■はじめに
まだ春分の時節から抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに野生の動物達が動き始めているところも多いですよね。
そんな4月の中旬は、国の特別天然記念物、イリオモテヤマネコの日です。
目 次
イリオモテヤマネコの日とは
イリオモテヤマネコの日は毎年4月15日にあります。
イリオモテヤマネコの日が制定されたのは、2015年(平成27年)9月25日のこと。
国指定特別天然記念物イリオモテヤマネコ発見50年を記念して、沖縄県竹富町によって制定されました。
竹富町は、沖縄県八重山郡の町で、日本最南端の町になります。
9つの有人島とその周辺の無人島からなる町です。
■意味
イリオモテヤマネコの日は、正しい興味を認識を持ってもらうという意味合いがあります。
そして、世界に誇る希少種を絶滅させてはならないと決意する日でもあるんですね。
例えば記念事業を計画するほか、啓発期間を設けるなど保護推進を目指しています。
■由来
イリオモテヤマネコは、動物文学者の戸川幸夫氏らによって発見され、1965年(昭和40年)4月15日に新種と公表されました。
このことから、イリオモテヤマネコの日は4月15日に制定されました。
■イベント
毎年、イリオモテヤマネコの日には【シンポジウム】が開かれていますが、詳しい情報は得られませんでした。
ですが、イリオモテヤマネコをテーマにしたイベントが「星野リゾート西表島ホテル」にて行われています。
まず、10月1日〜10月31日の期間中、開催された「ヤマネコハロウィン」です。
これは、ヤマネコの顔をモチーフにしたジャックオーランタンやパイナップルで作ったジャックオーランタンなどで装飾していたり、イリオモテヤマネコの仮面制作コーナーを用意しており、完成した仮面で仮装を楽しめるというもの。
ビュッフェレストランでは、アイスクリームのデコレーションアイテムも登場しました。
イリオモテヤマネコに仮装したスタッフが1日に数回登場し、合言葉を言うと西表島で見られる植物、動物の形をしたクッキーをもらうことができます。
また、家族や友人と撮影した写真を「Instagram」に投稿することで参加できるフォトコンテストも行われましたよ。
そして、12月1日〜12月25日の期間中は、クリスマスイベント「ヤマネコクリスマス」が開催されました。
ヤマネコサンタが登場し、100体のヤマネコを使ったヤマネコツリーの設置によって彩られました。
ヤマネコサンタが持っている袋には、ヤマネコクッキーや肉球チョコなど、ヤマネコをモチーフにしたお菓子が入っており、子ども達にプレゼントされました。
ヤマネコクリスマスケーキやスパークリングワインなども提供され、亜熱帯のクリスマス気分を盛り上げました。
また、ハロウィン同様、「Instagram」に投稿することで参加できるフォトコンテストも開催されましたよ。
ご旅行を考えている方はぜひチェックしてみてください。
イリオモテヤマネコの雑学
イリオモテヤマネコの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□イリオモテヤマネコとは!?
沖縄県八重山郡竹富町の西表島のみに生息する、ネコ目ネコ科ベンガルヤマネコ属のネコです。
新種として発見される以前から、野生のネコがいることは西表島住民には知られていたようです。
方言名のヤマピカリャーは「山で光るもの」、ヤママヤーは「山にいるネコ」という意味とのことです。
把握されている生息数(推定個体数)は100頭程とされていて、現在、環境省の第4次レッドリストで絶滅危惧IA類に分類されています。
□イリオモテヤマネコの特徴
普通の猫よりひと回り大きくずんぐりとした体型、独特の丸い耳と大きな鼻、 明るい場所でも瞳孔が細くならないつぶらな瞳が個性的な特徴です。
また、目の周りに白い縁取りがあるのも分かりやすい特徴です。
■まとめ
イリオモテヤマネコの日についてご紹介させて頂きました。
日本の中の小さな島にこのように貴重な生き物がいたんですね。
毎年4月15日イリオモテヤマネコの日には、希少生物について考えてみてはいかがでしょうか。
4月15日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!