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国立競技場落成記念日とはいつ?意味や由来。東京オリンピック会場に

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「3月30日  国立競技場落成記念日」

■はじめに

新国立競技場建設へ向け、旧国立競技場は2015年、取り壊されてしまいました。

跡形もなく消えて久しい旧国立競技場に、思い出を刻んでいる人も多いことだろうと思います。

 

国立競技場落成記念日とは

1958(昭和33)年3月30日、東京の明治神宮外苑に国立競技場が完成して落成式が行われました。

一般には国立競技場として通用していますが、正式名称は「霞ヶ丘陸上競技場」です。

 

■国立競技場落成記念日の意味と由来

江戸時代の大名屋敷から明治の青山練兵場を経て、明治神宮外苑競技場が建設されたのが1924(大正13)年で、東洋一の本格的な陸上競技場でしたが、戦後「平和な日本の姿をオリンピックで世界へ示したい」との旗印の下、世界へ向けオリンピック招致声明を出しました。

その前段として1958年5月に「第3回アジア競技大会」を東京で開催することになって、オリンピック開催を見据えた新競技場の建設が決まりました。

 

国立競技場はわずか1年2か月の工期で完成し、記録速報の電光板や自動散水装置など、当時の先端技術が導入されています。

また、オリンピック前には、スタンドの拡張や聖火台の移設、夜間照明の改修などが実施されました。

 

そして、1964(昭和39)年10月10日から15日間、94か国が参加した第18回オリンピックでは、開・閉会式、陸上競技、サッカー決勝、馬術などが国立競技場で行われました。

 

その後、国立競技場は1968年から天皇杯全日本サッカー選手権が開催されるようになり、毎年元日の決勝戦が正月の風物詩にもなりました。

また、1976(昭和51)年からは全国高校サッカー選手権も開催され「高校サッカーの聖地」とも呼ばれていました。

 

このほか、ラグビーのトヨタ・カップや世界陸上も開催されましたが、2002(平成14)年のワールドカップでは、国際サッカー連盟が求める会場仕様条件に満たないため、決勝は横浜の日産スタジアムで行われました。

陸上競技でもレーンやサブトラックが現在の国際陸上競技連盟の規格に外れていることなど、いつの間にか古い競技場となってしまったようです。

 

■国立競技場落成記念日のイベント

落成記念日とは逆のファイナルイベントが2014年5月31日、

「SAYONARA国立競技場FINAL FOR THE FUTURE」

と題して開催され、往年のサッカー、ラグビー、マラソンなどの名選手が参加し、一般参加者とともに国立競技場との別れを惜しんでいました。

 

国立競技場落成記念日の雑学

▽あこがれのコンサート会場

国立競技場はスポーツだけではなく、コンサート会場としても使用され、アーティストたちのあこがれのステージでもありました。

今でこそ東京ドームをはじめ、さいたまスーパーアリーナ、日本武道館なども人気のステージですが、それまで国立競技場はアーティストにとっては高嶺の花といった存在でした。

 

今までに国立競技場での単独公演は、交渉に3年をかけた2005年のSMAPが最初で、DREAMS COME TRUE、嵐、L’Arc-en-Ciel、ももいろクローバーZ、AKB48までの6組しかありません。

AKB48の2日公演の2日目は、卒業が決まっていた大島優子の最終ステージでしたが、あいにくの荒天によって泣きの涙で中止となったのが印象深いです。

 

話が脱線したので戻しますと、ポール・マッカートニーのドタキャンなんてのもありましたね。

ドーム公演もいいですが、残念ながら花火をドンパチぶちあげることができないので、少し寂しい気もします。

 

ちなみに、最初のコンサートは1985(昭和60)年、吉田拓郎、チェッカーズ、松任谷由実らが集結したイベントで、1996(平成8)年にはルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスの「世界3大テノール日本公演」が開催されています。

 

▽聖火台

最新技術を駆使して建設された競技場ですが、競技場の象徴とも言える聖火台は、日本の伝統技術によって製作されました。

固辞する美術鋳物師の鈴木萬之助氏を拝み倒すこと数度、国を挙げてのオリンピックということで、喘息で68歳の萬之助氏は「生涯最後の仕事」として引き受けざるを得ませんでした。

 

しかし延べ130人で2か月間、精魂込めた作業は最終段階の鋳型の大破で水泡に帰す結果となり、萬之助氏は失意のうち8日後に亡くなってしまいました。

納期が1か月後に迫る中、3人の息子たちを中心に、父の無念を晴らすべく突貫作業で聖火台は完成しました。

聖火台は2014年5月末、半世紀余の役目を終えました。

 

■まとめ

新国立競技場の建設が始まるまでに多くのトラブルが発生しましたが、旧国立競技場の解体にあたっても、受注にまつわる黒い噂が飛び交っていました。

フェアプレーを尊ぶスポーツ施設建設くらいは、クリーンな心で関わってほしいものです。

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