■はじめに
一年で一番の寒さの余韻が抜けきれない2月から、3月に入るといよいよ春の到来を意識するシーズンになります。
バレンタインデーやホワイトデーのあるこの時期には、お世話になった人へのプレゼントを用意するといった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな3月の中旬は、私達が昔から慣れ親しんでいるおやつの記念日マシュマロデーです。
目 次
マシュマロデーとは
マシュマロデーは毎年3月14日にあります。
マシュマロデーがスタートしたのは、1978年(昭和53年)3月のこと。
鶴乃子などで有名な福岡市の老舗菓子店・株式会社石村萬盛堂によって制定されました。
■意味
マシュマロデーは、バレンタインデーのお返しに、「君からもらったチョコレートを、僕のやさしさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ。」をコンセプトにマシュマロを広く知ってもらうという意味合いがあります。
そして、業界側がマシュマロデーが発端となり定着しているホワイトデーをPRする日でもあるんですね。
例えば限定品の発売や催事場での特別販売が行われています。
■由来
1977年(昭和52年)、石村萬盛堂の当時の社長が新しいお菓子作りのヒントはないかと少女雑誌を見ていたところ、「男性からバレンタインデーのお返しがないのは不公平。」という投稿を見つけました。
そこで、男性から女性へマシュマロをお返しにプレゼントする日を、鶴乃子をきっかけに作れないかと思い付きます。
そして、その日をマシュマロデーとして、いくつかの候補日を考えました。
それを福岡随一の百貨店・岩田屋(現:三越岩田屋)へ提案したところ、バレンタインデーの1ヶ月後であり一番暇になる3月14日がベストだというアドバイスをもらいました。
このことから、マシュマロデーは3月14日に制定されました。
■イベント
マシュマロデー(ホワイトデー)誕生のきっかけとなった石村萬盛堂では毎年、ホワイトデー仕様の商品の販売が行われています。
過去にもショコラやレーズンサンド、マシュマロの詰め合わせなど多彩なラインナップでの販売がなされました。
店舗だけでなく、オンラインショップもありますので、ぜひご覧になってみてください。
他にも、3月14日には百貨店などでホワイトデーの催事が開かれています。
マシュマロの専門店も特別販売しているところもありますので、お買い物の際はチェックしてみてくださいね。
マシュマロの雑学
マシュマロデーにちなんだ雑学をご紹介します。
□他の日になっていたかもしれないホワイトデー！？
マシュマロデーとして始まったホワイトデーは、少し前述しましたが他にも候補日がありました。
それは、バレンタインデーの日にちを逆にした4月12日と、バレンタインデーの1週間後の2月21日でした。
4月12日は2カ月も空いてしまい間延びしてしまうこと、2月21日はお菓子屋として多忙なスケジュールに対応出来るのかという不安があり、1カ月後の3月14日に決定しましたが、もしかすると違う日になっていたかもしれなかったんですね。
□マシュマロデーからホワイトデーへ
マシュマロデーが始まってから7～8年後、百貨店から「マシュマロだけでなく、もっと幅広くバレンタインデーのお返しの文化にできないか」、「マシュマロの白を連想させるホワイトに名称変更できないか」との申し出がありました。
こうしてマシュマロデーからホワイトデーへ名前が変わり、お返しのプレゼントもお菓子だけでなく現在のように様々な物へと変化していきました。
■まとめ
マシュマロデーについてご紹介させて頂きました。
毎年、この時期になるとお菓子屋さんにお世話になっているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
鶴乃子を始め、美味しいお菓子をもらうのも選ぶのもわくわくしますよね。
また、そんなホワイトデーの始まりがマシュマロデーだったことにも筆者は驚きでした。
毎年3月14日マシュマロデーには、マシュマロの限定品や特別販売のチェックをして楽しんでみるのはいかがでしょうか。
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