「5月17日 パック旅行の日」
■はじめに
旅行に行ってみたいけど、航空機や電車、ホテルの手配なんかが面倒で…という人には、パック旅行がおススメです。
旅行会社が趣向をこらして、様々なプランを用意してくれていますね。
目 次
■パック旅行の日とは
1861年5月17日、イギリスの労働者の一行が旅行業者トーマス・クックの手配で、ロンドンからパリに向けて出発したのが、世界初のパック旅行とされ、この日がパック旅行の日と称されるようになりました。
また、1841年7月5日に、クックが往復22マイルの日帰り旅行を実施したのが世界初だという説もあります。
そのころのクックは旅行業者ではなく、1955年からヨーロッパ諸国への旅行を扱うようになったことは多くの文献にあるため、1841年のほうが正しいと思われますが、記念日が17日となったのは1861年5月17日を選んだからでしょうか。
■パック旅行の日の意味と由来
パック旅行、パックツアー、パッケージツアー、オプショナルツアー等々、様々な名称で旅行会社はみなさんの旅心をくすぐりますが、旅行業法上ではすべて「募集型企画旅行」と言います。
呼び名の違いは、旅行内容や料金、宣伝戦略によるもので、この区別には特に規定はありませんから、キャッチコピーを鵜呑みにしないで、きちんと中身を確認することが大切ですね。
■パック旅行の日のイベント
パック旅行の日なんて、旅行業界やホテル産業が喜び勇んであれこれ企画しそうなものですが、そういったイベントで盛り上がった話は聞いたことがありません。
それはそうですね、直前にゴールデンウィークという大レジャー週間があって、その後の1日ポッキリの、しかも出処不明の記念日では、力の入れようがありません。
たまに見かけるとしたら、ホテルのHPの「支配人のつぶやき」とかいうコラムくらいです。
■パック旅行の日の雑学
▽トーマス・クック(Thomas Cook、1808~1892)
クックはプロテスタントの一派、バプティスト派の家に生まれ、やがて熱狂的な禁酒論者となる…というのは間違いないようですが、生まれ~禁酒論者の間は、またまた諸説入り乱れていて、もう確かめようがありません。
そのあいまいなところを無難に紹介すると、家具職人や印刷屋をやりながらバプティスト派の伝道師、それに出版者という多彩な職歴を経て、禁酒論者につながっていきます。
そして1841年、禁酒運動の大会に信者570人を送り込むために、鉄道会社と交渉し割安運賃で臨時列車を仕立ててもらい、往復22マイルの日帰り団体旅行を実施しました。
この時は世話役のボランティアで手数料は取っていません。
その後、同様の旅行企画を経て、1955年から本格的な旅行業者として、イギリスからヨーロッパ各国への団体旅行を手数料5%で取り扱うようになりました。
やがてこれが旅行業界の発展につながりますが、人の移動が容易となった産業革命があればこそと言えるでしょう。
▽伊勢詣り
クック以前にも、中世ヨーロッパでは聖地巡礼旅行を斡旋する商人もいましたが、定期船の運航を手配する程度にすぎませんから、旅行業者には程遠いものでした。
一方、日本でも江戸時代には「お伊勢詣り」があり、これが日本初のツアーと言われていますから、こっちを世界初としてギネスに申請したいくらいです。
江戸から伊勢まで片道500km、15日かかる道のりですから、昔の人は元気だったんですね。
費用は道中の宿代、川の渡し賃、食費、伊勢での3泊、土産代などを全部ひっくるめて、現在の貨幣価値に換算して計30万円でした。
全行程が徒歩なので高い、往復33日の旅行なら安い、どちらでしょうか。
■まとめ
パック旅行は安くて、お手軽です!
選んで、ネットで予約、費用を振り込んで、さあ出発!
しかし、安いのにはそれなりの理由があります、当然です!
まず、出発はたいてい早朝で、これは一般の利用客が少なくて割引になるからです。
それに申し込みは個人単位でも、まとまれば団体割引の対象になります。
交通各社やホテルとは年間契約で一定数の利用を保証しているため、ここでも割引になっています。
あとは必ず組み込まれている土産物センターでの休憩で、ここから旅行会社にバックマージンが入ります。
とは言え、安い、お手軽といったメリットに比べ、そう苦になるほどの条件ではないので、パック旅行は花盛りです。
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