■はじめに
まだ春の余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ新年度がスタートします。
夢に向かってハツラツとする新入生や新社会人の様子が見受けられる時期ですよね。
そんな4月の中旬は、私達人類にとって大きな進化ともいえる世界宇宙飛行の日です。
目 次
世界宇宙飛行の日とは
世界宇宙飛行の日は毎年4月12日にあります。
世界宇宙飛行の日が制定されたのは、2011年(平成23年)のこと。
この年に開催された国連総会の特別会合にて、人類宇宙飛行の国際デーとして記念することを宣言しました。
■意味
世界宇宙飛行の日は、初の有人宇宙飛行を記念するという意味合いがあります。
そして、人類の功績を祝して世界各国では毎年イベントなどが開催されています。
■由来
世界宇宙飛行の日が制定された2011年は、初の有人飛行が成功してちょうど50年という記念の年でした。
さかのぼること1961年(昭和36年)の4月12日に、ソ連の宇宙衛星船・ボストーク1号の打ち上げが成功し、世界で初めての有人宇宙飛行を成し遂げました。
このことから、世界宇宙飛行の日は4月12日に制定されました。
■イベント
世界宇宙飛行の日には毎年、世界各地で「Yuri's Night(ユーリーズナイト)」というイベントが開催されています。
これは、ユーリ・ガガーリンが初めての宇宙飛行に成功した事をお祝いしようというもの。
日本でも2000年から取り入れられていて、2018年には東京・永田町と沖縄・那覇で開催されました。
東京ではゲストのMDRS(Crew191)による火星実験生活のお話しが聞けたり、沖縄では宇宙に関する映画鑑賞やゲームが行われました。
同日の4月12日開催で同じ時間帯ということもあり、2つの会場をスカイプで繋いでの交流も行われたのだそうですよ。
ユーリーズナイトは数人集まれば開催でき、専用ページに登録すればパーティー会場として世界中から認定されます。
2018年の参加も東京は25名程、沖縄は10名前後だったそうで、情報交換したり専門的な話をより詳しく聞くことも出来そうですよね。
宇宙にご興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
世界宇宙飛行の雑学
世界宇宙飛行の日にちなんだ雑学をご紹介します。
□人類初の宇宙飛行士
人類初の宇宙飛行に成功した宇宙飛行士はソ連の「ユーリ・ガガーリン」でした。
ソ連によって打ち上げられたボストーク1号に搭乗し、1時間48分をかけて地球を一周し高度7000メートルからパラシュートで帰還しました。
もともと空軍のパイロットだったガガーリンは、当時27歳にして初の宇宙飛行を一人で成し遂げたのだそうです。
とても名誉なことですが、すごく勇気のいることだったと思います。
この時に残した「地球は青かった」という言葉は、誰でも聞いたことがある有名な話しではないでしょうか。
□日本の有人宇宙飛行
日本では今のところ有人宇宙飛行は行っておらず、海外の打ち上げに参加するかたちとなっています。
日本人で初めて宇宙飛行に挑戦したのは、TBS社員の秋山豊寛(とよひろ)さんでした。
TBS創立40周年事業の「宇宙特派員計画」として、同社がソ連政府と契約を取り交わし行われたものでした。
モスクワ郊外の宇宙飛行士訓練センターで1年以上の訓練を受け、1990年(平成2年)12月2日にソユーズ宇宙船でソ連のミール宇宙ステーションに飛び立ちました。
そして9日間の滞在期間中に生中継が行われたり訓練などの様子も取り上げられ、当時のロシアの宇宙開発について広く日本で知られるようになりました。
これは世界でも初めての商業契約による宇宙飛行だったのだそうですよ。
約2年後の1992年9月には、NASA(アメリカ航空宇宙局)のスペースシャトル搭乗者としても宇宙飛行士としても日本人初となる毛利衛さんが、宇宙飛行を果たしました。
■まとめ
世界宇宙飛行の日についてご紹介させて頂きました。
最近ではZOZOTOWNを運営するZOZOの社長、前澤友作氏が民間人で初の月周回旅行客に決定したことが話題になりました。
これは2023年に予定しているとのことですが、宇宙旅行が当たり前になる日もそう遠くないのかもしれません。
毎年10月1日世界宇宙飛行の日には、人類初の宇宙飛行に敬意を込めてイベントをチェックしてみたり、お子さんと宇宙の話をしてみるのも良いかもしれませんね。
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