▪はじめに
みなさんは「ストロベリームーン」というのを聞いたことがありますか?
最近、テレビやSNSなどで「ブルームーン」や「スーパームーン」など特別な満月の話題が時々挙げられていてますよね。
「ストロベリームーン」もその1つで、「赤い満月」のことなのかと思っていたのですがどうやら違う別の意味があるようなのです。
そこで今回は、「ストロベリームーン」について詳しく紹介します!
目 次
ストロベリームーンは2024年のいつ見れる?
ストロベリームーンは毎年6月に見ることができます。
2024年のストロベリームーンは6月22日(土)でピークが10時08分になります。
方角は、東南東から昇りはじめて西南西に沈むルートです。
ストロベリームーンの名前の由来
「ストロベリームーン」というのは、「6月の満月」のことを指します。
これはアメリカの先住民が季節ごとの満月に名前を付けていたものが由来となっていて、6月はイチゴを収穫する時期なので「ストロベリームーン」と呼んでいたそうです。
ちなみに、
1月はWolf Moon(狼月)
2月はSnow Moon(雪月)
3月はWorm Moon(芋虫月)
4月はPink Moon(桃色月)
5月はFlower Moon(花月)
6月はStrawberry Moon(苺月)
7月はBuck Moon(男鹿月)
8月はSturgeon Moon(チョウザメ月)
9月はHarvest Moon(収穫月)
10月はHunter’s Moon(狩猟月)
11月はBeaver Moon(ビーバー月)
12月はCold Moon(寒月)
と名付けられています。
ストロベリームーンの周期
ストロベリームーンの周期は、毎年もっとも昼の時間が長い夏至(6月20日~22日)に近い満月の日とされています。
日本ではちょうど梅雨の時期と重なるので、見れる可能性が少し低くなってしまうのが残念です。
ストロベリームーンはストロベリー色に見える?
「ストロベリームーン」は赤い月のことではないと述べましたが、じつは北半球では1年で1番赤い月を見やすいのが6月なんです!
月が赤く見えるのは、月の高度に関係があります。
太陽が赤く見えるのは、日が出たばかりのころや日が沈む直前のころですよね。
太陽光は、高度が低いと赤く見えるのですが、これは月光でも同じなのです。
私たち人間が目でとらえている光の色は虹の色で分かるように7種類あります。
太陽や月の光が、私たちの目に届くまでに大気圏を通過しなければなりません。
この大気圏を通る距離が長いと、私たちに見える色が少なくなってきて最終的には赤しか見えなくなってしまいます。
太陽や月の高度が低いと、大気圏を通る距離が長くなってしまうので太陽や月が赤く見えるのです。
北半球にある日本では、太陽が高度の低い所を通るのは冬ですが、月はその逆で夏に高度の低い位置を通ります。
ですから、夏至の日に近い6月の満月が赤く見える可能性はとても高いのです!
そして月の出や月の入りの地平線(水平線)に近い位置にあると太陽の朝焼けや夕焼けのようにさらに月が赤く見える可能性が高くなります。
ただし、必ず赤く見えるとは限らないのでご了承ください。
ストロベリームーンを見ると願いが叶う?
1年に1度しか訪れないストロベリームーンを見ると、恋愛成就、金運アップ、運勢アップなどに御利益があるといわれています。
とくに恋愛成就の御利益が大きいようで、さらに恋愛運をアップさせるには次のようなおまじないが効くそうです!
・ストロベリームーンの写真を携帯電話の待ち受けにすると恋愛運がアップ!
・好きな人と一緒にストロベリームーンを見て祈ると恋が叶う!
・恋人と一緒にストロベリームーンを見て祈ると幸せな時間が続く!
好きな人と同じ場所にいることができなくても、同じ時間にストロベリームーンを見て祈ると願いが叶うといわれているので、ぜひトライしてみてくださいね。
まとめ
ストロベリームーンは、もともとはアメリカの先住民の季節を表すために6月の満月に名付けられたものでした。
しかし、6月は月が赤く見える可能性が高いため、最近では「赤く見える6月の満月」のことをストロベリームーンと呼んでいるようです。
ただし、赤く見えなくてもストロベリームーンには変わりないので恋を成就させたいと願っている人はぜひ願掛けをしてみてください。
他の月にも様々な呼び方があり、神秘的ですので、こちらもどうぞ。