■はじめに
年度の切り替わりとなる4月から5月に入ると、学校や仕事に加え特に子ども達は部活等もスタートし始める時期になります。
ゴールデンウィーク明けにはより体調管理に気を付けている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな5月の始まりは、私達の食生活にとても身近なわかめの日です。
目 次
■わかめの日とは
わかめの日は毎年5月5日にあります。
日本わかめ協会によって1983年(昭和58年)に制定されました。
日本わかめ協会は、1978年(昭和53年)に全国のわかめに関する業者によって設立され、現在は86の企業で構成されている業界団体です。
安心で安全なわかめの供給と消費拡大に取り組んでいます。
■意味
わかめの日は、消費者に対してわかめの良さを知ってもらいたいという意味合いがあります。
この日を中心にわかめの周知と消費拡大に向けたキャンペーンが展開されています。
■由来
3~6月に旬を迎えるわかめは、5月には収穫が一段落し市場で新わかめが出回るようになります。
北九州の門司では「和布刈(めかり)神社」にて、新わかめ採取の神事が執り行われています。
また、わかめは血液をきれいにする等、身体に良い成分を持ち合わせています。
特に子どもの成長に必要であり、わかめの良さを知ってもらい取り入れてほしいとの思いから、こどもの日に合わせて5月5日にわかめの日は制定されました。
■イベント
1983年(昭和58年)から毎年ゴールデンウィーク期間中に【わかめまつり】等のイベントが開催されています。
これは日本わかめ協会によって、美味しいわかめをよりたくさんの人に食べてもらうことを目的に、わかめの無料配布をスタートしました。
東京銀座に始まり、2011年の東日本大震災後からは被災地の三陸産わかめを消費者に伝え、たくさん食べてもらえるよう支援にも取り組んでいるのだそうです。
2018年も駒沢オリンピック公園で開催された「東京国際ユース(U-14)サッカー大会」にて“わかめまつり2018”が行われました。
期間中の5月5日に来場者1,000名へ“三陸わかめ袋”がプレゼントされたとのことです。
他にも、こどもの日やわかめの旬を迎える時期にはイベントやキャンペーンが行われることもありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
■わかめの雑学
わかめの日にちなんだ雑学をご紹介します。
□いろんな顔を持つわかめ
一般的によく目にするわかめは「葉体」の部分であり、酢の物や味噌汁によく使われています。
中芯(中肋・ちゅうろく)は中心の芯の部分で、カットして加工したものは「茎わかめ」として知られています。
珍味としておやつやおつまみの定番となっていますが、熱に強いので炒めものや煮物の他、漬け物にも向いている食材なのだそうです。
茎の下部にある胞子葉というひだひだの部分は芽株(めかぶ)になります。
ねばねばの代表格ですよね、和え物等でよく食されます。
□わかめの鮮度と保存方法
生わかめは旬の時期に出回りますが鮮度が落ちやすい為、販売されているほとんどは湯通ししたものです。
採ってすぐは褐色ですが、鮮度が落ちると黒ずんでしまいます。
湯通しすることでよく目にする鮮やかな緑色になります。
湯通ししたものを更に塩蔵し保存したものが「湯通し塩蔵わかめ」、湯通し塩蔵わかめを塩抜きしてカットし乾燥したものが「カットわかめ」や「乾燥わかめ」になります。
□わかめの栄養と効果
わかめにはヨウ素がたくさん含まれていて、髪や皮膚を健康にしてくれます。
また、ぬるぬるする成分はアルギン酸という食物繊維で、ナトリウムを吸着て排出してくれますので、高血圧や血中コレステロールの上昇を抑えたり新陳代謝を促進する効果があります。
他にも不足しがちな鉄分やカルシウム等のミネラルが豊富に含まれています。
■まとめ
わかめの日についてご紹介させて頂きました。
わかめは日本近海の特産で、古くは縄文時代から食されてきた日本人にはとても馴染み深い食べ物です。
筆者も子どもの頃からよく、わかめは身体にも髪にも良いからと食べさせられていましたが、今では子ども達に毎日のように食べさせています。
毎年5月5日わかめの日には、旬のわかめを食事に取り入れてみたりキャンペーン等をぜひチェックしてみてくださいね。
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