「プロ野球の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
プロ野球の試合なら見る方も多いと思いますが、記念日となるとなかなか知らないのではないでしょうか?
意外と知る人ぞ知る記念日なのかもしれませんので紹介していきます。
目 次
プロ野球の日とはいつ?意味や由来は?
「プロ野球の日」とは、毎年2月5日にあります。
1936(昭和11)年の2月5日に全日本職業野球連盟が結成し、プロ野球が誕生したことに由来します。
当初は東京巨人軍(現 読売ジャイアンツ)・大阪タイガース(現 阪神タイガース)・大東京軍・名古屋軍(現 中日ドラゴンズ)・阪急(現 オリックスバファローズ)・東京セネタース・名古屋金鯱軍の7チームで始まりました。
2月5日は各チーム、シーズンに向けてのキャンプ中のため、「プロ野球の日」のイベントは特にないようですが、野球関連の記念日は他にもいろいろあります。
野球の記念日
6月19日・・・「ベースボール記念日」
8月 9日・・・「野球の日」
8月17日・・・「プロ野球ナイター記念日」
8月18日・・・「高校野球の日」
9月 3日・・・「草野球の日」
12月26日・・・「プロ野球誕生の日」
「プロ野球誕生の日」とは、1934(昭和9年)年アメリカ大リーグ選抜軍を日本に招致する際に日本で初めての職業野球チームとして「大日本東京野球倶楽部」が結成した日です。
「大日本東京野球倶楽部」は1935年にアメリカ遠征をおこなった際、名前がわかりにくいと指摘を受け現地では「トーキョージャイアンツ」として試合を行いました。
帰国後に「東京巨人軍」と改称し各地を転戦、翌年1936年2月5日に全日本職業野球連盟が結成されることになります。
野球殿堂博物館
野球の歴史に興味がある方は、野球殿堂博物館(旧:野球体育博物館)に行ってみてはいかがでしょうか。
ここはプロ・アマ問わず、国内外の野球に関する資料が展示されています。
明治時代の野球の道具などや、1934年のベーブ・ルースの似顔絵が描かれた日米野球ポスターの展示なども見ることができます。
また野球殿堂では日本の野球の発展に大きな貢献をした方々のレリーフ(ブロンズ製胸像額)が飾ってあります。
野球殿堂と正岡子規
野球殿堂とは日本の野球の発展に大きな貢献をした方々の功績を永久に讃え顕彰するために設けれました。
競技者は現役を引退したプロ野球選手、監督、コーチ、審判が対象ですが、特別表彰はアマチュア野球や日本野球界の基礎を作った方々など多彩です。
その中に実は歌人である正岡子規も殿堂入りしています。
正岡子規は明治17年東京大学予備門時代にベースボールを知り、まだ「野球」と翻訳される前に本名の升(のぼる)をもじり「野球(の・ぼーる)」と使うなど、野球に熱中したようです。
また新聞や自分の作品の中で、野球を読んだ短歌や俳句を多く発表し、野球の普及に多大な貢献をし、殿堂入りしています。
「久方の アメリカ人のはじめにし ベースボールは 見れど飽かぬかも」と子規が詠んでいます。
野球殿堂博物館は東京ドーム内にありますので、野球観戦の際、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
各地の野球関係博物館
野球殿堂博物館以外にも、球団独自のものや歴史に残る活躍をした選手個人の博物館が各地にあるのでご紹介します。
マリーンズ・ミュージアム(千葉県)
南海ホークスメモリアルギャラリー(大阪府)
カープベースボールギャラリー(広島県)
甲子園歴史観(兵庫県)
の・ボールミュージアム(愛媛県)(正岡子規ゆかりの地)
松井秀喜ベースボールミュージアム(石川県)
落合博満野球記念館(和歌山県)
王貞治ベースボールミュージアム(福岡県)
稲尾和久記念館(大分県)
星野仙一記念館(岡山県)
佐藤義則野球展示室(北海道)
I-fain(アイ・ファイン)イチロー展示ルーム(愛知県)
スペース11ダルビッシュ、ミュージアム(兵庫県)
球場に併設しているものや、選手の出身地にあるものなどさまざまなので、ちょっと足をのばして野球観戦とはまた別の角度から野球を楽しむのもいいかもしれません。
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