世界保健デー 4月7日
◼はじめに
WHOという組織を知っていますか?
テレビやインターネットなどで名前はよく聞くけど、一体どのような組織があまり知らない人も多いのではないでしょうか?
WHO(ダブルエイチオー)は世界保健機関という国際連合(国連)の専門機関の略称になります。
4月、日本では年度はじめに、そのWHOが後援する世界的な健康啓発日があります。
それが4月7日、世界保健デーです。
目 次
◼世界保健デーとは
世界保健デーは毎年4月7日にあります。
世界保健デーが制定されたのは1948年のこと。
1948年にWHOによって開催された第1 回世界保健総会で、1950年から4月7日を世界保健デーにすることが決定されました。
◼意味
世界保健デーはWHOの設立を記念するとともに、毎年、国際保健に関する世界的に重要で課題性があるテーマを選び、その啓発キャンペーンが行われます。
2018年のテーマは、「Universal health coverage: everyone,everywhere(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ:誰もがどこでも保健医療を受けられる社会)」でした。
2017年は「Depression : Let’s talk(うつ病:一緒に話そう)」、2016年は、「Diabetes(糖尿病)」でした。
◼由来
WHOが1948年4月7日に設立されたことから、この4月7日を世界保健デーとすることになりました。
WHOは国連の中にあって、保健衛生について国際協力や援助、調整を行う機関です。
主に流行病の制圧、検疫の統一、薬品の国際基準の作成、災害時緊急対策などを行っています。
また、国際癌研究機関などの多くの外部組織も持っていて様々な保健衛生についての活動を行っています。
◼イベント
世界保健デーには世界各国でその年のテーマに沿った様々なイベントが行われます。
日本でもそれぞれのテーマについて考えるフォーラムやイベントが各地で行われます。
◼健康についての雑学
世界保健デーにちなんで、健康についての雑学を紹介します。
◻タバコをやめると太るのはなぜ?
禁煙したら太るという話を聴いたことがありますか?
それは事実です。
実際に禁煙者の約80%に体重の増加がみられます。
太ってしまうのなら禁煙はやめたいと、タバコを再度吸い始める人もいるかもしれませんが、それは健康を良くするためには間違いです。
禁煙は貫きましょう!
そもそもタバコに含まれているニコチンには脂肪組織に脂肪がたまらないようにする作用がありましたが、禁煙するとその作用が機能しなくなります。
また、ニコチンによって感じにくくなていた味覚や臭覚が復活し食欲が出てきたり、タバコを咥えていた口元が寂しくなって食べ物を口に入れたくなり、食事量や食事回数が増加します。
それらの理由で、一時的には平均2キロほど体重が増加してしまうみたいです。
しかし、体重増加は一時的なものなので、数ヵ月もすると落ち着いてきます。
タバコを吸い続けると総死亡リスクが2倍に上昇するとも言われているので、ダイエットよりも命を考えて禁煙することをおすすめします。
◼まとめ
世界保健デーについて紹介しました。
現在の日本は豊かになり、保健制度も整っているので、あまり心配することもありません。
ただ、世界にはまだまだ保健医療が充分ではない国々が数多くあります。
今年のテーマ、「Universal health coverage: everyone,everywhere(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)」はまさに、それらについて考えるよい機会になったと思います。
来年以降も様々なテーマが提起されていくと思われますが、世界保健デーがあることで有意義な活動に繋がっていければよいですね!
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