「看護の日」というのを聞いたことがあるでしょうか?
日にちは知らなくとも、医療機関やイベントで目にした経験があるかもしれません。
目 次
看護の日とはいつ?意味や由来は?
「看護の日」とは、毎年5月12日にあります。
この日はナイチンゲールの生誕の日で、1965年にはジュネーブに本部がある国際看護師協会により、「国際看護婦の日」(後に「国際看護師の日」と改称)とされている日でした。
日本でも誰もが看護の心を育むきっかけとなるようにと「看護の日の制定を願う会」が働きかけ、旧厚生省が1990年に「看護の日」と制定しました。
看護の日イベント
5月12日「看護の日」を含む週の日曜日から土曜日までは毎年「看護週間」になります。
看護週間初日には都内の日本看護協会ビルでは全国から募集した「忘れられない看護エピソード」の表彰式とPR大使任命式が行われます。
2016年のPR大使は剛力彩芽さんでした。
全国各地では各県独自の看護にふれるイベントが開催されます。
・1日まちの保健室・・・血管年齢測定・骨密度測定などの健康チェックを中心としたイベントが商業施設などで行われます。
・ふれあい看護体験・・・中高生を中心に医療・福祉施設の見学や看護体験などを行い、地域住民の方も交流会などで意見交換ができます。
・看護の出前授業・・・医療現場に携わる看護師や助産師などが中学・高校で授業を行います。
ぜひこの週間は看護の心にふれ、ご家族でもお互いのケアや助け合う気持ちについて語り合うといいですね。
いつから名称が看護師に?
看護婦さんと呼ばれていた名称ですが、いつから看護師になったのでしょうか。
1968(昭和43)年における法律の改正で男子の看護人は看護士・准看護士と呼ぶよう規定される
2002(平成14)年に法律が「保健師助産師看護師法」(以前はどれも婦)と変わり、男女共看護師・准看護師と呼ばれるようになる。
2014(平成26)年には日本国内の看護師数は108万7千人で男性の看護師数は7万4千人、准看護師は約34万人で男性は2万3千人と割合で見ると男性の比率は増加傾向にあり、この年、日本男性看護士会も発足しています。
ナース・プラクティショナーと特定看護師
ナース・プラクティショナーという言葉を聞いたことはありますか?
一定レベルの診断や治療を行える看護師のことで、アメリカで1960年代に始まり、オーストラリア、イギリス、カナダなどの国が近年取り入れています。
日本ではこれと似たもので、日本看護士協会が認定する「認定看護師」「専門看護師」の資格がありましたが、それにプラスアルファした特定看護師の導入が2015年に始められています。
ある一定の期間実務経験のある看護師が医療機関や看護大学などで特定好意研修を受けると特定看護師になることができます。
ナース・プラクティショナーと特定看護師の大きな違いは、ナース・プラクティショナーは医師の指示を受けずに医行為を行いますが、特定看護師は医師の指示の下に、あらかじめ決められた医行為を行うということです。
日本でも、ナース・プラクティショナー導入に向け、大学院修士課程で養成コースも開設されたりと動きはありますが、法律の改正が行われない限りなかなか難しい現状です。
5月12日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!