■はじめに
バザーといえばまだ使えるけど不要な物を家庭から持ち寄って、販売する集まりのことを言います。
小学校や園ではママたちの手作りのグッズを販売したり、意外な掘り出し物があったりと子どもから親まで楽しめる一大イベントですよね。
今回はそんなバザーに関する記念日のお話です。
目 次
バザー記念日とは
「バザー記念日」とは毎年6月12日に制定されています。
■意味と由来
バザー記念日は1884年(明治17年)6月12日~14日にかけて、鹿鳴館にて日本初のバザーが開かれたことに由来しています。
当時の日本ではバザーのことを「慈善市」と呼んでいて、第一回婦人慈善市という名前で開催されました。
上流階級の女性たちが手工芸品を持ち寄って開催したもので、三日間の入場者数は1万2千人以上と大変好評だったそうです。
バザーの売上は約8,000円で、当時の内閣総理大臣の年俸が9,600円と言われているので、かなり大盛況だった様子がうかがえますね。
売上の約8,000円は有志共立東京病院(東京慈恵会医科大学付属病院の前身)へと全額が寄付され、日本初となる看護学校が誕生しました。
■イベント
バザー記念日についてのイベントは調べてみましたが見つかりませんでした。
バザーは学校や幼稚園などで行われていることが多いですが、学校や園によっては子どもが通っていなくても気軽に参加できるところもあるので、ご近所で開催されるときは足を運んでみてはいかがでしょうか。
バザーの雑学
【バザーとフリーマーケットの違いは何なの?】
バザーとフリーマーケット、一見すると似ているように感じますが、その違い知っていますか?
まず「バザー」とは、学校や幼稚園・保育園などの施設で保護者や関係者から不用品を集めて売ることになります。
不用品を売って得た利益は運営費に当てられるという点がポイントです。
お子さんがいる家庭ならご存知だと思いますが、バザーは保護者が借り出されて店員として働くので大体がボランティア。
その代わり子どもたちがちょっとしたゲームをしたりお菓子がもらえたりと楽しめるイベントになっています。
一方「フリーマーケット」は公園などで個人でブースを出し、不用品の販売をするイベントで利益は販売した人のものになります。
ちなみにフリーマーケットのフリーとは元はフランス語の“Flea”(ノミ)から来ていて、ノミのわいたような古着が商品として売られていたことから由来しているのが一つの諸説だそう。
自由という意味の“Flee”だと思っていたのでビックリですね。
【バザーでも出店されるわたあめ、実はアメリカ生まれ】
お祭りの定番といえばわたあめですが、砂糖(ザラメ)と専用の機械があれば誰でも簡単に作ることが出来るので、バザーでも度々登場します。
そんなわたあめ、実は日本ではなくアメリカで生まれたものだったんです。
お菓子の製造業者であるウィリアム・モリソンさんとジョン・C・ウォートンさんの二人が世界初の電動わたあめ機を作り、“Fairy Floss”(天使の綿毛という意味)と名付けたことをきっかけに世界中で広まりました。
日本でも広まったのは明治時代後半~大正時代で、あっという間に全国で大人気に。
今じゃ誰もが食べたことのあるお祭りの定番になりましたね。
ちなみに「わたあめ(綿飴)」は別名「わたがし(綿菓子)」とも呼ばれ、地域によって呼び名が異なります。
「わたあめ(綿飴)」は主に東日本で使われる名称で、「わたがし(綿菓子)」は主に西日本で用いられる名称とのこと。
もう一つ大正時代に呼ばれていた名残で「電気飴」と呼ぶ地域もあるそうです。
わたあめ一つでも地域によって呼び名が違うなんて面白いですね。
■まとめ
いかがでしたか?
今回はバザー記念日についてご紹介しました。
売る方は家の不用品がなくなって嬉しいし、買う方は安くていいものが買えるととても嬉しいですよね。
ぜひ家族や友達、みんなでバザーに行ってみてくださいね。
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