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エッセイ記念日とはいつ?意味や由来、エッセイと随筆の違いは?

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▪はじめに

エッセイとは、自分の考えを自由な形式で書く文章のことです。

現在はブログやツイッターなどで文章や漫画のエッセイがよく見られますよね。

このエッセイに因んだ記念日があるので、エッセイに関する雑学と一緒に紹介していきます!

 

エッセイ記念日とは

エッセイ記念日は、毎年2月28日にあります。

この記念日は、エッセイの源流を作ったといわれているフランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュが2月28日に生まれたことに因んで、木村治美エッセイストグループによって制定されました。

木村治美エッセイストグループは、エッセイストの木村治美氏が作った団体で、エッセイに関する本を出したり、エッセイの書き方の指導などを行っています。

日本記念日協会によると、2017年12月で記念日登録が終了したようです。

 

▪意味

エッセイ記念日には、木村治美エッセイストグループによるエッセイストの集いが開かれたり、エッセイの公募をするなどしてエッセイを書く輪を広げようという目的があります。

 

▪由来

エッセイ記念日に由来は、エッセイストの元祖とされている哲学者ミシェル・ド・モンテーニュの誕生日が1553年2月28日ということにあります。

 

▪イベント

エッセイ記念日に因んだイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。

 

エッセイの雑学

<エッセイと随筆の違いとは?>

最近、本やSNSなどでエッセイをよく見かけます。

私も気軽に読める読み物としてよく読むのですが、昔学校で「日本のエッセイの元祖は随筆」と習ったような覚えがあります。

そのことになんら疑いを持たずに過ごしてきたのですが、実は厳密にいうとエッセイと随筆は違うもののようなのです。

調べてみると、その違いはエッセイと随筆の起源にありました。

 

エッセイは、フランスの哲学者ミシェル・ド・モンテーニュが書いた「エセー」という書物が始まりとされています。

この「エセー」とは「エセイユ(試みる)」という言葉を名詞形にしたもので、哲学者であったモンテーニュが、今まで書いてきたような哲学的な見方から書いた哲学書ではなく、自分の身の回りで起きた出来事や体験したこと、古典文学などから生きるということを探求していった様を書いたものでした。

まさに哲学の分野では「新しい試み」をまとめた書物だったというわけです。

このことから、エッセイとは「自分が体験したことや読んだ本などから得られた考えを自由な形式で書く」というような形式の文章のことを指します。

 

では「随筆」とは、どのような形式の文章なのでしょうか?

日本では、清少納言の「枕草子」鴨長明の「方丈記」吉田兼好の「徒然草」が三大随筆と呼ばれています。

いずれも、本人が実際に体験したことや興味のある物事をそのまま描写し、その感想や自分の考えなどを書き記しています。

私たちが書く日記に少し似ている感じですよね。

このことから、随筆とは「自分が体験したことや読書などから得た知識をもとに、それに対する感想や考えを自由な形式で書く」というような形式の文章のことを指します。

 

つまりエッセイと随筆の違いとは、エッセイの方が自分の気持ちや考え方をより深く書いてあるということなのです。

とはいえ、どちらも「自由に自分の感じたことを書く」という共通点があるので、最近ではエッセイ=随筆という考え方が一般的になりつつあるようです。

 

<日本人初のエッセイスト清少納言ってどんな人?>

先ほども述べた様に、エッセイ=随筆という考え方からいうと、日本で最初のエッセイストは清少納言だといわれています。

清少納言とは言わずと知れた平安時代の女流作家で、「源氏物語」を書いた紫式部のライバルとされています。

そんな清少納言はどんな人物だったのでしょうか?

 

清少納言は、一条天皇の后であった藤原定子に仕える女官の1人でした。

女官といっても、身の回りの世話をするのではなく家庭教師のような役割をしていたのです。

枕草子の中の清少納言は、感性豊かに宮中で起こった楽しいことや感じたことなどを書き綴っていて、明るく社交的で男性にもモテるプライドの高いキャリアウーマンのような女性だったと解釈されるようなことが多い人物です。

でも、実はネガティブな一面も見せていて、決して自信満々だった訳ではなかったようです。

 

清少納言が定子に仕えるようになったのは、祖父と父親が有名な歌人だったからで、そんな家系なら、娘も歌が上手いはずだとスカウトされたのです。

しかし、清少納言自身は歌は下手だと公言していて、スカウトの話も何度か断っていて、宮中に上がった後も自分は歌が下手だから詠みませんと公言し、定子に許しを貰っていました。

これは、自分自身に実力があるわけではないので、父や祖父の顔に泥を塗ってしまっては申し訳ないという理由からであったようです。

 

また、清少納言は自分の容姿に強いコンプレックス持っていました。

平安時代の美人の条件は、髪の毛が真っすぐで黒く長く多いというものだったのですが、清少納言はクセ毛だったのです。

そのコンプレックスが強くて、宮仕えの初日は明るい昼間は定子の前に恥ずかしくて出られないと顔合わせを断っていたり、「かもじ」と呼ばれる現在のエクステを付けていたりしていました。

これらのようなエピソードも枕草子に書かれているので、清少納言が自分に自信を持てるようになったのは、高貴な身分の定子ととても気が合っていて寵愛されていたからにほかなりません。

 

▪まとめ

エッセイは、自分の考えや体験したことを書くことから読み手側も共感することがあると引き込まれる読み物です。

私も、子育てに悩んでいる時によく子育てエッセイを読んで安心したり参考にしたりしました。

みなさんも、エッセイの日には気になる分野のエッセイを読んでみてはいかがでしょうか?

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