神社やお寺に出かけたときの楽しみのひとつに「おみくじをひく」のがありますね。
大吉から大凶まで、さまざまな結果に一喜一憂するささやかなイベントですが、あたりくじのような印象でひいていたりしませんか?
おみくじはそもそも「神様」「仏様」から参拝者へのメッセージなのです。
ひいたものの現在の状態をあらわしているのではなく「未来」、これからの物事を占ったものなのです。
ですので、今後の心のあり方やどうすれば行動すればいいのか?
というヒントが示されていると考えてください。
目 次
おみくじの順番
あなたはおみくじの順番を知っていますか?
「大凶」や「大吉」は知っていますが、たとえば「吉」や小吉」はどちらがいいのかわからないと言う方もいらっしゃると思います。
おみくじには7段階であらわされているものと、12段階であらわされているものがあり、それぞれの順番は、下記のようになっています。
7段階のおみくじの順番
大吉>中吉>小吉>吉>末吉>凶>大凶
12段階のおみくじの順番
大吉>中吉>小吉>吉>半吉>末吉>末小吉>凶>小凶>半凶>末凶>大凶
大凶が出てしまうと、せっかく寺社にきたのに・・とがっかりしてしまいがちですが、吉凶はおみくじの内容をわかりやすくあらわしているだけで、おみくじのすべてではありません。
吉凶で一喜一憂する必要はないのです。
おみくじの正しいひき方
おみくじのひき方にも作法があります。
- 寺社についたら、手を洗い、口をすすぎます。
- 神社に参拝、神様に挨拶をします。
- 神様に願い事をします。願い事の最後に「どうすれば叶いますでしょうか?どうぞおみくじで教えてください。」とお願いします。お賽銭を忘れずにしましょう。
- おみくじをひくときは、神様に教えて欲しいことを具体的にイメージしながらひいてください。
こうやってひいたおみくじが「凶」「大凶」であったら、ショックでもう一度ひきなおしたくなりますが、それはぐっと我慢してください。
どうしてもやり直したい、というかたは、後日改めて参拝し、上記の正しいひき方でもう一度ひくようにしましょう。
「凶」をひいたときは
おみくじは吉凶を判断するツールではありません。
大切なことはおみくじに書かれてある和歌と書かれている内容のほうなのです。
和歌を読んでそこに書かれている内容をきちんと理解するようにしましょう。
和歌から自分の現状に当てはまる内容が読み取れる場合があり、大切なヒントが隠されています。
深く、目からうろこがでるような気づきがあったりします。
吉凶だけで判断するのはもったいないですよ!
「凶」がでたから少し気をつけて行動しよう、くらいに考えればいいのです。
おみくじは木に結ぶものなのか?
おみくじは書かれている内容を教訓として持ち歩き、何度も読み返す、というのが正しい使い方です。
しかし、「凶」をひいてしまってどうしても持ち歩きたくない・・というかたは、寺社の木に結んでください。
木の生命力によって結んだ願いが叶うと言われています。
おみくじ100枚引くと凶は何枚でるのか!?
おみくじの正しいひき方を知って、ますますおみくじをひくのが楽しみになったのではないでしょうか?
神様のメッセージを受け止めて、豊かな日々が送れるように、心がけてくださいね!
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