今回ご紹介します秋祭りは、「秋の川越祭り」です。
大変に人気のあるこの祭り、毎年観光客がたくさん来場されます。
なんと昨年は100万人を超える来場者でした。
多くの人を魅了する「秋の川越祭り」とはいったいどんな祭りなのでしょうか?
目 次
秋の川越祭りとは
埼玉県川越市で行われる、およそ360年続く歴史ある秋祭りです。
この地域は「蔵造りの町並み」と呼ばれる伝統的な建造物が多く残っており、
通称を「小江戸」といいます。
手古舞や引き手の美しい着物、町中に溢れるお囃子の音色、
様々な露天商がおりなす華やかな祭りの空気感、そして蔵造りと山車のマッチング。
これらが一体となり醸し出す雰囲気はまさに、古き良き時代の江戸の貴重な一風景です。
江戸の面影が残る川越でのお祭りは、その情緒あふれる佇まいが人気のようです。
川越が誇る一大イベントは国の重要無形民族文化材にも指定されています。
2020年の日程:川越まつり基本情報
開催日時:2020年10月17日(土)18日(日)
開催場所:埼玉県川越市氷川神社
アクセス:(電車でお越しの場合)
新宿から JR埼京線快速で約50分 川越駅下車
(車でお越しの場合)
東京方面から
関越自動車道 練馬I.C〜川越I.C 21.2km
もしくは首都高速5号池袋線〜埼玉大宮線
与野出口から国道17号・16号経由
※東京方面から川越に来られる場合、川越街道は
渋滞が多くおすすめができません。
※会場周辺、車両交通規制有り
祭りのメインはやはり「山車」
山車の数はなんと約29台。
市内の町内ごとに所有する山車は、指定文化財に指定されているものもあります。
その歴史的価値を是非御覧下さい。
山車の人形や刺繍デザインなどはそれぞれの山車で異なり、
たくさんの山車の違いを見分けたり、柄いきを楽しむことができます。
夜になると提灯が灯され、山車を美しく彩ります。
小江戸の街で、豪華な山車が幻想的に輝くその姿におもわずうっとりとしてしまいそうですね。
曳っかわせ(ひっかわせ)
山車と山車が向かい合わせになり、囃子で競う曵っかわせ。
太鼓や笛の演奏、お囃子と踊りで山車と山車が競い、
どちらの山車が道を譲るか?が見どころになります。
盛り上がると、急テンポのリズムで展開され、
威勢の良い若衆の掛け声とともに祭りはクライマックスを迎えます。
曵っかわせでは相手の囃子にのってしまい、道を譲った方が負け、
ということになるのですが、実際はお互いの山車のお頭が判断をしているのです。
このお頭同士のやりとりを見て楽しむのが通の楽しみ方のようです。
この曵っかわせは川越まつりの最大の見せ場になりますので、見逃さないようにしてくださいね!
曵っかわせが行われるポイント
仲町交差点、本川越駅交差点、札の杜交差点、連雀町交差点
おすすめは本川越駅交差点です。
ただし、どの交差点も大変混雑しますので、けがをしないように気をつけてください。
小江戸の情緒残る秋の川越祭り、江戸へしばしのタイムスリップをしてみませんか?