■はじめに
まだ冬の余韻が抜けきれない3月から、4月に入るといよいよ本格的な春を意識するシーズンになります。
お住まいのエリアによっては、すでにお花見を楽しんでいるところも多いですよね。
そんな4月の始まりは、私達が生活する上で理解が求められる世界自閉症啓発デーです。
目 次
世界自閉症啓発デーとは
世界自閉症啓発デー(World Autism Awareness Day)は毎年4月2日にあります。
世界自閉症啓発デーが制定されたのは、2007年(平成19年)のこと。
国連総会において制定されました。
国際連合総会(United Nations General Assembly)は、基本的に全ての国際連合加盟国が参加する国際連合の主要機関の一つになります。
■意味
世界自閉症啓発デーは、世界中に対して正しい認識を持ってもらいたいという意味合いがあります。
そして、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われている日でもあるんですね。
日本でも、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について、広く啓発する活動が行われています。
具体的には、毎年、世界自閉症啓発デーの4月2日〜8日の1週間を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップなどの活動が行われています。
■由来
2007年12月18日に開催された国連総会において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」とすることが決議されました。
このことから、世界自閉症啓発デーは4月2日に制定されました。
■イベント
2011年(平成23年)から毎年、神奈川県横浜市にて【世界自閉症啓発デーin横浜】が行われています。
これは、世界自閉症啓発デーや発達障害啓発週間の取り組みを推進するため、実施しているというもの。
過去には横浜市立図書館でのパネル展や、よこはまコスモワールドと日産スタジアムの「LIGHT IT UP BLUE」が行われました。
支援者向け研修会や基調講演やシンポジウムなども行われたとのこと。
参加費は無料のものと有料のものがあり、2月〜4月にかけての開催となっていました。
ご興味のある方は事前にチェックしてみてくださいね。
他にも、4月2日にはあちこちで世界自閉症啓発デーをテーマとしたイベントが開かれています。
少し紹介しましたが、「LIGHT IT UP BLUE」は、いやし・希望・おだやかを表す「青」をシンボルカラーにして、世界各地のランドマークなどでライトアップイベントが行われています。
また、市役所や図書館、ショッピングモールでのパネル展示や発達を支援するおもちゃ展、啓発デーに関するラジオ放送が行われる地域もありましたよ。
世界自閉症啓発デーの雑学
世界自閉症啓発デーにちなんだ雑学をご紹介します。
□自閉症とは！？
自閉症は、生来性の脳の機能異常が原因と想定される発達障害です。
典型的な自閉症では、コミュニケーションの質的障害、社会性発達の質的障害(相互的対人関係の異常)、興味や活動の偏りの3つの特徴が見られます。
通常、3歳頃までに判断されることが多い障害です。
2013年(平成25年)頃からは、典型的で重症とされる自閉症から、比較的自閉症の特徴が軽い状態までを含めて「自閉スペクトラム症」という診断名が設けられました。
そのため、現在では自閉スペクトラム症という呼び方が一般的となってきています。
■まとめ
世界自閉症啓発デーについてご紹介させて頂きました。
なかなか理解されづらい自閉症ですが、自閉症の人達が生活しやすい社会は、みんなが幸せに生活できる社会につながるとも言えます。
自閉症の方やそのご家族にとっても心強い記念日と言えるのではないでしょうか。
毎年4月2日世界自閉症啓発デーには、関連イベントをチェックしてみたり、自閉症について考えてみるのはいかがでしょうか。
4月2日は何の日？誕生日の有名人や星座、花言葉・運勢・性格は
他にもおもしろい記念日がたくさんあります！