■はじめに
クリスマスを過ぎると、いよいよ本格的な年越しを迎える時期になります。
お住まいのエリアによっては、お正月モードへ早変わりして慌ただしく賑やかな雰囲気のところも多いですよね。
そんな12月の下旬には、クリスマスの余韻を楽しむボクシング・デーがあります。
目 次
ボクシング・デーの日とは
ボクシング・デーの日は毎年12月26日にあります。
ボクシング・デーは、イギリス、オーストラリア、カナダ、香港などの英連邦でよく見られる祝日です。
クリスマスの翌日であり、キリスト教に起因した祝日であることから歴史も古く、制定された年や経緯はさだかではありませんが、それぞれの国で昔から取り入れられていた記念日と考えられます。
■意味
ボクシング・デーの日は、クリスマスまで慌ただしく働いていたり、お祝いすることが出来なかった人たちに対してねぎらいの気持ちを持ってもらうという意味合いがあります。
そして、相手を思いやる気持ちを受け継いだ様々な販売店が、消費者に感謝の気持ちを表す日でもあるんですね。
例えば海外のたくさんの販売店ではバーゲンが行われ、国によっては一年で一番のセール品が出回ることもあります。
■由来
以前クリスマスには、教会が専用の箱を用意して貧しい人たちの為に寄付を募り、その箱を開けるのが翌日の12月26日でした。
また、特に中世時代の屋敷で働いていた執事や使用人たちはクリスマス当日も働いていたことから家族で過ごす休日として、翌日に屋敷の主人からプレゼントボックスをもらって家に帰ったという説もあります。
この2つの話しから、ボクシング・デーは12月26日に制定されました。
■イベント
祝日にボクシング・デーを取り入れている国では、毎年大規模なセールが行われています。
クリスマスは家族で過ごすのが通例の海外では、25日は街が閑散としているのに対し、26日は朝から大変な混雑になるのだとか。
ただ、最近ではクリスマスイブからネットショッピングなどでセールを始めるところも出てきており、直接街に出向かず家で買い物を楽しんでいる人もいるようです。
ボクシング・デーを行うお店は様々ですが、やはり注目されるのはブランド品や衣料品、家電がそろうショッピングモールや中心街。
商品の値引きは定価の10~80%引きと幅広く、1つ買えば同じものが1つ無料になるというスタイルも多くなっているのだとか。
お土産品が対象になることもありますので、この時期海外で過ごされる方はぜひチェックしてみてください。
ボクシング・デーの雑学
ボクシング・デーの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□クリスマスボックスとクリスマスブーツ
クリスマスといえば、クリスマスプレゼントを子どもたちに用意したりクリスマスパーティーでプレゼント交換をしますよね。
このクリスマスプレゼント、ボクシング・デーとネーミングされるようにプレゼントボックスでのラッピングが主流かと思います。
そして、クリスマスボックスと並んでお馴染みのクリスマスブーツですが、実は日本発祥のスタイルというのはご存じでしょうか。
1960年頃にクリスマスツリーの飾りからヒントを得て、ブーツ型のケースをデザインしお菓子を詰めたものが始まりとされています。
□なかなか休めないボクシング・デー
クリスマスに続き、ボクシング・デーは、ほとんどのサラリーマンはお休みです。
しかし、販売店に勤務する人たちは一年の中でも特に稼ぎ時ということもありお休みはありません。
このことから本来、働いていた人たちの休日であるボクシング・デーと同じように、別日の休日を求める声も上がっています。
イギリスでは署名運動が行われ、議会に提出された例もあります。
■まとめ
ボクシング・デーの日についてご紹介させて頂きました。
日本ではなかなか馴染みのないボクシング・デーですが、以外にアメリカでも取り入れられていないのだそうで、歴史の中で変化しつつそれぞれの国で記念日から祝日となった日なんですね。
ちなみに、海外ではお正月休みがなくクリスマスのお休みが日本の三が日のようなものなのだそうですよ。
今ではネットショッピングも充実していますので、毎年12月26日ボクシング・デーには、気になるお店をチェックしてみるのがおすすめです。
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