コンビニエンスストアでも「恵方巻き」が売られており、結構本格的で美味しそうなので、ついつい買ってしまいます。
この「恵方巻き」について、由来や具材の意味、恵方やその決め方、恵方巻きの食べる方角などを説明します。
目 次
恵方巻き2023年の方角は?
2023年 「南南東」 になります。
近年の恵方はこのようになっています。
2024年 「東北東」
2025年 「西南西」
2026年 「南南東」
2027年 「北北西」
2028年 「南南東」
2029年 「東北東」
恵方とは
恵方というのは陰陽道の考え方で、その年の歳徳神(としとくじん)がいる方角のことです。
めでたい方角とされており、その年の干支によって決められます。
歳徳神とは
歳徳神とは陰陽家で年のはじめにまつる神様のことで、その年の福徳を司る神です。
歳徳神のいる方角を「恵方」、もしくは「明の方(あきのかた)」と言い、すべてにおいて吉とされます。
干支と恵方の関係
恵方はその年の干支によって決定されていきます。
- 干支が甲・巳の年は・・・甲(きのえ)の方角「東北東」
- 干支が乙・庚の年は・・・庚(かのえ)の方角「西南西」
- 干支が丙・辛・戊・癸の年は・・・丙(ひのえ)の方角「南南東」
- 干支が丁・壬の年は・・・壬(みずのえ)の方角「北北西」
恵方巻きとは
恵方巻きとは、節分に食べると縁起が良いとされている巻状の寿司(太巻き)で、大阪地方を中心として行われている太巻きを食べる習慣のことを言います。
この太巻きは以前に丸かぶり寿司などと呼ばれていました。
1998年にセブンーイレブンが「恵方巻き」という名前で全国発売をしたことをきっかけにして、「恵方巻き」という名前が全国に広まったそうです。
節分の行事
節分の行事として一年の災いをはらう為の厄落としとして行う「豆まき」が有名です。
しかし、大阪などでは太巻きを「丸かぶり寿司」「恵方巻き」等と呼んで、それを食べる行事が行われていました。
節分の日に太巻きをその年の恵方に向かって、願い事を思い浮かべながら無言で丸かじりするというならわしです。
地方によれば「目を閉じて食べる」、「笑いながら食べる」というところもあるようです。
また、太巻きではなく、中細巻きや手巻き寿司を食べる所もあります。
太巻き(丸かぶり寿司、恵方巻き)
太巻きの具は七福神にちなんで、7種類の具材を使うとされています。
商売繁盛や無病息災を祈願する意味合いがあり、福を巻き込むといった意味付けがされています。
太巻きを鬼の金棒に見立てて、太巻きを食べることで鬼退治ととらえるという節もあります。
具材は特定のものが決まっているわけではありませんが、次のものが代表的な具材です。
- キュウリ(青鬼を食べて退治するという意味合い)
- 桜でんぶ(赤鬼を食べて退治すると言う意味合い)
- にんじん(桜でんぶと同じ)
- かんぴょう
- シイタケ煮
- 伊達巻き
- うなぎ
最近ではいくら、いか、えび、サーモン、まぐろなどを使った海鮮恵方巻きや、太巻きに見立てたロールケーキなどを食べる家庭も増えているそうです。
恵方巻きのつくり方
恵方巻きの行事を知らなかったと言う方も、今年は願い事を思い浮かべ恵方にむかってお寿司を丸かぶりしてはいかがでしょうか?
そうすれば願い事がかなうかもしれませんね!
以上、恵方巻きの食べる方角(恵方)についてでした。
丸かぶり寿司という名前から、恵方巻きというネーミングにしたセブンイレブンはさすがですね。
日本にブームを作り、コンビニで巻き寿司を買うのが普通になる時代を作ったといっても過言ではないでしょう。
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