■はじめに
まだ春分の時節から抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでに桜が見頃を迎えたり、散り始めているところも多いのではないでしょうか。
そんな4月の中旬は、私達の春の行事として欠かせない春の高山祭(たかやままつり)です。
目 次
春の高山祭とは
春の高山祭は毎年4月14日・15日にあります。
岐阜県高山市で毎年開催され、日枝神社(ひえじんじゃ)例祭「春の山王祭」とも呼ばれます。
京都市の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで日本三大曳山祭の1つに数えられています。
また、京都市の祇園祭、埼玉県秩父市の秩父夜祭と並んで日本三大美祭ともされています。
そして、重要有形民俗文化財および重要無形民俗文化財に指定されています。
■意味
春の高山祭は、春の高山祭に対して興味を認識を持ってもらうという意味合いがあります。
そして、神社側が例祭を行う日でもあるんですね。
例えば祭行列、屋台曳き揃え、からくり奉納、夜祭などが行われています。
■由来
春の高山祭(山王祭)は日枝神社の例祭で毎年4月14日・15日に開催されます。
このことから、春の高山祭は4月14日・15日に制定されました。
■イベント
岐阜県高山市にて毎年【春の高山祭】が行われています。
これは、高山に春の訪れを告げる「山王祭」で、旧高山城下町南半分の氏神様である日枝神社(山王様)の例祭とのこと。
毎年多くの参加者で賑わっています。
神輿を中心に、獅子舞や闘鶏楽(とうけいらく)、裃姿(かみしもすがた)の警固など総勢数百名の大行列が町を巡る「御巡幸(祭行列)」や、12台が勢揃いし飛騨の匠の技を伝える屋台「屋台曳き揃え」、お旅所前で披露される、三番叟・石橋台・龍神台による「からくり奉納」、れぞれ100個もの提灯を灯した各屋台が町をゆっくりと巡る、昼とは異なる幻想的な雰囲気が魅力の「夜祭」などがあります。
2020年は新型コロナウィルス感染拡大による影響から、屋台行事は中止となり、神事のみ日枝神社にて行われました。
春の高山祭の雑学
春の高山祭にちなんだ雑学をご紹介します。
□屋台とは!?
「山車」や「曳山」のことを、高山など中部地方の一部では「屋台」と呼びます。
高山祭の屋台の特徴としては、上段の屋根の部分が伸縮して高さを変えられるようになっていることや、4輪の屋台が方向転換する際にジャッキで戻し車と呼ばれる車輪を引き出して2輪を浮き上がらせて一時的に3輪の状態にする機構を備えている点が挙げられます。
また、各屋台に台紋と呼ばれる紋章があり、屋台の飾りや屋台組の衣装などにあしらわれています。
祭の屋台は、各町内の屋台蔵に保管されています。
高山市内を歩くと、いたるところで正面に大きな扉のついた白壁の土蔵のような建物を見かけます。
祭以外の時はこの屋台蔵で保管されています。
祭の際は屋台蔵から引き出され、神社前などに引き揃えられます。
なお、装飾が施された貴重な文化財であるため、雨天及び降雨が予想される場合には引き揃えは行われず各屋台蔵で待機となります。
高山祭屋台は「動く陽明門」とも呼ばれ、国の重要有形民俗文化財とされています。
□春の高山祭の始まり
山王祭は1692年(元禄5年)の記録に40年前から3年ごとに祭礼が行われていたとの記録があることから、その歴史は金森頼直治世下の1652年(慶安5年)まで遡ることができます。
ただし、この時点では屋台が曳行されたとの記録はありません。
屋台の創建は、最も古い屋台の創建が宝暦年間であることから、屋台が祭に加わったのはそれ以降と考えられます。
■まとめ
春の高山祭についてご紹介させて頂きました。
毎年、春の高山祭を楽しみにしているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
370年近くも昔から続いてるお祭りが岐阜県高山市にあったんですね。
毎年4月14 日・15日春の高山祭には、地元の方はもちろんのこと、岐阜県高山市にお出掛けになってはいかがでしょうか。
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