日本にはいろいろな季節の行事がありますが、その中でも日本の家庭で一番取り入れられている行事は子供に関わる節句ではないでしょうか。
本日はかわいいお子さんの初めての行事、初節句について、ご案内します。
目 次
節句・初節句とは
節句とは、日本の暦の一つで、節句日には伝統的な年中行事を行います。
季節の節目を表し、日本の文化・風習となっています。
節供(せっく)、節日(せつにち)ともいいます。
また初節句とは、子供が生まれてから最初に行う特定の節句のことをいい、下記の節句のことを指します。
◎男子の初節句
端午(たんご 5月5日 こどもの日)
男子の成長を祈願して祝うもの。
五月人形を飾る、こいのぼり(5色の吹き流しと3匹以上のこいのぼり)をたてる、ちまきやかしわもちを食べる、などの風習があります。
◎女子の初節句
上巳(じょうし じょうみ 3月3日 ひな祭り・桃の節句)
女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事。
もともと子供の初節句は男女の別なく端午(5月5日)に行われていましたが、豪華なひな人形が女の子にふさわしいということで、江戸時代頃から上巳を女子の節句、端午を男子の節句とわけられるようになりました。
桃の花を飾る、白酒や寿司の飲食を楽しむ、ひな人形を飾り、ひなあられや菱餅を備えるといった風習があります。
初節句のお祝いについて
かわいい甥っ子や姪っ子などの初節句はとてもうれしいものですね。
お祝いをしてあげたい、と思っても、「お祝いの相場」がよくわからなくて困った、というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
お祝いの金額を間違えると、お相手の迷惑になってしまうことも。
お祝いの気持ちを表したいのに、失礼になってしまってはいけません。
ここではお祝いの相場についてご案内します。
初節句の相場は、そのご家庭と送り主がどういう関係であるかで変わります。
父母の友人や同僚という関係ですと、3,000円〜5,000円、
兄弟や親戚ですと5,000円〜10,000円、
祖父母になりますと50,000円〜300,000円です。
驚くべきは祖父母のお祝いの相場金額ですね。
内孫か外孫かでも金額は大きく変わり、内孫の場合は50,000円程度、外孫の場合は150,000円〜300,000円となります。
これは、初節句に必要な五月人形、兜、鯉のぼりやひな人形を母方の親が用意することが習慣となっているからですが、おじいさん、おばあさんは大変ですね。
初節句のトラブルを避ける為に
せっかくの初節句、みんなで楽しく迎えたいものですが、トラブルのタネになってしまうこともあるようです。
節句の風習は、地域によって大きく変わってくる場合があるため、よかれと思ってしたことが、かえってご迷惑になってしまうということも。
そういったことを避けるために、家庭や地域に特別な風習やしきたりがないかということをあらかじめ確認しておく事が大切です。
原則として、旦那様の家の家庭や地域の習わしに従うのがマナーです。
いかがでしょうか?
かわいいお子様、お孫様の初節句、みんなで笑顔で迎えてくださいね。
五節句については
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