長寿のお祝いと言っても古稀や喜寿・米寿や白寿と様々あるのですが、名前も似ていることから間違ってしまいやすいです。
その中でも百寿はとても珍しいお祝いでもあるので、しっかりとお祝いをしてあげるのが好ましいです。
そこで、長寿の中でも珍しい百寿についてや百寿のおすすめのお祝いの仕方についてご紹介したいと思います。
目 次
百寿とは
百寿の読み方とは?
まず最初にご紹介するのは百寿の読み方についてです。
百寿は漢字からもわかるように「ひゃくじゅ・ももじゅ」と読みます。
ちなみに長寿は他にも古稀や米寿・喜寿や白寿などがありますが、どれも似ている名前で覚えにくいと感じる方も多いと思います。
この点は後述でもご紹介する年齢や意味を合わせて覚えると覚えやすいです。
長寿のお祝いは中国が紀元とされ、日本に伝わってからも長く受け継がれています。
そのため、百寿のお祝いもぜひ大切にしてお祝いをしていただけたらと思います。
百寿の年齢はいくつ?
次は百寿の年齢についてご紹介したいと思います。
長寿のお祝いは名前も似ているものが多いことから年齢も間違えてしまいやすいのですが、百寿はかなり覚えやすいと思います。
漢字からもわかるように百寿は「100歳」のお祝いでもあり、記念すべきお祝いでもあります。
昔は百さんまで生きればまさに生きる伝説状態になっていましたが、最近では日本の平均寿命も伸びているということもあり、100歳まで長生きする方も多くなっています。
そのため、百寿のお祝いをする人も多いので、百歳を迎える方がいる場合はぜひ百寿のお祝いをしていただけたらと思います。
百寿の由来や意味は?
次は百寿の由来や意味についてご紹介したいと思います。
百寿の意味や由来は漢字からもわかると思います。
百歳を迎えることから百寿という名前がついたとされています。
ちなみに100歳を迎える百寿は別名が存在します。
その別名が「紀寿(きじゅ)」です。
なぜ紀寿なのかというと、100年毎に1世紀変わりますよね。
このような世紀が変わることから百寿は紀寿と呼ばれる場合もあります。
そのため、紀寿と呼ばれる場合は百寿と同じ意味でもありますので、ご参考いただけたらと思います。
百寿の花は何が良い?
次は百寿のお祝いをする際にどのような花がいいかについてご紹介したいと思います。
百寿などの長寿では花束をプレゼントする人が多いのですが、その花束のプレゼントでもおすすめの花が存在します。
次のような花が特に人気が高く比較的喜んでいただきやすいのでご参考ください。
○バラ
花言葉:尊敬・上品
○胡蝶蘭
花言葉:幸せが飛んでくる
○トルコキキョウ
花言葉:希望・清々しい美しさ
○カーネーション
花言葉:感謝の心
上記の4種類のような花がおすすめです。
どの花も見栄えも美しく、華やかな印象になりやすいのでおすすめです。
花言葉もどれもぴったりなので、百寿のお祝いを行う際は是非上記の花を用意してお祝いをしていただけたらと思います。
百寿の色は何色?
次は百寿の色についてご紹介したいと思います。
百寿の色と言っても何のことかいまいちわからない方もいると思いますが、長寿にはそれぞれイメージカラーが存在します。
特に一番有名なのが「還暦の赤色」です。
この他にも古稀や喜寿だと紫色・傘寿や米寿では金茶色・卒寿や白寿が白色というようなイメージカラーになります。
ちなみに百寿にはこのようなイメージカラーがありません。
しかし、お祝いの色として、卒寿や白寿のように白色でお祝いすることがあります。
また百寿は読み方のところでも触れているように「ももじゅ」と呼ばれる場合も多いので、名前にあやかって桃色のものをプレゼントするのもおすすめです。
百寿のちゃんちゃんこは?
長寿と言えば還暦の際にちゃんちゃんこを羽織ることが有名ですよね。
長寿ではおめでたいことや第二の人生を迎えるということからちゃんちゃんこを羽織る風習が存在します。
もちろんさきほどご紹介した還暦には赤いちゃんちゃんこを羽織るのですが、その他の長寿でもそれぞれのイメージカラーのちゃんちゃんこを羽織る場合が多いです。
昔は平均寿命も短かったということもあり、あまり百寿や長寿のお祝いをする機会も少なかったのですが、今では日本の医療技術の進展もあり長寿のお祝いをする機会が多いです。
そのため、ちゃんちゃんこの色も豊富に用意されていますので、ぜひ百寿のお祝いの際にもちゃんちゃんこを羽織っていただきお祝いをしていただけたらと思います。
百寿のお祝いの仕方は?
次は百寿のお祝いの仕方についてご紹介したいと思います。
百寿のお祝いではお祝いをする相手が100歳でもあるということからできれば家族・身内内でのお祝いなどを行うのが好ましいです。
これはなぜかと言うと、やはり100歳ということもあり、体調を崩しやすい状態でもあります。
そのため、大勢で押しかけると体調が悪くなっても言いづらく、無理をしてしまう可能性が高いです。
このようなことも考えてできれば最初は家族や身内だけで行い、他の方は別の日にお越しいただくというような形を取るのがおすすめです。
百寿のメッセージ・お祝いの言葉は?
次は百寿のお祝いの際におすすめのメッセージ・言葉についてご紹介したいと思います。
百寿のお祝いでのかなりおめでたいのもあるのですが、やはりこれからも元気で居てほしいという言葉を伝えるのが好ましいです。
この点はやはり自分が普段から感じている感謝の気持ちなどを素直に伝えるのがおすすめです。
百寿のお祝い金額の相場はいくら?
次は百寿のお祝いをする際のおすすめの相場についてご紹介したいと思います。
やはり長寿のお祝いにも相場が存在します。
もちろん百寿のお祝いをする相手との関係性も大きく関係してくるのですが、家族・身内の方が百寿を迎える場合は相場は1万円から2万円ぐらいが好ましいと言われています。
それ以外の先輩や後輩・親族や友達などが百寿を迎える場合は1万円前後が相場と言われています。
百寿のお祝いのプレゼントは何がいい?
次は百寿のお祝いの際のおすすめのプレゼントについてご紹介したいと思います。
百寿のお祝いではめでたいということもあって「百寿」という言葉を入れたプレゼントを贈る方が多いです。
最近ではこのような記念になる言葉などをプレゼントに入れるサービスも多く、記念に残りやすいのでおすすめです。
百寿のお祝いのプレゼントを父には何がいい?
自分の父親が百寿を迎える場合はやはり先程あげた感謝の気持ちのポエムや似顔絵入りのプレゼントもおすすめです。
さらに、最近ではフォトフレームなどのプレゼントも人気で、いつでも家族の姿を見ることができることから好評です。
それ以外にもお酒を飲まない方でも名前入りのお酒を用意して部屋に飾るという方も多いです。
百寿のお祝いのプレゼントを母には何がいい?
次は母親が百寿を迎える場合のおすすめのプレゼントについてご紹介したいと思います。
女性はやはり花束をプレゼントするとかなり喜んでいただきやすいです。
保存もしやすいのでできればプリザーブドフラワーなどが好ましく、最近ではプリザーブドフラワーでも感謝の言葉を入れられるサービスも増えています。
さらに、似顔絵が入った湯呑や時計も人気なので、ぜひそちらもチェックしていただけたらと思います。
百寿のお祝いの食事はどんなのがいい?
百寿のお祝いの食事ではできればヘルシーで体にいいものを用意するのがおすすめです。
百寿ともあってやはり100歳の方は消化が劣っている可能性が高いです。
そのため、これからも元気でいてもらうためにも体にいい料理を用意するようにしましょう。
百寿のお祝い体験談
●ペンネーム: りょう
祖父の百寿祝いをしたことがあります。
本来であればホテルなどでお祝いの会をするのがいのでしょうが、老人ホームにして入居していたこともあり、ホームの部屋に身内のみが集まってお祝いしました。
耳も遠くなっていて会話もなかなか思うようにいかない状態でしたが、一人一人が耳元で心のこもったお祝いの言葉を贈りました。
プレゼントですが、お茶が大好きな事から、湯飲み茶わんを贈りました。
とても喜んでくれました。
特に難しく考えずに気持ちがこもっていればいいでしょう。
●ペンネーム: のんこ
私は曾祖母の百寿のお祝いに、胡蝶蘭をプレゼントしました。
昔から花が好きで、自分の部屋から庭を眺める時間が一番幸せとよく口にしていたからです。
それで、いい機会だと思い胡蝶蘭をプレゼントしました。
曾祖母はこんなに豪華な胡蝶蘭は見たことがないといって、とても喜んでくれました。
白にするかピンクにするか迷いましたが、ピンクにして良かったです。
優しくて可愛い色だねと言って、にこにこしながら胡蝶蘭を見ていました。
調子のいい時には自分で霧吹きで水をやるなど、お世話も買って出てくれました。
●ペンネーム: tata
百寿の時、祖母はなかなか外に出歩くのも難しい状況だったので自宅で何かできないかと思い、祖母の好きな料理を用意しました。
近くに住む親戚はお祝いに来てくれました。
また、祖母は体に不自由は生じていましたが頭はしっかりしていたので、少し離れたところにいる親戚の何軒かでスカイプのグループビデオチャットをしました。
顔を見て話ができるので祖母も喜んでいました。
プレゼントにはそれぞれが洋服やあたたかい靴下など普段使いできるものを送りました。
●ペンネーム: ベジスープ
イベント事が好きな祖父の百寿のお祝いは、車いすで入る事ができる旅館でコースの料理を食べお祝いしました。
一年前の白寿のお祝いでは歩くことが出来た祖父ですが、百寿のお祝いの頃には歩くことが出来なくなっていたため、久しぶりの外出となったお祝いは、とてもうれしかったようで終始ニコニコとして喜んでいました。
プレゼントには管理の必要がない造花の花と、普段動けず退屈ばかりしているようだったため、趣味の落語が聴けるように落語のCDをプレゼントしました。
●ペンネーム: あっこ
私の父方のおじいちゃんが百歳になった時の事をお話します。
長寿の家系なのか、おじいちゃんの兄弟もみなさん、百歳近くまで長生きされてました。
おじいちゃんとは別に暮らしていたので、いつも会いに行くのが楽しみでした。
おじいちゃんは昔、地方まわりの漫才師だったと言う事を父から聞いていたので、いとこたちと、いくつかのチームを作ってお笑いを百寿のパーティーでやりました。
いつもはあまり笑わないおじいちゃんが顔をくしゃくしゃにして笑ってくれたのを覚えています。
総勢50人くらいの親戚が集まったので、最後は年代別に別れて写真を撮ったり、嫁グループとか、いとこグループとかいろんなグループわけをして、おじいちゃんメインの大きなカレンダーを作ったのを覚えています。
とても嬉しそうなおじいちゃんの顔は今でも忘れられません。
●ペンネーム: ecoc
施設に入居して寝たきりになってしまっていた曽祖母がいました。
実家からすぐ近くの施設だったので、帰省した際には必ず曽孫も連れて会いに行っていました。
曽祖母には子供や孫や曽孫が数えきれないほどいるのですが、全員が揃うことはなく、それぞれが別々に会いに行っていました。
何年も会いに行っていない孫もいたようでした。
みんなが会いに来るのを楽しみに、喜んでくれていた曽祖母が100歳を迎えることになりました。
施設でも盛大にお祝いしてもらえるようでしたが、孫一同で何かプレゼントできないか、考えました。
もう何も欲しいものはないかもしれない、と思い、できるだけ親戚みんなが集まってお祝いすることを提案しました。
ほとんど親戚全員集合にとても喜んでもらえました。
その時の集合写真は曽祖母の最後の宝物になりました。
●ペンネーム: こうたろう
100本のバラをサプライズで渡しました。
日頃から庭の手入れをよく行っていて、昔から花(特にバラ)が大好きだったため家族全員満了一致で決まりました。
いつもは滅多に行かない銀座へ親戚一同川崎から車を3台出して高級焼肉店へ向かいました。
この焼肉店は母がよく亡くなった父と大切な日に訪れていた思い出のお店です。
食後に三歳になる孫から「ばぁーばおめでとう」と花束を渡しました。
家族全員で集まることはなかなか無く皆んなの思い出になりました。
●ペンネーム: non
おばあちゃんが百寿のお祝いの時に、親戚に集合してもらい、パーティーを開きました。
主役にはピンク色の衣装を着てもらい、頭にピンク色のお花も飾りました。
プレゼントは、豪華な花束とおばあちゃんの好物のお肉、集合写真を撮って寄せ書きしたもの、おばあちゃんの好きな歌を歌ってプレゼントしました。
遠方からの親戚は10年ぶりの人も居たので、泣いて喜んでくれました。
パーティーの最後は一人一人おばあちゃんとハグしました。最高の思い出になったと言ってくれました。
●ペンネーム: かな
数年前に今は亡き曾祖母の100歳のお祝いを行いました。
普段はデイサービスセンターにお世話になっていた曾祖母ですが、この日は1日自宅で過ごしてもらいました。
わいわいとした雰囲気の方が曾祖母も喜んでくれると思ったので親戚みんなで集まってお祝いしました。
まずは、自宅の部屋を簡単に飾り付けて大きな誕生日ケーキを用意しました。
とびきりの笑顔で映った曾祖母の写真が今でも残っています。
あとは、親戚各々が曾祖母との思い出を語ったり、みんなで歌を歌ったりして楽しく過ごしました。
曾祖母が疲れてしまっては大変なので時間が長くならないよう気を付けました。
曾祖母は終始笑顔だったので喜んでもらえたかなと思います。私にとっても素敵な思い出となりました。
●ペンネーム: るる
百寿のお祝いで、おばあちゃんにアルバムを送ることにしました。
みんなで撮った写真や、家族の写真、子どもの写真などたくさん見てもらいたくて大きめのアルバムで作ることにしました。
みんなそれぞれおばあちゃんにメッセージを書くところを作って、読めるように大きめの字でカラフルに書きました。
写真やメッセージだけでなく、シールやイラストを貼ったりしてかわいく仕上げることが出来ました。
喜んでもらえるか不安でしたが、すごく喜んでくれて嬉しかったです。
いくつになってもお祝いするのは大切なことだと思いました。
「まとめ」百寿を迎えてこれからも元気に!
今回は百寿についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
百寿はとてもめでたく、元気な体でないと迎えにくいです。
そのため、百寿を迎えた際にはこれからも長く元気に過ごしてもらうためにもしっかりとお祝いをして思い出を作ってもらうようにしましょう。