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世界電気通信記念日とはいつ?意味や由来、イベント。

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「5月17日  世界電気通信記念日」

■はじめに

ファクスの登場に感激し、ワープロには驚嘆しましたが、そのワープロも短命に終わりました。

私たちの生活の中で、今やパソコン、高速インターネットは欠かせないものになっていて、小さな子どもまでがスマホを駆使しています。

果たして10年後の情報伝達はいったいどんな変貌を遂げ、私たちの日常はどう変化しているのでしょう。

 

■世界電気通信記念日とは

1865(なんと元治2)年5月17日、国際電気通信連合(ITU)の前身である「万国電信連合」が発足したことを記念し、1973(昭和48)年にITUが「世界電気通信の日」として制定しました。

その後、2005(平成17)年の世界情報通信サミットで、同じ5月17日を「世界情報社会の日」と決議、国連総会で採択されました。

そして翌年のITU全権委員会議で、この2つの国際デーを合わせ「世界電気通信および情報社会の日」とすることが決まったという経緯です。

この2つの記念日を統合することで、全世界的な情報社会の発展と、デジタル・デバイドの解消による情報通信技術の底上げを重要テーマとした活動を目指すことになりました。

 

■世界電気通信記念日の意味と由来

そもそも、電気通信とはなんでしょう。

電気も、通信も、当たり前のように毎日耳にする言葉ですが、案外きちっと説明できる人は少ないですね。

電気通信とは、文字や符号、音響、映像などを電気信号に変換し、回線を通じて送受信する方法です。

 

1838年ころ、アメリカの画家であり発明家のサミュエル・モースが電信機とモールス符号を発明し、1844年にワシントンD.C.とボルチモア間に最初の電信線が架設され、1876年にはA.G.ベルによる電話の発明、1895年のG.マルコーニの無線通信機の発明と続いていきました。

さらに真空管、トランジスタ、半導体集積回路の開発によって、電気通信方式は電話、放送、レーダー、TVなど広範囲に及んで、1964年の静止衛星によるTV中継は宇宙通信時代の幕開けを告げるものになりました(この生中継はケネディ大統領暗殺という劇的なものとしても歴史に記されています)。

 

また技術革新の流れはとどまるところを知らず、携帯電話の普及、モバイル通信、コンピュータによるデータ通信は、大量情報化社会に欠かせないものとなっています。

 

■世界電気通信記念日のイベント

日本ITU協会は、毎年5月17日にはこの分野で貢献のあった人たちを「日本ITU協会賞」として表彰する祝賀行事を催しています。

と言っても、やはり表彰されるのは、NTTや日本電気など通信技術に関係する人たちで、業界内輪のイベントで面白くありません。

それよりも、毎年5月には日本ITU友の会アマチュア無線クラブが特別無線局を開設し、世界各地と交信する活動に目を引かれます。

特に週末は、茨城県の霞ケ浦局のビームアンテナを利用した24時間体制で、世界各地と交信をしていますが、しかし外国語にはちょっと苦労しているようですね。

また移動無線局もあって、2018年は千葉や埼玉を中心に、年によっては東北や神奈川、そして太平洋の海上で運用することもあるそうです。

 

■世界電気通信記念日の雑学

▽デジタル・デバイド

最近は特にIT、金融関連用語でやたらカタカナが使われて、もう乱発と言っていいくらいですね。

お年寄りの「日本語があるんだから、これはどうにかしてほしい」という声をよく聞きますが、若者はそうは思わないのでしょうか。

今回、なじみのないカタカナは「デジタル・デバイド」くらいですから、その説明をしておきましょう。

日本語では「情報格差」と言い、パソコンやインターネットなどの情報通信技術(ICT)を利用できる人、できない人との間に情報格差を生み、それが機会や待遇の差につながり、最終的には貧富の差になるという考え方です。

また、この差は個人間だけではなく、集団や世代、地域、国家間にも存在し、ここから情報弱者という言葉が生まれました。

 

▽サミュエル・モース(Samuel Finley Breese Morse、1791~1872)

モースはマサチューセッツ州チャールズタウン市(現ボストン市)で生まれ、イェール大学では宗教哲学、数学、電気を学びましたが、絵画の才能もあったことから、卒業後は肖像画家として名を馳せ、美術学校の設立や大学教授も務めました。

しかし「妻危篤」の知らせが届くのに時間がかかって葬儀に間に合わず、高速な長距離通信手段の研究に着手し、電信機、モールス符号を発明することになります。

 

■まとめ

ありきたりな表現ですが、情報通信の技術革新は日進月歩で、うっかりしていると時代に取り残されたような疎外感を覚えます。

あれもこれもと欲張らず、本当に自分が必要としているものは何かを考え、情報や技術の取捨選択をすることが賢明ですね。

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