▪はじめに
ネット銀行とは、店舗を持たずインターネッ上での取引(ネットバンキング)を中心とした普通銀行です。
インターネットが普及したことに伴い、近年新しく誕生したネット銀行ですが、どのようなものなのか、私も含めてよく知らないという方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ネット銀行に関する記念日やネット銀行とふつうの銀行の違いなどについて調べてみましたのでお金の雑学とともに紹介していきます。
目 次
ネット銀行の日とは
ネット銀行の日は、毎年10月12日にあります。
この記念日は、株式会社ジャパンネット銀行(現・paypay銀行株式会社)が2000年(平成12年)10月12日に日本で初めて「インターネット専業銀行」の営業を開始したことに因んで、2013年(平成25年)に制定したものです。
▪意味
ネット銀行の日は、ネット銀行のことをより多くの人に知ってもらうことを目的として制定された記念日です。
▪由来
ネット銀行の日が10月12日なのは、2000年(平成12年)のこの日に、株式会社ジャパンネット銀行が日本初のインターネット専業銀行の営業を開始したことに由来しています。
▪イベント
ネット銀行の日に関するイベントは、残念ながら見つけることができませんでした。
ネット銀行の雑学
<ネット銀行と従来からある銀行の違いとは>
ネット銀行は、2000年からサービスが始まった新しい銀行です。
ネット銀行は、パソコンやスマートフォンなどのインターネット上で、振替、定期預金や外貨預金の開設・解約、投資信託の購入・解約など、銀行で行われているほとんどの取引が行えるという特徴があります。
ネット銀行と従来からある銀行との大きな違いは、ネット銀行には店舗が無く、通帳を作ることがないという点です。
振り込みや引き出しなどの履歴の閲覧はパソコンやスマートフォンなどインターネット上で行い、現金の出入はコンビニや提携している銀行のATMを利用して行います。
また、ネット銀行は原則24時間365日いつでもコンビニや提携銀行のATMでお金を引き出すことができ、手数料も従来の銀行より安めで取引状況などによって手数料が月に何回か無料となる特典が付いている場合もあります。
一方従来からある銀行は、窓口だと平日の9時から15時でしか利用できず、ATMでも時間外だと手数料がかかってしまいます。
しかも、給料日や連休前後などはかなり長い時間待たされてしまうこともよくあることです。
さらに、普通預金の金利もネット銀行の方が高い傾向があります。
最近では、従来からある銀行でもネットバンキングサービスを行っている所が増えてきました。
しかし、ネットバンキングだけを利用することはできず、従来の店舗やATMでのサービスに加えてネットバンキングも利用できるというシステムなので、利用したい場合はすでに利用している銀行でネットバンキングの利用を申し込むか、新たに店舗で口座を開設し、通帳を作ってからネットバンキングの利用申し込みを行う必要があります。
以上のように、比べてみると従来からある銀行よりもネット銀行の方にメリットが多くみられます。
しかし、ネット銀行を利用する際は、サービス提供ページにログインするためのIDとパスワード、従来からある銀行と同じく暗証番号を設定する必要があり、これらの情報を自己管理しなければなりません。
パスワードなどを忘れてしまうと、コールセンターに連絡して、本人確認やIDとパスワードの再発行を依頼する必要があり、それらの手続きが終了するまでサービスを利用することができなくなってしまいます。
また、パソコンやスマートフォンを使うので、これらの端末がウイルス感染して悪用されるリスクもあるので、安全のためにパスワードを定期的に変更することが望ましいとされています。
このような個人情報情報やパソコンなどの管理するのが苦手な人や、分からないことを直接銀行の人に質問したい人は、従来からある銀行を利用することをおすすめします。
<日本で最も大きなお札と最も小さなお札とは?>
日本で使われているお札は、正式名称を「日本銀行券」といいます。
日本銀行券は日本の中央銀行である日本銀行が発行しているもので、1885年(明治18年)から発行されています。
2023年(令和5年)までに発行されたお札は53種類で、2024年(令和6年)には新たに3種類のお札が発行される予定です。
現在発行されているお札の大きさは、一万円札が縦76㎜×横160㎜、五千円札が縦76㎜×横156㎜、二千円札が縦76㎜×横154㎜、千円札が縦76㎜×横150㎜となっています。
縦の長さがすべて同じなのは、自動販売機やATMなどの機会に通しやすくするためです。
因みに2024年発行予定の新しいお札も同じ大きさとなっています。
しかし、日本のお札がずっと同じ大きさだったわけではなく、過去には様々な大きさのお札が発行されました。
その中でも最も大きなものは、1891年(明治24年)に発行された「改造百円券」という藤原鎌足が描かれた百円札で、縦130㎜×横210㎜というA4サイズの約半分くらいの大きさでした。
改造百円券は、現在の金額でいうと100万円以上の価値になるお札なので、発行枚数は少なくあまり流通しなかったようです。
確かに、こんなサイズも金額も大きなお札を気軽に持ち歩いたり使ったりは普通の人にはできませんもんね。
また、日本で最も小さなお札は、1948年(昭和23年)に発行された「A五銭券」という梅の花が描かれた五銭札「梅五銭札」とも呼ばれるもので、縦48㎜×横94㎜というサイズ五銭とは1円の20分の1の価値のお金で、元々は硬貨でした。
しかし、第二次世界大戦による硬貨の材料不足から五銭はお札となり、戦時中に「い五銭札」戦後に「A五銭券」が発行されました。
しかし、戦後のインフレーションにより銭単位のお金が使われなくなったため、「A五銭券」はたった2か月間しか発行されなかった希少なお札となりました。
▪まとめ
いかがでしたでしょうか?
ネット銀行は、現在のネットが普及した社会に適応した銀行です。
ネットの使い方に慣れていない人には少し面倒でリスキーなイメージもありますが、今後は徐々に普及していくかもしれません。
ネット銀行の日という記念日をいい機会として、今回ご紹介したメリットやデメリットなどを参考に今後ネット銀行を利用するかどうか検討してみてはいかがでしょうか。
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