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エンピツの日とはいつ?意味や由来、イベント。鉛筆が始まる記念日

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「5月2日  エンピツの日・エンピツ記念日」

■はじめに

この前、鉛筆を使ったのは、いつのことなんだろう?

子どものころはずいぶんお世話になったはずなのに、学生時代が過ぎてしまえば、ほとんど手にすることもなくなってしまいます。

私が鉛筆を手にするのは、今や宝くじのマークシートと選挙くらいですね。

 

■エンピツの日とは

1887(明治20)年5月2日、現在の三菱鉛筆の前身、眞崎鉛筆製造所が創立されたことを記念して制定されていますが、だれが、いつ制定したのかは不明です。

そのせいか「えんぴつの日」「えんぴつ記念日」などと、呼び方もまちまちなんです。

 

■エンピツの日の由来や意味

久能山東照宮博物館に徳川家康の遺品の鉛筆が展示されているそうで、これが残存する日本最古の鉛筆と言われますが、本格的に鉛筆が使われるようになったのは明治以降です。

眞崎鉛筆の眞崎仁六氏が1878年のパリ万博で鉛筆に興味を持ったのが日本の鉛筆文化の始まりで、これが由来とも言えるでしょうか。

 

パソコンやボールペンに押されて、鉛筆と万年筆は売上が落ちています。

たしかにパソコンなら下手な字も隠せますし、公文書に鉛筆は使えませんね。

しかし、子どものうちからパソコンで文章を打つのはいかがなものでしょうか。

やっぱり、書いては消し、消しては書くことで字も覚えるし、文章力も上達するんです。

エンピツの日が、もう一度鉛筆を見直す機会になるといいですね。

 

■エンピツの日のイベント

メーカー各社が手を携えて、鉛筆をあらためてアピールしようというイベントはありませんが、日本鉛筆工業協同組合が仕切って、植樹式、夏休みこども講座などを開催しています。

もっとも組合員のビアパーティーやゴルフコンペも同じくらい熱心なようですが。

 

■エンピツの雑学

▽鉛筆の材料

芯は中国、ブラジル、スリランカから輸入する黒鉛と、ドイツ、イギリスから輸入の粘土で出来ています。

色鉛筆は、色を出すための顔料と、書き味良くするタルク、ロウ、のりなどで出来ています。

木はヒノキの一種、インセンスシダーで、これもアメリカからの輸入ですね。

 

▽鉛筆の濃さは10B~10H

粘土と黒鉛の割合によって芯の濃さは決まります。

粘土の割合が多ければ固い芯になって、色は薄くなり、逆ならやわらかい芯で濃い線が書けます。

「H」はHARDで、この数字が多いほど固く薄い線で10Hまであり、「B」はBLACKで10Bが最もやわらかい芯になります。

しっかりしたという意味のFIRMの「F」もあって、これはHとHBの中間だそうですが、HBとどう違うのか、感覚的によくわかりません。

また、FINEの「F」という説もあって、こちらは細かく書けるという意味だそうです。

10Hをもらったことがありますが、これは書くと言うよりも、バリバリと紙をほじくるようで、なんのためにあるのかわかりませんでした。

 

▽鉛筆の形

鉛筆はたいてい六角形で、これはまず転がらないためですが、持ちやすいためでもあるんですね。

鉛筆を握った時、必ず親指、人差し指、中指の3点で押さえるため、3の倍数の六角形なんです。

昔、3角形の鉛筆がありましたが、3点でもあれはダメ、すべってしまいました。

色鉛筆が丸いのは芯がやわらかいので、六角形だと芯にかかる圧力が均等にならなくて、芯が折れやすくなるためです。

 

▽鉛筆1本の値段

鉛筆1本の値段は、1950(昭和25)年までは、銭湯の大人料金とほぼ同じに推移していましたが、今では銭湯が鉛筆の10倍近くになってしまいました。

 

■まとめ

時代劇などで武士や書道家が厳かに墨を擦るのと同様に、鉛筆をナイフで削るのも、どこか心を研ぎ澄ませる効果があるんじゃないでしょうか。

そんな面倒なことをしなくても、いくらでも簡単な方法はありますが、きれいな形に丹念に削り上げる、忙しい日々の中にそんなゆったりとした時間を持ちたいものです。

でも、その美しい鉛筆の活躍の場がありませんね。

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