合わせて年に3回実施されています。
4月10日は4月6日~15日に行われる「春の全国交通安全運動」の期間中、9月30日は9月21日~30日に行われる「秋の全国交通安全運動」の期間中に設置されています。
□交通事故の現状
毎年、国民の100人に一人が交通事故により死傷するという厳しい状況が続いています。
また、記録の残る1968年(昭和43年)以降、交通死亡事故が毎日発生しているという実状もあります。
そして近年では、飲酒運転による死亡事故が大きな社会問題となっています。
■まとめ
交通事故死ゼロを目指す日についてご紹介させて頂きました。
毎日、車や自転車などを利用しているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
日本のどこかで交通死亡事故が毎日発生しているということ、毎年100人に一人が交通事故により死傷しているというのは、身近なことでまさかの事態になりかねないということが再認識されたのではないでしょうか。
毎年2月20日交通事故死ゼロを目指す日には、より交通安全を守り改めて意識してみてくださいね。
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