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ビスケットの日とはいつ?意味や由来、イベントにビスケット無料配布も

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はじめに

ビスケットといえば、子供に人気のおやつの1つですよね。

最近では災害時などの非常食として一式揃った避難バックの中にビスケットがよく入っていますが、どうしてなのでしょう?

そこで今回は、ビスケットに関する記念日やビスケットが非常食選ばれる理由などの雑学についてご紹介します。

 

ビスケットの日とは

ビスケットの日は、毎年2月28日にあります。

ビスケットの日は、1980年(昭和55年)に全国ビスケット協会が制定した記念日です。

全国ビスケット協会とは、ビスケット業界の調和と発展を図ることを目的として1927年(昭和2年)に設立した団体です。

現在は、イトウ製菓やヤマザキビスケット、ロッテなどの25社の大手お菓子メーカーが所属しています。

 

▪意味

ビスケットの日には、1855年(安政2年)の2月28日にビスケットの作り方を記した書簡「パン・ビスコイト製法書」が、水戸藩の蘭方医・柴田方庵から同じ水戸藩の萩信之助に送られたことを記念するという意味があります。

当時のビスケットは、軍用の保存食として扱われていて、柴田方庵は長崎にいるオランダ人から作り方を学んだといわれています。

 

▪由来

ビスケットの日は、1855年(安政2年)2月28日にビスケットの作り方が書かれた手紙が送られたことに由来して制定された記念日です。

また、ビスケットはラテン語で「2度焼かれたパン」という意味の「パーニス・ビスコクトゥス」という言葉が語源になっていることから「に(2)度焼(8)く」という語呂合わせもこの記念日の由来となっています。

 

▪イベント

毎年ビスケットの日には、イトウ製菓さんが東京都北区のJR田端駅前でビスケットを無料配布するというイベントを行っています。

配布されるビスケットはこの日だけの特別なもので、大きな笑顔のキャラクターのイラストと「2月28日はビスケットの日」という文字が書かれた直径約13cmという子供の顔が隠れるくらい大きな「でかビス」なのです!

過去には、JR田端駅北口周辺で2000枚、JR駒込駅南口・東口周辺で1000枚の計3000枚の「でかビス」が配布されました。

 

またこのイベントはイトウ製菓さんがインスタグラム上で行った「でかビスと一緒に!スマイルフォトコンテスト」というイベントとも連動していて、SNSに投稿された写真の中から優秀な作品を10点決定し投稿者にイトウ製菓の商品詰め合わせがプレゼントされました。

毎年ビスケットの日前にインスタグラムで詳細が発表されるので、興味のある方はチェックしてみてください。

また、朝8:00から配り始めて30分ほどで無くなってしまったそうなので、欲しい方は早めに行ってスタンバイしてくださいね!

 

ビスケットの雑学

<ビスケットは古くからある保存食!>

さて、冒頭でも上げましたが、ビスケットはなぜよく非常食に選ばれるのでしょうか?

これはもともとビスケットがお菓子ではなく保存食だったからなのです。

ビスケットの歴史はとても古く、今から約1万年前の時代のバビロニア人がすでにビスケットの原型となるものを食べていたのではないかといわれています。

 

ビスケットの原型とされているのは、パンを乾燥させてもう一度焼いた「パーニス・ビスコクトゥス(panis biscoctus)」と呼ばれるもので長い旅に出る時の保存食として食べられていたとされています。

乾燥させた上に2度焼きすることで水分をできる限り少なくし、腐りにくくしているのです。

このパーニス・ビスコクトゥスは、ギリシャ経由でヨーロッパに広がっていき、大航海時代には保存食として重宝されました。

 

ビスケットが現在のようにお菓子として食べられるようになったのは16世紀ごろで、イギリスのエリザベス1世やフランスのマリー・アントワネット達が宮廷料理人に命じてより美味しいものに進化していったのです。

近年、日本で非常食として販売されているビスケットは、お菓子としての美味しさや栄養価の高さも兼ね備えた万能の保存食なので、これから防災用に食料を備蓄する方にはおすすめです!

 

<余ったビスケットを美味しく食べる方法ってあるの?>

非常食として備蓄したビスケットも消費期限がきてしまいますよね。

いくら美味しいとはいえ、量が多いと飽きてしまうと思います。

 

そんな時にオススメなのが「トットちゃんケーキ」です!

「トットちゃん」とは女優の黒柳徹子さんの愛称で、自伝的物語のタイトルにもなっているものです。

「トットちゃんケーキ」とは、黒柳徹子が作り方を紹介したケーキのことで、火も包丁も使わない小さな子供でも作ることができるビスケットを使ったケーキのことです。

我が家でも子供たちが小さい時によく作っていました。

 

作り方は、牛乳に軽くくぐらせた(牛乳に長く浸けるとふにゃふにゃになるので注意!)ビスケットに生クリームを挟み、数段重ねたら側面にもまんべんなくクリームを塗り、冷蔵庫でしばらく冷やす、これだけです。

冷蔵庫に入れておく時間はお好みですが、一晩ほど置いておいたほうがビスケットがしっとりしてよりケーキっぽくなります。

 

じつはこのトットちゃんケーキによく似た「チョコレートビスケットケーキ」というケーキが、イギリスの女王エリザベス2世の大好物なのです。

「チョコレートビスケットケーキ」は、チョコレートクリームを染み込ませたビスケットを冷やし固めて周りをチョコレートでコーティングしたもので、ほぼトットちゃんケーキですよね。

このケーキは孫のウィリアム王子も大好物で、2011年のウィリアム王子の結婚式でも振舞われたそうです。

余ったビスケットが簡単にロイヤルなケーキに生まれ変わるので、ぜひ試してみてください!

 

▪まとめ

いかがでしたでしょうか?

ビスケットが古代から存在する保存食だったことには驚きました。

現在でも保存食に用いられるのは、昔からの人類の知恵のたまものだったということなんですね。

大人になると食べる機会が減ってくるビスケットですが、ビスケットの日には形を変えたりして美味しくビスケットを食べてみてはいかがでしょうか。

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