▪はじめに
みなさんはノーベル平和賞受賞者を訊かれたら誰を思い浮かべますか?
マザーテレサ、と答える人は少なくないと思います。
貧しい人たちの為に様々な活動をしたマザーテレサに関する記念日や雑学についてのお話です。
目 次
マザーテレサの日とは
マザーテレサの日は、毎年8月26日にあります。
マザーテレサの活動は、インドのカルカッタから始まり多くの貧しい人たちを救いました。
その功績を讃えて、彼女の生まれた日を記念日としたのです。
▪意味
マザーテレサの日は、貧しい人たちの為に生涯をささげたマザーテレサを讃え感謝するために制定されました。
▪由来
マザーテレサの日は、1910年8月26日にマザーテレサが生れたことに由来しています。
▪イベント
マザーテレサの日に因んだイベントは残念ながら見つけることが出来ませんでした。
マザーテレサの雑学
<マザーテレサが起こした「奇跡」があるって本当?>
マザーテレサは、1950年10月7日にローマ教皇庁の認可を受けて「神の愛の宣教者会」を創立しました。
「神の愛の宣教者会」は、貧しい人や病気の人のための活動することを目的とした団体でマザーテレサはリーダーとして精力的に活動をしていました。
その活動は世界中の人たちが関心を寄せて彼女を「聖女」として扱い、ノーベル平和賞を始めとする多くの賞が与えられたのです。
しかし、マザーテレサ自身は心臓病を患い1997年9月5日に87歳で亡くなりました。
マザーテレサの死後、彼女の業績を高く評価していた当時のローマ教皇ヨハネ・パウロ二世は、カトリック教において死後徳と聖性を認められた信者に与えられる称号である福者(聖人の一つ下の称号)・聖人を与えるための調査を開始しました。
聖性というのはいわゆる「奇跡」を起こす力を持っているということで、福者は1つ聖者は2つの奇跡を起こしたと認められなければ称号が与えられないという規定があります。
調査の結果、マザーテレサは2つの奇跡を起こしたと認められました。
1つは、1998年にインド人の女性モニカ・ベスラさんの胃にできた大きな腫瘍を消したという奇跡です。
モニカさんは34歳の時胃に腫瘍ができ、それは妊婦と間違えられるほどにまで大きくなっていたそうです。
重度の貧血も患っていたために手術することが出来ず治る見込みがないと診断されたモニカさんはマザーテレサが作った「死にゆく人のための家」に行きました。
そして治癒を願おうとその家の礼拝堂に入った時、マザーテレサの写真が見えたそうです。
モニカさんはその写真から自分に向かって一条の光が飛び出た様に感じ、体がマヒしたようにも感じたそうです。
そしてシスターたちによるお祈りが終わった後に眠り、目が覚めたら腫瘍が無くなっていたという奇跡が起こったのだそうです。
2つ目は、脳腫瘍を患ったブラジル人の男性の家族が2008年にマザーテレサに祈ったところ、男性が回復したという奇跡です。
これらの2つの出来事が奇跡として認められ、マザーテレサは2003年10月19日に福者として認定され、2016年9月4日に聖人として認定されたのです。
本来ならば死後5年経たないと列福・列聖調査を開始することが出来ない規定なのですが、マザーテレサはヨハネ・パウロ二世の強い希望から例外的に彼女の死後1年で調査が始まり、死後6年で福者に、死後18年で聖人に認定されたのは異例のスピードだったそうです。
<マザーテレサの大好物はチョコレート>
マザーテレサは、普段はカレーやナン・チャパティなどのインドのパン、野菜炒めや茹でたジャガイモなどインドの貧しい人たちと同じものを食べていました。
でも、好物はチョコレートだったそうで、歯医者さんに虫歯にならないように注意されたこともあったとか。
晩年も枕の下にチョコレートをいつも置いていて、自分の世話をしてくれるシスターたちにあげていたそうです。
聖女と呼ばれたマザーテレサもこんな可愛らしい一面があったのかと思うと、何だか親近感が湧きますよね。
▪まとめ
マザーテレサは、3回来日しています。
マザーテレサは日本に訪れた時、「どうして日本人たちは不幸な同胞たちを見捨てているのでしょうか。日本は物質的に豊かになったとしても、精神的に豊かになったと言えるのでしょうか。」と語っています。
日本人としてとても痛い所をつかれたように感じました。
また、愛は家庭から始まるとも言っています。
時にはマザーテレサの言葉を思い出し、家庭の中や近しい人たちの大切さを再認識したいものですね。
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