「3月12日 サイフの日」
■はじめに
筆者はその昔、女性社員が「お札を名残惜しそうに財布から出す男ってイヤ~ねえ」としゃべっているのを耳にして以来、財布は持たず、さりげなくポケットから取り出すことが習慣になって、今日に至っています。
今、振り返って、バカなことをしていたと思わないでもありません。
目 次
サイフの日とは
新年度を控え、心機一転、なにかと買い替えたくなる3月、財布にも目を向けてもらおうとバッグや財布の企画、販売の会社が3月12日を「サイフの日」と制定しました。
なぜこの日かは、言わずと知れた3(サ)1(イ)2(フ)の語呂合わせ。
お日柄もピッタリで、語呂合わせ記念日の理想形。
■サイフの日の意味と由来
江戸時代に藩独自の紙幣である「藩札」が相次いで発行されたことから、それを入れるために「長財布」が広まったと言われています。
やがて明治政府も国家紙幣を相次いで発行したことで、長財布はさらに普及することになり、昭和20年代の半ばに登場したクレジットカードによって、カード収納に便利な「二つ折り財布」が急速に広まることになりました。
また、硬貨用の「がま口」も考案され、金属製の口金やファスナーで開口部を留めることができて、うっかり小銭をバラまかないようになっています。
ところで、銭形平次の投げ銭は寛永通宝で、4枚投げてもらうとおそばが1杯食べられたそうです。
真ん中に四角い穴が空いていて、紐を通していましたが、瞬時にどうやって銭を外すのか未だに疑問氷解できていません。
この平次の銭通し紐は財布とは言えません、念のため。
話は戻って、財布の材質ですが、これはもうピンキリで、牛皮、クロコダイル、パイソンから気持ち悪いヘビをまたいで布、ビニール、和紙まで各種、ご予算に応じて取り揃えられています。
最近は軽くて丈夫という触れ込みの炭素繊維製が出回っているそうですが、財布に興味のない筆者は見たことありません。
また、ひところマネークリップやマジックテープ留め、スケルトンなどの財布も出回りましたが、サラリーマンはやめておいたほうがいいですね。
■サイフの日のイベント
てっきり「日本財布協会連合会」なる組織があると思っていましたが、そんなものはなくて、財布については「日本ハンドバッグ協会」が仕切っています。
令和2年の「サイフの日」キャンペーンはA賞「旅行券5万円分」が5人、B賞として「ミニ札入れ」が50人に当たるそうで、協会のHPかインスタから応募してください。
しかし、ちょっと迫力不足の感あり。
それで肝心の制定会社ですが、「サイフの日」キャンペーンは協会にお任せし、11月の「いいバッグの日」にキャンペーンを実施しています。
しかし、ちょっと納得できない感あり。
サイフの日の雑学
▽財布をなくしたら
財布をなくすと、間違いなくパニックに襲われます。
なくなった金額で青くなる人はそうはいないでしょうが、クレジットカードやキャッシュカード、免許証、会員カード、ポイントカード等々、財布にひとまとめしている人も多いと思います。
とにかく、なくしたお札にくよくよする前にすべきことはたくさんあります。
まず、クレジットカードが使われていないかを確認し、再発行手続きをしますが、カード番号が変わるためカード支払いを登録していれば、それぞれ変更しなくてはなりません。
しかも、新しいカードが届くまで2週間近くかかるので、その間に引き落とし日が来たら、支払い延期してもらうしかありませんが、延滞料が発生しますね。
キャッシュカードの再発行は、口座番号は変わりませんが、本人が身分証明書持参で銀行に出向くしかありません。
警察に紛失届も出さなくてはいけませんが、運がよければ届けられていることもあります。
その場合、クレジットカード、キャッシュカードの再発行手続きを済ませたことを後悔するでしょう。
届いていなければ免許証、保険証の再発行手続きで、余談ですが、免許証の末尾の数字は再発行の回数だそうです。
SuicaやPASMOなどのICカードは無記名式でなければ、チャージ金額は確保できます。
最後にレンタルビデオやポイントカードの再発行になります。
万一、運悪く、頭のいい悪意を持つ人に拾われた場合、あなた個人のプロファイリングは十分可能で、よくてストーカー、悪ければ強盗殺人事件に発展しないとも限りませんね。
■最後に
平成19年に1万件を超えていたスリの認知件数も右肩下がりで、28年には約3600件にまで減少しています。
警察はこれも防犯カメラ効果だと胸を張っていますが、高齢化でスリの名人も減っているせいでしょう。
とにかく、財布には気をつけましょうね。
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