■はじめに
6月に入るとしとしと雨の降る日が多くなりますよね。
そう梅雨の始まりです。
洗濯物も乾きにくくなるし、朝起きて雨が降っていると仕事に行く気持ちもダウンしがち。
そんなときはお気に入りの傘や雨具で少しでも気分を盛り上げていきたいですよね。
そして思わぬところで発生するのが雨漏りです。
梅雨で雨がたくさん降る前に家の屋根もチェックしておくと安心ですね。
今回は「雨漏り点検の日」をご紹介します。
目 次
雨漏り点検の日とは
「雨漏り点検の日」は毎年6月11日にあります。
1997年4月に全国雨漏検査協会によって制定されました。
■意味
6月の初旬~中旬といえば梅雨が本格的に始まる前のシーズンで、雨が多く降る前に慌てず建物の雨漏りを点検しておき、雨漏りを防ごうという目的があります。
■由来
「雨漏り点検の日」である6月11日が暦上の入梅(にゅうばい、ついり、つゆいり)にあたることが多いことから由来されています。
入梅とは梅雨に入る時期に設定された雑節で、現在の日本では太陽黄経が80°に達する日で毎年10日か11日となっています。
■イベント
調べてみましたが残念ながらイベントは見つかりませんでした。
梅雨の雑学
6月の記念日にちなんで梅雨の雑学をご紹介します。
【梅雨の由来は?】
漢字で「梅」の「雨」と書いて梅雨と読みますね。
これにはいくつか諸説があり、最も有力な説は中国で“梅の実が熟す頃に降る雨”にちなんで梅雨と名付けられたことです。
中国から梅雨(ばいう)という読み方で日本に伝わり、その後江戸時代になってから梅雨(つゆ)に変わったとされています。
【北海道には梅雨がない】
日本全国で6月に入ると雨の日が多くなり、段々と本格的な梅雨の時期に入ります。
一方で梅雨がない地域もあるんです。
それが北海道です。
なぜ北海道には梅雨がないのでしょうか?
梅雨は太平洋高気圧とオホーツク海高気圧との間にある停滞前線によって発生します。
この前線は梅雨の時期になると梅雨前線と呼ばれ、日本全国を移動しながらいたるところで雨を降らせる役割を持っています。
しかしこの前線が北海道にかかる頃(7月後半~)には、活動がだいぶ衰えていて曇りや雨の日もありますが梅雨と呼べるほどの活動がないため、北海道には梅雨はないと言われています。
夏前に雨が多く降ったりすることはありますが、それが梅雨のように毎年定期的に降ったりはしないそうです。
【外国には梅雨があるの?】
それでは外国には梅雨があるのでしょうか?
答えはイエス。
中国や韓国、台湾、北朝鮮にも梅雨は存在しています。
梅雨前線は日本だけでなく近くの国にもかかるので、日本と同じように梅雨が発生します。
【実は雨漏りが一番多いのは梅雨じゃない!】
雨漏りが一番多そうなのはやっぱり梅雨?となりそうなところですが、実は違います。
2017年の雨漏り相談件数で見ると、なんと雨漏りが一番多いのは10月で一年を通してみてもダントツなんです。
これは秋の台風シーズンの影響で、秋雨前線が停滞していたこともあり降水量が例年の3~5倍になったこと、風で瓦などの屋根がはがれるなど被害があったことが原因でした。
そして次に多かったのが3月で、「春の嵐」と呼ばれる台風のような暴風雨が発生しやすいからと考えられています。
【築浅でも雨漏りすることもあるから要注意】
雨漏りの相談があった住宅を築年数で見てみると、1位は31~40年で2位は21~30年となっています。
屋根の材料によっても異なりますが、屋根のメンテナンス時期は大体20年が目安とされており、築10年以内の比較的新しい家でも件数は少ないですが雨漏りした事例もあるので、定期的にチェックしていきたいですね。
■まとめ
雨漏り点検の日についてご紹介しました。
ここ数年大型の台風が何度も日本に接近して大きな被害をもたらしたり、過去にはなかったような豪雨や災害も多く起こるようになってきました。
いつ来るか分からない非常事態に備えて、日頃から身の回りのチェックを欠かさないようにしたいですね。
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