入学式、新学期を終えて一段落すれば夏がやってくると思いますが、その前に台風の時期がやってきますよね。
台風の時期になると大雨洪水警報や暴風波浪警報が出ることもあり、学校が休校になる場合も多いです。
警報と一言で言っても警報はたくさんあるのですが、学校が休みになる警報についてご紹介していきたいと思います。
目 次
警報一覧
最初にもご紹介しましたが、警報と一言で言っても警報の種類はたくさん存在します。
まず最初は簡単にそれぞれの警報の特徴についてご紹介していきたいと思います。
〇大雨警報
大雨警報は警報の中でもよく目にする機会が多い警報だと思います。
しかし、この大雨警報は一見名前だけでは怖いイメージがあまりない方が多いと思いますが、大雨警報でもかなり危険です。
というのも、大雨警報は土砂災害などを引き起こす可能性があるときに警報を出します。
さらに、土砂災害だけでなく、浸水する恐れがある際には大雨警報(浸水害)というような表示を行います。
主に豪雨になった際に警報が出されるのですが、大雨が去った際でも土砂災害や浸水の危険性がある場合は継続してい出すようになっています。
〇洪水警報
洪水警報は台風の時期に見かける機会が多い警報です。
こちらは河川が大きく関係し、豪雨や大雪によって河川が増水してしまい、氾濫が生じる危険性がある場合に出されることが多いです。
重大な洪水が起こる危険性がある際に出される警報なので、くれぐれも河川に近づかないように注意するようにしましょう。
もちろん河川近くだけでなく、洪水が起こる危険性がある地域・場所を避難することも大切です。
〇暴風警報
暴風警報は台風の際に目にする機会が多いと思います。
名前からもわかるように暴風やや豪雨によって重大な災害が起こる危険性がある場合に出されることが多いです。
暴風警報は暴風域に入る前に出されることがほとんどなのですが、暴風域から少し外れたとしてもまだ危険性がある場合は警報が出続けていることが多いです。
〇大雪警報
大雪警報は名前からもわかるように豪雪によって災害が起こる危険性がある場合に出されることが多いです。
雪による被害と言ってもたくさんあると思いますが、雪によって建物に被害がある場合や交通状況に影響を及ぼす場合に出されることが多いです。
〇暴風雪警報
暴風雪警報はあまり見かけたことがない人もいると思いますが、豪雪地帯の方などは冬に見かけることが多い警報でもあります。
暴風雪警報は大雪と暴風によって危険だと認識している人が多いのですが、これはやや異なります。
もちろん暴風によって危険性も高いのですが、どちらかというと、暴風によって雪が多く降る、大雪による災害の危険性を指しています。
そのため、暴風雪警報は暴風にも注意する必要があるのですが、それ以上に大雪による災害に注意するように促している警報でもあります。
〇その他の警報
上記にご紹介した警報が主に多くの人が目にしやすい警報なのですが、このご紹介した警報以外にも高波による災害の危険性を示した波浪警報や、異常な潮位を示す高潮警報などがあります。
警報はやはりどの警報も災害を招きやすいため、その危険を防ぐために出しています。
特に、同じ警報名であっても特別警報が出ている場合は最大級の警告でもあり、数十年に1度の規模の危険性を示しています。
そのため、特別という言葉が出ている場合は速やかに自宅に待機するか、避難指示が出ている場合はその指示に従って避難するようにしましょう。
学校別の休校警報
警報の種類について簡単にご紹介しましたが、次は学校別の休校基準についてご紹介したいと思います。
学生時代でもやはり台風が近づくと学校に行くことも困難な場合があります。
そのような場合は学校が休校になり、一日休みになるのですが、休校するのにも基準・条件がしっかりとあります。
この基準・条件は各市区町村によって異なるのですが、学校別の主な休校警報についてご紹介したいと思います。
小学校の休校基準
小学校や中学校は義務教育でもあるのですが、市区町村の教育委員会がマニュアルに従って判断しています。
小学校の基準としては主に
「暴風警報」
「大雪警報」
「暴風雪警報」
「特別警報」
このどれか一つでもついている場合は休校になる可能性が極めて高いです。
もちろん河川が近い学校などは洪水警報によっても休校になる場合もあります。
小学校の場合は午前7時までにこの警報が出ている場合は一斉休校となります。
特別支援学校の場合はそれよりも1時間早い6時の段階で判断されます。
地域によっては遠方からの通学もあると思いますが、このような場合は家庭の判断によって休むのも大丈夫とされています。
中学校の休校基準
次にご紹介するのは中学校の休校基準です。
中学校の休校基準については小学校と同様です。
午前7時までに
「暴風警報」
「大雪警報」
「暴風雪警報」
「特別警報」
のどれかがついている場合は休校になります。
高校の休校基準
次にご紹介するのは高校の休校基準です。
高校は小学校や中学校と比べるとやはり休校になりにくいです。
高校によってもやはり基準は異なるのですが、高校の場合は複数の条件が重なっていないと休校にならないとされています。
主に
「大雨警報」
「暴風警報」
「洪水警報」
「特別警報」
のどれかが一つでも出ていないと休校になる可能性は低いです。
さらに、高校によってはこの警報が複数、または全部出ていないと休校にしないというところもあるようです。
さらに、高校ではどこに警報が出ているかも肝心になっています。
周りの地域出ていても、自分の学校の地域が出ていないような場合は登校ができると判断されてしまう可能性もあります。
そして、最後の条件とされるのが時間です。
高校では10時までに警報が解除されなかった場合に休校になる場合が多いです。
それ以外の場合はその時間に応じて途中の3時限目・5時限目から参加という形を取る所がほとんどです。
大学の休講基準
次は大学の休講基準についてご紹介したいと思います。
大学の休講基準ですが、大学は高校とあまり変わりません。
「大雨警報」
「暴風警報」
「洪水警報」
「特別警報」
がどれか一つ以上でも出ている必要があり、時間もやはり大きく関係します。
午前7時までに警報が解除されない場合は午前の授業が休講することが多いです。
さらに、11時までに警報が解除されない場合はそのまま午後の授業も休講となります。
そして、高校と最も違うのが電車の関係です。
というのも、大学の場合は遠方から来ている人も多いですよね。
このような警報が出ている場合などは電車も運行の休止を行うことがほとんどだと思います。
大学最寄りの電車の運行が休止した場合は休講となる場合が多いです。
しかし、大学などは単位の関係もあると思います。
単位が取れていなければ当然留年などということにもなってしまうのですが、大学などでは休講になった際に救世処置としてレポート提出で単位不足を回避することもできる場合が多いです。
小学校や中学校・高校の場合は単位が不足している場合は普段が6時限だけの所を何日かだけ7時限にするといった処置を取り単位を戻すところが多いです。
「まとめ」警報が出ても良いことはない
今回は警報と学校の休校についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
警報が出て学校が休みとなると子どもの頃は嬉しい気持ちになる人が多いと思いますが、どちらにしても違う日にその分を補うことが多いので、良いことはあまりないです。
警報が出ている際には休校するほど危ない状態を指しているものでもありますので、休校になった際にもおとなしく避難指示や自宅待機を行うようにしましょう。