■はじめに
過ごしやすい10月から11月に入ると肌寒さが増し、いよいよ本格的な冬を意識するシーズンになります。
来年度に向けて受験を控えているという方は、すでに準備を始めているところも多いのではないでしょうか。
そんな11月の中旬は、私達の幼稚園生活にとって欠かせない幼稚園記念日です。
目 次
幼稚園記念日とは
幼稚園記念日は毎年11月16日にあります。
幼稚園記念日が制定されたのは、1876年(明治9年)のこと。
日本で初めての幼稚園が開園したことから制定されました。
当時、入園したのは上流家庭の幼児50人ほどだったとのことです。
■意味
幼稚園記念日は、幼稚園に対して興味を認識を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、幼稚園に対する感謝の気持ちを表す日でもあるんですね。
■由来
1876年11月16日、日本初の官立幼稚園となる東京女子師範学校附属幼稚園(現在のお茶の水女子大学附属幼稚園)が東京・神田に開園しました。
1875年(明治8年)、東京市神田区(現・東京都文京区湯島1丁目)に東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学)が開校し、その構内に開園した附属幼稚園でした。
このことから、幼稚園記念日は11月16日に制定されました。
■イベント
幼稚園記念日に特化したイベント情報は得られませんでした。
しかし、全国の各幼稚園では、年間通して様々な行事があります。
保護者や近隣からも参加出来る運動会や発表会など。
お近くの幼稚園の情報をぜひチェックしてみてくださいね。
幼稚園の雑学
幼稚園記念日にちなんだ雑学をご紹介します。
□幼稚園の始まり
1840年(天保11年)にドイツの幼児教育者フリードリヒ・フレーベルの「キンダー・ガルテン(子ども達の庭、また国)」が発祥と言われています。
その名前の由来は、施設には必ず庭を造ることを必須としたこと、植物を育てる作業を通して共感性を育む教育をモットーとしていたことから、名づけられたそうです。
その後、フレーベルの功績が世に広まり、世界中でも幼稚園施設が立ち並ぶようになりました。
□幼稚園バスの存在
サブカルチャー大国として知られる日本ですが、教育現場でも海外から注目されていることがあります。
その筆頭として挙げられるのが、可愛らしい外観の「送迎バス」です。
海外にも学校への送迎に使用するスクールバスは存在しますが、これほど趣向を凝らしたバスが走っているのは日本だけなのだとか。
「こんなに可愛いバスが送迎に来るなんて羨ましい!」と海外の方々からは驚きの声があがっているのだそうですよ。
□幼稚園と保育園の違いとは!?
保育園と幼稚園では、まず管轄や法律が違います。
保育園は厚生労働省の管轄で、0歳から利用出来る「児童福祉施設」となり、先生は保育士になります。
幼稚園は文部科学省の管轄で3歳から利用出来る「教育施設」となり、先生は教諭免許が必要です。
ちなみに、保育士の資格は一生使える国家資格ですが、幼稚園教諭の免許には更新期限があって、定められた期間内に更新する必要があります。
在園時間ですが、保育園がおよそ8時間なのに対し、幼稚園は4時間程になります。
また、保育料については保育園は「認可保育園」であるか「認可外保育園」であるかによって変わり、幼稚園は「公立」か「私立」かによって設定が変わってきます。
認可保育園と公立幼稚園は、各自治体での確認が必要となり、認可外保育園、私立幼稚園の場合は各園が保育料を設定しています。
ただし、2019年10月1日から「幼児教育・保育の無償化」が始まり、3~5歳児と住民税非課税世帯の0~2歳児は保育料が無料となります。
上限があるなどの条件もありますので、詳しくはご希望の園や自治体に確認をしましょう。
■まとめ
幼稚園記念日についてご紹介させて頂きました。
幼稚園のお世話になったという方も、お子さんが通われているという方もたくさんいらっしゃるかと思います。
就学前の準備期間とも言える大事な時期ですよね。
そんな幼稚園ですが、約150年もの歴史があったのには驚きでした。
毎年11月16日幼稚園記念日には、幼稚園時代のことを思い返してみたり、お近くの幼稚園の行事などの情報をチェックしてみるのはいかがでしょうか。
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