■はじめに
あなたの住んでいる街に路面電車は走っていますか?
街中をゆっくりと進む路面電車は、乗るほうも見ているほうも何だか穏やかな気持ちになりますね。
そんな路面電車の別名である「チンチン電車」の日が8月の下旬にあります。
目 次
チンチン電車の日とは
「チンチン電車の日」とは毎年8月22日に定められています。
■意味
チンチン電車とは路面電車のことで、1903年の8月22日に東京電車鉄道が新橋~品川で営業を開始し、東京で初めて路面電車が走ったことから「チンチン電車の日」は制定されました。
日本初の路面電車は1890年5月4日に上野公園で開催中だった内国勧業博覧会の会場内でした。
その後1895年2月1日に日本で最初の一般道路の上を走る路面電車が登場。
これが京都電気鉄道の小路東洞院~伏見京橋間の路面電車でした。
チンチン電車という愛称の由来には実は諸説あり、その中でも有力な3つの説がこちら。
①車内の合図音にチンチンと鳴る音のベルを使っていた
②路面電車の前を人や車が横断して危ないときに警笛をチンチンと鳴らしていた
③イベントでチンチンと音を鳴らして登場していた
どれも説得力のあるものばかりですね。
ちなみに6月10日には「路面電車の日」もあり、「ろ(6)でん(10)」(路電)の語呂合わせから制定されました。
■由来
1903年8月22日に東京電車鉄道が新橋~品川で路面電車の営業を開始したことに由来しています。
■イベント
残念ながらイベントは見つかりませんでした。
電車の雑学
路面電車にちなんで鉄道の雑学をご紹介します。
【線路の砂利は何のため?】
線路に敷かれている砂利は何のためにあるのだろう?と疑問に思ったことのある人は多いのではないでしょうか。
実はあの砂利にはとても大切な役割があるんです。
列車の走行を安定させ、砂利と砂利の隙間が音を吸収して、線路周りの建物などに伝わる振動を軽減させてくれるのです。
また雨の排水を簡単にし、雑草がはえるのを防止する効果も。
昔は川から掘り出した丸い小石を砂利として使用していましたが、現在では川からの採取が禁止されているため、山から採ってきた角張った石を機械で細かく砕いて使用しています。
いつも見慣れている砂利にも、こんなに大事な役割があったのですね。
【青春18きっぷは18歳じゃなくても使える】
「青春18きっぷ」は名前から連想すると若者しか使えないきっぷなの?と思いがちですが、実は老若男女誰でも使えるお得な切符です。
特徴としては、旅客鉄道会社線(JR線)全線の快速・普通列車の普通自由席と宮島航路に一日乗り放題であること。
一枚の切符で5回まで利用できて1回あたりの有効期間は一日。
1人で使用する場合は5日間列車に乗り放題で、使用日は期間中であれば連続していなくても大丈夫です。
値段は大人も子供も同額の11,850円になります。
青春18きっぷで乗車できる主な列車は鈍行列車なので、のんびり車窓から景色をながめて時間を忘れた旅に出てみてはいかがでしょうか。
【路面電車の最高速度は40km/hに設定】
路面電車には「軌道法」という法律が適用され、それに基くと“最高時速は毎時40キロメートル以下、平均速度は毎時30キロメートル以下”と定められています。
それなら路面電車はいつでも最高速度の40km/hを出して走ってもよいのでしょうか?
路面電車は車と並走して道路を走るため、道路の最高速度が40km/h以下の場合は道路の最高速度を守る必要があります。
なのであくまで“最高”速度であって、いつでも出せるスピードではないということですね。
■まとめ
新幹線やJRのように県から県へと走る鉄道も楽しいですが、地域を走る街の風物詩であるチンチン電車に乗るのもまた違った喜びがありますね。
次に休みの日には、家族や友達とぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。
8月22日は何の日?誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります!