「天使の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
天使から想像すると、キリスト教関連の記念日か?
と思われる方もいるかもしれませんが、実はまったく違う由来なんです。
目 次
天使の日とはいつ?意味や由来は?
「天使の日」とは、毎年10月4日にあります。
制定したのは女性用下着の製造販売会社のトリンプ・インターナショナル・ジャパンです。
トリンプが1994年に売り出した製品「天使のブラ」が大ヒット、その1000万枚販売達成を記念して、2000年に「てん(10)し(4)」の語呂合せから、この日に制定されました。
そのかいあってか、「天使のブラ」は現在もロングセラー商品して新作がでるヒット商品となっています。
天使のネーミング
その名前から、記念日まで作られた「天使のブラ」ですが、もともとは全く違う名前で売り出されました。
発売当初は、優しい付け心地から「優三姉妹」そして「優子」と変わり、最終的に当時アメリカで「エンジェルブーム」だったこともあり、「天使のブラ」に変更し、大ヒットにつながったそうです。
確かに固有の名前であるより、ふわふわと優しいイメージの天使だからこそ、女性たちに支持されたのかもしれませんね。
ちなみにこの「天使のブラ」の留め具の部分は、都内の自動車部品メーカーと組んで、4年越しで完成させたもの。
おもちゃメーカーと組んで試作もしていたそうで、カチッと音をさせながらサイズ調整ができる留め具は当時かなり独創的でした。
「天使のブラ」は、こうした独自開発技術が、20年間で特許8件、実用新案1件もあるそうです。
その他の天使の日
天使の日を最初に制定したのはトリンプですが、他にも同じ10月4日を「天使の日」としているところがいくつかあるので、ご紹介します。
森永・天使の日
天使の商標登録を持ちエンゼルマークで知られる菓子メーカーの森永製菓株式会社もこの日を天使の日と制定しています。
サンテロ・天使の日
イタリア産のスパークリングワイン「天使のアスティ」「天使のロッソ」はラベルに天使が描かれているところから、酒類専門商社の株式会社モトックスが制定しました。
天使のエステの日
フランス語で天使は「レサンジュ」。エステティックサロン「レサンジュ」を運営する株式会社ミラックスが制定。
韓国の天使の日
お隣の韓国でも実は10月4日は「天使の日」です。
10月4日を4桁の数字にすると1004。
1004は韓国語で”チョンサ”と発音します。
その”チョンサ”と同じ読み方をするのが”天使”なんです。
由来が違えど、日本と韓国で「天使の日」が同じ日というのはおもしろいですね。
韓国の「天使の日」では、ボランティアや善行を行い、皆が天使になるという日だそうです。
子供を偲ぶ天使の日
最後になりましたが、近年、10月4日は幼い子供を病気などで亡くした家族の方々により、子供たちを偲ぶ日としても広まっています。
この日は同じ思いを抱えた方々が企画し、全国でメッセージなどを風船につけ空に放つバルーンリリース等が行われます。
10月4日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!